スキレットとは?使い方・お手入れ方法やおすすめモデルも紹介
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    調理器具・食器

    2024.11.08

    スキレットとは?使い方・お手入れ方法やおすすめモデルも紹介

    スキレットとは?使い方・お手入れ方法やおすすめモデルも紹介
    定番人気の調理器具「スキレット」を徹底解説! スキレットの魅力のほか、使い方、お手入れ方法なども紹介する。BE-PALが厳選したおすすめモデルも必見だ。

    スキレットとは?

    とむさん

    アウトドアライター

    愛知県在住、キャンプやトレッキング、スノーボードが好きな31歳。キャンプギアは徹底的に調べ上げて、後悔のないようにポチります。“好きなことを仕事に”をモットーにフリーランスライターとして活動中。

    スキレットとは、鋳造(ちゅうぞう)という方式で作られた、鉄製のフライパン。持ち手まで全てが、鉄で作られているのが特徴だ。厚い鉄で作られているため、焚き火や炭火のような高温の熱源でも、食材を焦がすことなく、美味しく調理することができる。

    一般的なフライパンよりも、管理の手間がかかるが、見栄えが良いうえに美味しく調理できる。お手入れを重ねるたびに油が染み込み、使いやすさも思い入れも増して行く。お気に入りの道具を長く使いたい、という方には、特におすすめのアイテムだ。

    ▼参考記事

    キャンプ初心者必見!スキレットを長く使うための簡単お手入れ方法を紹介!

    スキレットがひとつあれば、さまざまな料理が楽しめる

    スキレットはステーキ、ハンバーグ、ローストチキン(ビーフ、ポーク)など、肉料理が大得意。蓋をすれば無水調理も行なえるので、食材から出る水分で作ったスープをベースに、カレーやシチューなどの煮込み料理を楽しむこともできる。

    焼き上がりの見た目がいい羽根つき餃子なども、キャンプ料理の定番だ。チーズフォンデュやパエリア、ピザやガーリックトーストのほかパンケーキ、フレンチトーストなどスイーツ的なレシピも楽しめる。

    朝食には目玉焼きやオムレツを、昼食にちょっとおしゃれなメニューを。夜にはワインと一緒に豪快な肉料理&揚げ物を楽しんで、食後のおつまみには燻製といった、ひとつでさまざまなアウトドア料理を楽しむことができるのもスキレットならでは。

    ▼参考記事

    一家にひとつのマストアイテム!キャンプでおすすめスキレット完全ガイド

    シーズニングや使用後のお手入れ方法を解説

    シーズニングの方法

    ムスカリさん

    アウトドアライター

    経験ゼロスタートの2児の母キャンパー。アウトドアブログ“ブッシュクラフトLIFEWORK”を運営する傍ら、アウトドアインストラクターのアシスタントとしても活動中。アウトドアで人生が変わる!をモットーに子どもと一緒にファミリーキャンプ&ブッシュクラフトキャンプを満喫。焚き火とキャンプ飯、そしてモノづくりが好きで、アウトドアグッズを商品化するのが夢。

    鋳鉄製の調理器具に油を塗り込んで焼き付けることを、「シーズニング」と呼ぶ。スキレットを使う際にはシーズニングが必要になる。

    最近ではシーズニング不要のスキレットも多数販売されているが、シーズニングは継続してスキレットを使用していく上では欠かせない工程だ。一度覚えてしまえば簡単にできるので、スキレットを育てる楽しみを味わっていこう。

    シーズニングが必要な理由

    シーズニングが必要は理由は、主に以下3つの理由がある。

    まずは、サビ防止。スキレットは鋳鉄製。鋳鉄製のものは水との接触によりサビが発生しやすいため、シーズニングによってその表面を保護する必要がある。

    また、焦げ付き防止にもなる。適切にシーズニングされたスキレットは、その表面が滑らかになる。調理の際、食材がくっつきにくくなりストレスフリーに!

