SOTO「カコム」シリーズの実力とは?北海道名物・セコマのジンギスカンを焼いてみてレビュー! | 調理器具・食器 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

調理器具・食器

2026.07.17

SOTO「カコム」シリーズの実力とは?北海道名物・セコマのジンギスカンを焼いてみてレビュー!

SOTO「カコム」シリーズの実力とは?北海道名物・セコマのジンギスカンを焼いてみてレビュー!
キャンパーの絶大な支持を得ている大ヒット商品「レギュレーターストーブ ST-310」と兄弟バーナー「レギュレーターストーブ Range ST-340」に待望のアクセサリ「カコム」シリーズが登場した。この注目シリーズの使い勝手を、アウトドアでジンギスカンを焼いて試してみた。
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「レギュレーターストーブ ST-310」と「レギュレーターストーブ Range ST-340」はガス缶を直結するため、安定感のあるデザインであっても大鍋やグリル、ダッチオーブンの使用は御法度で、ファミリーやグループで鍋を囲むには別途大鍋対応のバーナーが必要だ。

「カコム ベーススタンド」と「レギュレーターストーブ Range ST-340」

ところがこの春、大型の遮熱板を搭載した専用五徳「カコム ベーススタンド」が登場したことでダッチオーブンの使用が可能となったのだ。

おまけに「カコム ベーススタンド」と相性のよいグリルや大鍋も充実。収納性に優れたシングルバーナーを家族3〜4人のメインバーナーとすることが実現した。

カコムシリーズのおでん鍋を載せたところ、「カコム ベーススタンド」を使うことで五徳から浮き、ガス缶との距離が広がっている。ほかのプレート類も同様だ。

バーナー本体の遮熱板をすっぽり覆っている

距離を取るだけなら市販の五徳でもいいように思うが、「カコム ベーススタンド」はバーナーの五徳部分から本体遮熱板まで、すっぽり覆うほど大きな遮熱板が採用されている。

バーナー本体の五徳はガス缶の上のみカバーしており、横方向は無防備。そのため市販の五徳に大鍋を載せた場合、はみ出た鍋底からの熱で天板にダメージを与える危険が高い。また、脇からの熱がガス缶に影響しないとも限らない。

「カコム ベーススタンド」はこうした不安を払拭し、安全に使えるようになっている。しかも、専用のおでん鍋やグリルだけでなく、はみ出ないサイズであればダッチオーブンや手持ちの鍋を載せて調理できるのだ。

「カコム」シリーズのおでん鍋、グリルプレート、たこ焼き器、ジンギスカン鍋。写真にはないがSOTOらしくスモーカーもラインナップしている

シリーズに仲間入りした調理器具は全5種類。

普通の鍋やダッチオーブンは手持ちのものを使えるので、仕切り板付きのおでん鍋、スモーカー、そして通常の鉄板ではなくジンギスカン鍋や水を注いで煙をおさえるグリルプレート、たこ焼き器といった変わり種ぞろいとなっている。

今回は「カコム ジンギスカン鍋」で、シリーズの使い勝手がどんなものなのか試してみた。

北海道旅に欠かせないジンギスカンで使い勝手を確認

個人的北海道みやげの大定番、セイコーマートの「味付ラム ジンギスカン」

ジンギスカン鍋を選んだのは、ローカルコンビニ「セイコーマート」のジンギスカンは、北海道を訪れるたびに購入するほど気に入っていて、今年も6月に北海道に上陸してジンギスカンを手に入れたため。

バーナーの操作性は問題なし

「カコム ベーススタンド」は脚を開いて、遮熱板をパチンとはめ込み、バーナーの五徳にあうように組み合わせれば準備OK。点火スイッチや火力調節つまみの操作性が悪くなるなんていうことはない。

薄く油をひいて、野菜と軽く汁を切った肉を載せる

「カコム ジンギスカン鍋」に野菜と肉を載せて点火。中火にすると、ジューッといい音が響き、ニンニクだれの甘辛い香りが広がる。

鍋全体がバーナーから離れていて、さらに中央がこんもり盛り上がったジンギスカン鍋だが「レギュレーターストーブ Range ST-340」の火力があれば効率よく熱がまわる。

鍋がしっかり固定されていてズレ落ちる心配不要

生ラムならフライパンやスキレットでもいいが、たれに漬け込んだ肉の場合、フライパンで焼くと漬けだれを切ったつもりでも肉のまわりにたれが溜まって煮たようになってしまう。

その点、ジンギスカン鍋なら漬けだれが多少混じっていても脂とともに周囲に流れ落ちるので肉が香ばしく焼け、気分があがる。

「カコム ジンギスカン鍋」を使えば肉も野菜も主役になる

ジンギスカン鍋の裏表全面にPFOAフリーのフッ素樹脂加工をほどこしているため五徳からズレ落ちないか心配になるが、みんなで肉をつついてもジンギスカン鍋がズレることはなかった。

写真のグリルプレートやたこ焼き器、ジンギスカン鍋はすべて「カコム ベーススタンド」にすっぽり収まるよう段差がある。ちなみにX型の切れ込みがあるおかげで「レギュレーター2バーナー GRID」の五徳にフィットする

「カコム」シリーズの調理器具はすべて「カコム ベーススタンド」縁に引っかける仕組み。ちょっとやそっとではズレ落ちないのはこのためだ。

手入れしやすいが、野菜が少なくなると肉が周囲に滑り落ちてしまう

PFOAフリーのフッ素樹脂加工のおかげで汚れ落ちは非常にいいが、焼いているさなかの肉も滑り落ちやすくなる。

これが欠点のようにも思えるが、香ばしさを損なうことなく肉を焼くためには野菜で滑り落ちをガードすればいい。そうすることで肉のうまみをまとった野菜をもりもり食べられる。これぞジンギスカンの真骨頂。

ジンギスカン鍋にとって、するする滑るフッ素樹脂加工は決して欠点ではないのだ。

野菜より、香ばしく焼いた肉をたっぷり食べたいならほぼフラットな「カコム グリルプレート」で焼く方がいいだろう。

なお、SOTOを展開する新富士バーナーによると、シリーズの中では「カコム おでん鍋」の注目度が高いとも。秋口にはあらためて「カコム おでん鍋」の使い勝手を試してみたい。

シングルバーナーの可能性が広がる

細かな溝に残る脂は冷え固まると取り除きづらいので、ペーパーでの拭き取り必須

SOTO「カコム」シリーズがあれば、ソロ&デュオ向きの「レギュレーターストーブ ST-310」や「レギュレーターストーブ Range ST-340」が、ファミリーやグループで料理を囲むための卓上こんろにトランスフォーム。

人数に応じてバーナーを使い分けする必要がないので増え続けるギア収納問題も解決する。使い勝手のよいシングルバーナーの可能性が広がる名脇役の誕生だ。

【問】新富士バーナー 

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大森 弘恵さん

ライター

フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。

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