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パッカブルの魅力
パッカブルとは、本体のポケットなどに本体全部を小さく折りたためるタイプのアイテムのこと(別にスタッフサックなどの収納袋が付属する場合は、パッカブルとは呼ばない)。英語で「パックができる」という意味の「Packable」が由来といわれている。
パッカブルの魅力は、かさばらず荷物を少なくでき、急な雨などでサッと取り出せるところだ。アイテム自体に収納袋が付いているため、使わないときは手のひらサイズなどへとコンパクトに収納できる。使う確率の低い万が一のためのアイテムや、かさばりやすいアイテムをパッカブルにすると便利だ。
アウトドアシーンだけでなく、ビジネスシーンでも十分活躍してくれるだろう。急な雨天時に着られるレインウェアは、いざというときの備えとしても重宝する。
▼参考記事
パタゴニア(Patagonia)
Patagonia(パタゴニア) フーディニ・ジャケット
トレランやマウンテンバイクなどの激しいアクティビティーはもちろん、旅行や普段使いにも気軽に携帯できる超軽量ジャケット。シンプルなデザインながらフィット感の高いフードを備える。素材には100%リサイクルナイロン・リップストップを使用し、軽度の水分を弾く有機フッ素化合物(PFC/PFAS)不使用の耐久はっ水加工済み。(リンク先は別カラー)
●重量:105g
●ファブリック:リサイクルナイロン100%
向こう側が透けるほど薄いこのシェルを初めて見たときの衝撃を僕は忘れない。当時の商品名は『ドラゴンフライ』つまり「トンボ」といった。その名のとおり生地はトンボの羽のように薄く、いまにもスイスイと空中を飛び回りそうだった。
その後トンボは2004年に透湿性と収納性を改善し『フーディニ』と名前を変えた。以来パタゴニアの大定番製品として多くのアウトドアズパーソンに愛され続けている。
最大の魅力は着ていることを忘れてしまうほどの軽さだ。重量はわずか105gしかなく、収納すると掌にのるほど小さくなる。そして着心地がとてもいい。肌ざわりがサラサラしていてナイロン製シェルにありがちな、ペタペタと肌に張り付く気持ち悪さがないのだ。この20年間にはもっと高密度でもっと軽いライバル製品もたくさん登場したが、軽さと着心地のバランスでフーディニを上回る製品はなかなかないと思う。

左胸のジッパーポケットにたくし込んでコンパクトに収納できる。持ち歩きやすいようにデザインがよく練られていて、カラビナループも備える。

格子状に配置された繊維がカギ裂きの拡大を防ぐ「リップストップ」素材。この格子柄の糸が3本ずつ配置されていて高い強度と独特のハリ感を創出。

フードは簡易的なものではなく、しっかりと頭部にフィットさせながら左右の視界も確保する本格的なもの。アジャストコードで調整ができる。
▼参考記事
Patagonia(パタゴニア) マイクロ・パフ・フーディ
超軽量のシェルと中綿「プルマフィル」を採用し、軽量化を実現した化繊綿ジャケット。独自のキルトパターンで、ダウンのように暖かい。DWR加工(耐久性撥水コーティング)により多少の雨や雪をはじいてくれる。アウターやミドルレイヤーとして、冬以外では非常用の防寒着としても便利。
ダウンに負けない軽さ

重量はわずか252g。
初めてマイクロ・パフ・フーディを手にして驚いたのは、その軽さ。 ダウンジャケットと比べて重いとされる化繊綿ジャケットだが、筆者私物のマイクロ・パフ・フーディ(メンズXS)は実測で252gだった(HP公式では298g)。ある国内メーカーの軽量ダウンジャケットが約240gなので、それに引けを取らない軽さだ。
ダウンのような暖かさ

中綿のプリマフィルと独自のキルトパターンで高い保温性を実現。
中綿のプルマフィルは、軽量かつ保温性が高い特徴を持つパタゴニア独自の素材。この中綿のおかげでマイクロ・パフはパタゴニアの製造史上、重量に対して最も優れた保温性を達成している。
さらにその保温性能をあげているのが、ウェア内の空気を循環させる独特のキルトパターン。マイクロ・パフ・フーディの暖かさはダウンジャケット同等、もしくは超えていると言っても過言ではないレベルだ。
コンパクトにパッキング可能