    さらに、料理の風味もよくする。シーズニングによってスキレットの表面に油が浸透すると、料理に深い風味を与えてくれる。スキレットを愛用していく上では、料理の質を向上させるためにも欠かせないのがシーズニングなのだ。

    必要なもの

    • スキレット
    • 自宅用コンロ(カセットコンロ)
    • キッチンペーパー
    • 植物油(サラダ油・オリーブオイル)
    • 食器用洗剤(中性)
    • たわし
    • 耐熱グローブ
    • クズ野菜

    家庭用のガスコンロでは、安全装置がついているためシーズニング途中で火力が弱まってしまうことがある。スムーズにシーズニングを行うためには、カセットコンロを使用するのがおすすめだ。

    クズ野菜は、キャベツなどの外側の葉や、人参やジャガイモの皮など普段捨ててしまう部分で十分。使用する油は、香りが強くないサラダ油・オリーブオイルなどがスキレットに香りが残らないのでおすすめ。

    1.スキレットを洗う

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    流水でしっかり洗う。

    まずはぬるま湯でスキレットを洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取る。 新しいスキレットを使用する場合は、ここで中性洗剤を使用して洗う。必要に応じて、たわしを使って、こびりついた汚れを落とす。たわしがない場合は、ナイロンスポンジでOK。

    食器用洗剤を使用するのは、基本的には、錆止めコーティングがされている購入後すぐの1度だけ。通常のメンテナンスとしてのシーズニングには、使用しないので注意しよう。

    2.スキレットを空焚きする

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    火にかける。

    続いて、中火でスキレットを加熱し、完全に乾燥させる。これにより、水分を完全に除去し、表面を均一な温度にすることができる。

    3.スキレットに油を塗る

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    ツヤっとしてくる!

    スキレットの内外に油を塗り、余分な油をキッチンペーパーで拭き取る。このとき、スキレットの表面が薄く油でコーティングされるように注意。

    4.再びスキレットを空焚きする

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    煙が出るくらい火にかける。

    中火でスキレットを加熱し、油を焼き付ける。この工程により油がスキレットの表面に浸透し、保護膜を形成する。中華料理を作る時に鍋から煙が上がるようなイメージで、スキレットからうっすら白い煙が出るまで行おう。

    5.スキレットを冷ます

    スキレットを火から下ろして冷ます。十分に冷えるまで触らないようにしよう。その後、スキレットの大きさにもよるが小さじ1~大さじ1程度の油を入れキッチンペーパーを使い、全体に塗りこんでいく。

    多すぎるとベトベトしてしまうので、「少ないかな?」くらいの量を入れて、足りなかったら油を足すのがおすすめ。油を塗っていくと、スキレットが黒光りしてかっこよく見えてくる。

    6.油を塗って冷ますまでの工程を繰り返す

    油を塗り込んで冷ます、までの工程を2~3度繰り返す。この工程を何度か繰り返すことで、スキレットの表面により油膜が厚くなり、丈夫な保護膜を形成してくれる。

    スキレットを使っていて「食材がこびりついて取れない!」と悩んでいる方は、特にこの工程を丁寧に行なってみよう。

    7.野菜くずを炒める

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    大根と、大根菜を使用。

    最後にスキレットを中火でしっかりと熱し油をひいたら、野菜くずをスキレットで炒める。多少焦げ付くまで炒めて大丈夫。これによりスキレットに残った余分な油を吸収してくれるので、スキレットの表面に油膜ができ、使いやすくなっていく。

    8.油を塗り込んで冷ます

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    シーズニング済みのスキレット

    クズ野菜を炒めた後は、油を塗り込んで冷ます。最後に油を塗り込んでスキレットを冷ますことで、表面を保護してくれる。

    これでシーズニングは完了。再度使用する際には、少量の油をスキレットに塗り込んでから調理を始めよう。

    ▼参考記事

    スキレットにシーズニングが必要な理由とは?やり方から注意点まで解説!

    使用後のお手入れ方法

    とむさん

    アウトドアライター

    愛知県在住、キャンプやトレッキング、スノーボードが好きな31歳。キャンプギアは徹底的に調べ上げて、後悔のないようにポチります。“好きなことを仕事に”をモットーにフリーランスライターとして活動中。

    スキレットは、調理の後にも簡単なお手入れが必要。まずは、スキレットが冷めるのを待ち、スポンジで水洗いする。続いて、シーズニングの際に行なったように、コンロなどで水気を飛ばし、油を塗り込む。

    シーズニングの際と異なる点は、基本的に洗剤を使用しないこと。なぜ洗剤を使用しないかというと、スキレットに施した油のコーティングが落ちてしまうのを防ぐためだ。油のコーティングが落ちてしまうと、焦げ付きやサビが発生しやすくなってしまう。どうしても洗剤で洗いたい場合は、洗剤で洗った後に、必ずシーズニング作業を行なおう。

    ▼参考記事

    キャンプ初心者必見!スキレットを長く使うための簡単お手入れ方法を紹介!

    スキレットの選び方

    スキレットの魅力は、熱伝導率&蓄熱性の高さ。その長所を活かすには、素材は鋳鉄を選ぶのがグッド。耐熱陶器製もあるが、耐久性においても鋳鉄の右に出るものなし。

    焚き火調理が可能なので、今まではキャンプ用のイメージが強かったが、最近はIHに対応しているタイプも多いので、自宅でも使えるというメリットも。オーブンでも使用できるので、場所や調理方法を選ばず、さらに汎用性が広がった。

    あとは、使う人数に合わせてサイズを選んだり、焚き火で使いたいなら取っ手の長いもの、蒸し料理がしたいならフタ付きのものなど、用途に合わせて選ぼう。

    ▼参考記事

    IH対応で日常使いもOK !食卓を彩りたくなる王道、鋳鉄スキレット7選

    BE-PALが厳選!おすすめのスキレット

    ブランド・商品画像販売サイト詳細情報
    価格

    LODGE(ロッジ)

    ロッジ スキレット 10-1/4インチ ディアーロゴ

    ¥6,050

    tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)

    「ほ」スクエアスキレット

    ¥5,478

    OIGEN(オイゲン)

    ピアット24cm

    ¥11,000

    PETROMAX(ペトロマックス)

    グリルファイヤースキレット 1ハンドル30cm

    ¥7,920

    UNIFLAME(ユニフレーム)

    スキレット7インチ&フタ

    ¥5,940

    LODGE(ロッジ) ロッジ スキレット 10-1/4インチ ディアーロゴ

    シーズニング済みですぐに使用可能。専用フタの裏は突起付きで旨みを閉じ込める。5mmの厚さで蓄熱性抜群。スキレットカバーは別売り。
    ●サイズ:直径25.7cm
    ●重量:2.54kg

    image

    裏にアメリカの野生動物をデザインしたワイルドライフシリーズ。


    tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 「ほ」スクエアスキレット

    魚焼きグリルに入る大きさで、家でも上火料理が楽しめる。鍋の底面には溝を施し、滑りにくい。
    ●サイズ:内寸幅24×奥行き16cm
    ●総重量:4.16kg

    image

    フタは裏返してフライパンとしても使用可能。凹凸加工で食材の余分な脂を落とせる。


    OIGEN(オイゲン) ピアット24cm

    シンプルなジャパンメイドのスキレット。ハンドルが着脱式で携行も楽々。五徳の上でも安定し、丸皿としても使える。
    ●サイズ:直径24cm
    ●重量:1.3kg

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    ハンドルはテコの原理で引っ掛けるだけでOK。はずせばオーブンでの調理もしやすい。


    PETROMAX(ペトロマックス) グリルファイヤースキレット 1ハンドル30cm

    焼き面が波状に成形され、キレイな焼き目をつけつつ、食材の余分な脂を落とし、ヘルシーに仕上げる。大人数対応のサイズ感。
    ●サイズ:直径30cm
    ●重量:4kg

    image

    ロゴマークのドラゴンを裏側に配した。1910年から続く、ドイツらしい厳つい紋章。


    UNIFLAME(ユニフレーム) スキレット7インチ&フタ

    手入れしやすい鉄で作られたスキレット。直径約18cmで耐衝撃性も高いので、ザックに忍ばせて山のおともに!ソロキャンにも便利。(Amazonのリンク先はエントリーセット)
    ●:重量約1.5kg

    ▼参考記事

    IH対応で日常使いもOK !食卓を彩りたくなる王道、鋳鉄スキレット7選

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