パッキングするとコンパクトになる。
マイクロ・パフ・フーディは左のポケットに本体を収納することで、非常にコンパクトに持ち運ぶことができる。パッキングした大きさは、実測で横25cm×縦15cm×厚さ7cmと、500mlのペットボトル2本分程度。バックパックに入れてもさほど邪魔にはならないサイズだ。
▼参考記事
Patagonia(パタゴニア) トレントシェル3L・レイン・ジャケット
表地に100%リサイクルナイロンを採用した高い耐久性を持つ3層構造の生地を使用。縫製はフェアトレード認証工場で。熱がこもりやすい脇部分にはベンチレーションを装備しているのもポイントだ。

ポケッタブル収納が可能。
シンプルなデザイン、独自の防水透湿素材の快適性、手の届きやすい価格などから複数着所有という人も。100%リサイクル素材で作られ、環境負荷軽減で業界を牽引している。製造段階から環境負荷を考えた一枚。
▼関連記事
ナンガ(NANGA)
NANGA(ナンガ) MOUNTAIN LODGE DOWN HOODIE JACKET
アームホールを太めに設定し、立体的なカッティングとパターンワークにより腕まわりの可動域を確保。左前身頃の内ポケットにジャケットを収納できるパッカブル仕様。
●素材:10dnリサイクルナイロン10dnリサイクルナイロン、ダウン/SPDX ・ ポーランド産グースダウン 93-7%(860FP)100g
▼参考記事
カリマー(karrimor)
karrimor(カリマー) ultra feather jkt (ウルトラ フェザー ジャケット)
パッカブル仕様で携行性に優れたコンパクトライトダウンジャケット。表裏ともに通気性の高い素材「PERTEX QUANTUM AIR」を採用し、軽量でありながらもダウンの保温性能は1000フィルパワーを誇る。
▼参考記事
エル・エル・ビーン(L.L.Bean)
L.L.Bean(エル・エル・ビーン) マウンテン・クラシック・アノラック
ナイロン性の生地を使用した機能性抜群のアウター。急な雨にも対応できる耐水性があり、洗濯機での丸洗いも可能。本体腹部のカンガルーポケットにコンパクトに収納することができる。(リンク先は別カラー)
優れた耐水性能

見ての通りの撥水性。多少の雨であれば、染み込むことはない。
ナイロン糸は非常に高密度な為、水分や風を通しにくいという特徴があり、耐水性能に優れている。マウンテン・クラシック・アノラックを着用していれば、1mm程度の降雨量ならしばらく傘を差さずにいても、問題ない。
筆者の場合、設営・撤収時の小雨や、キャンプサイトとトイレなど短距離の往復などのシチュエーションでも、インナーウェアが濡れることはなかった。
小さくまとめて、持ち運びにも便利

大きさは2Lのペットボトルよりひと回り小さい程度。

カンガルーポケット。デザインとしても非常におしゃれだが、機能性にも一役買っている。
本体腹部にはカンガルーポケットがデザインされている。当然ポケットとして小物を入れる事もできるが、このカンガルーポケットを利用して、ウェア自体を小さくたたむことができる。

服を畳んだら、あとはカンガルーポケットで全体を包み込むように裏返すだけ。
▼参考記事
L.L.Bean(エル・エル・ビーン) ウルトラライト 850 ダウン
撥水性と復元性を誇る850フィルパワーのダウンテックダウンを使用。軽さと暖かさに思わず感動してしまう、アウトドアに最適な一着だ。パッカブル仕様で持ち運びにも便利。
▼参考記事
ロゴス(LOGOS)
LOGOS(ロゴス) アネモスシェル
撥水性・防風性・携行性をバランスよく兼ね備え、普段使いからアウトドアシーンまで幅広く活躍するジャケット。同社が誇るハイスペックテント「LOGOSプレミアムライン」と同等の防汚・超撥水加工で雨水を弾く「アネモスシェル」は、ポケッタブル収納で軽く、持ち運びも楽々。LL〜XSサイズのユニセックスと、40〜100のキッズサイズが展開されていて、家族でのおでかけにぴったりだ。
カラフルでおしゃれなジャケット「アネモスシェル」最大の特徴は、日本製高機能素材「メイプルクロス」を採用した点だ。
メイプルクロスは、国内トップレベルの技術を持つテキスタイルメーカー「丸井織物」との共同開発により誕生、LOGOSが誇るハイスペックテント「LOGOSプレミアムライン」と同等の防汚・超撥水加工で雨水を弾くことができる。
ジュースやケチャップをこぼしてもサッと拭き取れるほどの高い防汚・撥水性能で、お手入れが簡単。50回の洗濯後も撥水度3級以上の撥水力をキープするというから、撥水力の持続力もなかなかのものだ。
軽量コンパクトな素材ながら、シレー加工による防風効果がある点も見逃せない。

カラフルでおしゃれなアネモスシェル。
「アネモスシェル」は家族で楽しめるジャケットとして、おとなと子どもの使い勝手の違いにも配慮して設計されている。
大人用は襟ぐり部分に縫い付け、キッズ用は単体で平ゴムが付いており、小さく畳めるポケッタブル仕様で、気温差のある日や急な雨などに備えて持ち運ぶときに便利だ。

大人用は襟ぐり部分に縫い付け、キッズ用は単体で付属する平ゴムでコンパクトに収納可能。
大人用の裾とフードにはドローコードが、袖口には面ファスナーがついており調節も可能。キッズサイズは、安全面を考慮してフードは着脱式になっているほか、袖口の面ファスナーやフードのドローコードも付いていない。

大人用の裾とフードにはドローコード、袖口には面ファスナー付きで調節可能(画像はおとな用)。
▼参考記事
マウンテンハードウェア(Mountain Hardwear)
Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア) スレショルドジャケット MEN’S
止水ジップ、ベンチレーション、面ファスナーで調整できる袖口、パッカブル可能など、便利な機能がひと通りそろっているのが◎。マウンテンハードウェアのブランド独自の防水透湿素材であるドライQを採用。高い防水透湿性はもちろん、長年の使用でも機能が劣化しにくいのが特徴だ。

ベンチレーションで換気すればあっという間に内部の蒸れから解放される。
▼参考記事
Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア) チョックストンアルパインLTフーデッドジャケット
軽量で耐摩耗性の高い4ウェイストレッチ素材を採用することで、動きやすさと耐久性を両立。二重織りの構造で肌離れしやすく、快適な着用感を持続できる。内側にはジッパー付きポケットとドロップボックスがついていたり、ハンドポケットに収納可能なパッカブルデザインになっていたりと、随所に工夫が見られる。
●重量:489g(M サイズ)
●素材:チョックストンライトダブルウィーブソフトシェル(ナイロン88%、ポリウレタン12%)、UPF(紫外線保護指数)/ UPF 50、ピーファスフリー
▼参考記事
ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) メンズ ストームラインストレッチ レインシェル
脇下にゆとりのあるデザインで動きやすく、ベンチレーション付きなので、大汗をかいても蒸れを一気に放出。パッカブル仕様なのも◎。ブラックダイヤモンド独自の防水透湿素材BDドライを採用。また、メインに使われているファブリックはストレッチ素材を合わせているため、動きやすいのが特徴だ。

ストレッチ性のある生地はゴワつかず、ソフトシェルのような使いやすさ。
▼参考記事
アウトドアリサーチ(Outdoor Research)
Outdoor Research(アウトドアリサーチ) フォーレイ2ジャケット
ジッパーが開くベンチプレーション「トルソフロ」は、体内の余分な熱を逃すのに効果的。同時にポンチョのようにもなるので、ウエストベルトをジャケットの下で装着することができ、ポケットを有効的に利用することも可能となる。腰部分の左側ポケットはパッカブル機能付き。必要のない時には小さく収納する事ができるので、バックパックなどに1つ入れておけば心強い。
同社のベストセラーがマイナーチェンジ。左胸のジップが斜めになることで開け閉めがしやすくなったり、以前はダブルジッパーだった中央のジッパーがシングルに変更になるなど、機能性がアップした。さらに肩回りのデザインや前面の身ごろ部分の生地をそれぞれ見直すことで、よりスッキリとしたデザインになっている。
▼参考記事
フーディニ(HOUDINI)
HOUDINI(フーディニ) メンズ カム アロングジャケット
防風、軽量、耐久性に優れたリサイクルナイロン「Rise Ripstop」を採用。耐久撥水加工も施され、天候の急変に備えて常時携帯するのに適したモデル。ヘルメット対応のフードを装備。(リンク先は別カラー)
●重量:(L)128g

チェストポケットに収納できるポケッタブル仕様。収納時のサイズは、約14.5×12cm。
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