
CONTENTS
※料金等の情報は取材時のものです。最新の料金・情報などは各キャンプ場のHPをご確認、またはお問い合わせください。
快適なコテージのあるキャンプ場
小田急山中湖フォレストコテージ
住所:山梨県南都留郡山中湖村平野491
テントサイト:43
その他の宿泊施設:24棟
モデル料金:4,300円~
薪ストーブ付きオシャレコテージでゆったり
50年以上の歴史があるキャンプ場だが、時代のニーズに合わせてリニューアルを重ねていて、今も昔も変わらない人気を誇っている。敷地は国道413号線をはさんで、湖畔エリアと森林エリアに分かれ、それぞれテントサイトとコテージがある。薪ストーブを備えた「ヒュッゲコテージ」「ドッグランコテージ フィーカ」があるのは、森林エリアだ。
室内は北欧風のシンプルなインテリアで、キッチン、トイレ、シャワーが備わり、調理器具、食器、電子レンジや冷蔵庫などもそろっている。また、キッチンの窓を開けると目の前に屋根付きテラスのバーカウンターがあるので、料理や飲み物の受け渡しが容易。テラスで食事をする際に便利と大好評だ。
宿泊棟のバリエーションは多く、ドッグラン付き、シンプルなログバンガロー、湖畔に立つ高床式など、さまざま。森林エリアのテントサイトは少々狭いが、木々に囲まれ静かに過ごせるのは魅力的だ。湖畔エリアはトイレ棟の新設や区画整理などして2023年にリニューアルされ、区画も広め。一部サイトからは、雄大な富士山を望むことができる。

ヒュッゲコテージは全4棟。野外に21㎡の大型テラスが付属。

室内は43㎡。寝室もある。

薪ストーブには安全のためにガードを常設。
ドッグラン付きも!
「ドッグランコテージ フィーカ」でも薪ストーブが楽しめる。専用ドッグランはウッドチップ、室内床は防滑コーティングだ。全3棟。
コテージは多種多様!

大人数向けのテラスコテージ。敷地内でも高い場所にある。20,900円~。

ドッグランコテージ ルオント。25,850円~。

シンプルなログバンガロー。11,550円~。
湖畔エリア

湖畔エリアの炊事棟。温水も利用できる。

湖畔オートキャンプ富士山ビューサイトは絶景。9,900円~。
森林エリア

森林エリアのオートサイトは、広葉樹に囲まれ落ち着いた雰囲気。

1サイトの広さはまちまち。1区画はおおむね40~60㎡。ソロ向けのサイトは約35㎡。

清潔な炊事場。
子供用トイレあります

童話に出てきそうな子供用トイレ。
サービスも充実!

売店には定番品に加え、レアなアイテムも並ぶ。

レンタル品も充実。

お風呂は無料。利用時間は9:00~11:30、15:00~18:00。
▼参考記事
ブナの森キャンプ&コテージ
リピーターに愛される森の中の小さなキャンプ場
35年ほど前、広葉樹の森を開拓してテントサイトからスタートした手作りのキャンプ場。その後、ハンドメイドでログの宿泊棟を増やし、現在は7棟のうち5棟で薪ストーブが楽しめる。薪ストーブの利用料は不要だが、煙突保護のため、薪は受付で販売している薪(1束600円)を使用のこと。
テントサイトは車の乗り入れOK。周囲はブナをはじめとした広葉樹に囲まれているので、新緑(4月半ばから)や紅葉も美しい。また、標高が920mと高く、すぐそばを清流が流れているので、避暑にもおすすめだ。

グリーンハウス檜2。

グリーンハウス檜2の室内。トイレ、流し台と台所用品一式、冷蔵庫、炊飯器、布団もある。

テントサイトは4,400円~。ソロは2,600円。
▼参考記事
PICA富士西湖
焚き火が楽しめるトレーラーやコテージなど、宿泊棟にバリエーションが多いのもうれしい。設備は温水の出る炊事棟、大浴場など充実。レンタル品や売店も豊富で、ダッチオーブン食材や焚き火料理向け食材などの予約も可能なので、スノーキャンプ初心者でも安心だ。周辺はつねに積雪があるわけではないが、寒さはハンパない。夜~朝は氷点下は当たり前なので、冬場の防寒対策は念入りに!
冬ならではのスローな夜を静かに楽しめるよう、フロントに近いエリアに冬季&週末限定のソロサイトが開設されるほか、大きな焚き火を囲んで過ごせるイベント開催などもある。ドッグラン付近のスカイフィールド以外ならテントサイトとして利用可能。

ファイヤーピット付きトレーラーコテージ「Fire Base・TAKIBI」。23,000円~。

冬季&週末限定ソロ専用サイトは全6サイト。1,500円。

焚き火で盛り上がるイベントも開催。

トライポッド&吊るし鍋がセットになった焚火ジビエ鍋は5,800円。
▼参考記事
温泉を満喫できるおすすめキャンプ場
ほったらかしキャンプ場
ほったらかしキャンプ場は、全サイトで夜景から眺めを楽しめる。お勧めは「頂上サイト」「横浜サイト」。キャンプ場から徒歩5分のほったらかし温泉は日の出1時間前に開く。富士山、日の出、もう……完ぺき!

ほったらかし温泉。
▼参考記事
未完の里キャンプ場

甲府盆地の夜景を一望! 15:00ごろ~20:30、7:00~11:00ごろまで入り放題。
営業:通年
予約:2か月前より(連泊の場合は3か月前より)
テントサイト:8
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:15,000円~(温泉入浴料込み)
敷地内にキャンパー専用の源泉かけ流し温泉を開設
キャンパー専用の温泉棟には、広い脱衣所、ドライヤーの備わった洗面台、シャワー付き浴室、そして甲府盆地や富士山まで見渡せる広~い露天風呂。さらに湯船が2つもある!7サイトしかないから、混雑とは無縁だ。
じつはここ、源泉があったため、当初は会員制温泉施設を目指して整備を進めていたが、近所にある夜景で大人気の「スリーストーンキャンプ場」のアドバイスや協力もあり、キャンプ場としてオープンすることにしたという。
テントサイトは道路を挟んで温泉棟のあるエリアに1~4番、反対側に5~7番サイトがある。どのサイトからも夜景を眺められるが、ファミリーにはトイレや炊事場が近い1番、夜景を楽しみたい人は6番が人気。利便性を高めるために、5~7番サイト側にもトイレと炊事場を増設予定だ。利用料金は安くはないが、敷地内に入り放題の温泉があり、温泉からもサイトからもうっとりするほどの夜景を見られる環境は、日本で唯一かもしれない。

男女別露天風呂。大きな湯船が2つある。手前の露天風呂には屋根が付く予定だ。

広い浴室には6基のシャワーがある。シャンプーやボディーソープも常備。

脱衣所も広い。キャンパー専用なので混むこともない。

毎分約200Lと湯量豊富。循環なしの源泉かけ流しだ。

10名まで利用できる7番サイトからの眺め。

クルマの乗り入れOK。電源は別途1,000円。幼児・未就学児は利用不可。

区画は約12m×9m。地面が硬いので鍛造ペグがおすすめ。ない場合は管理棟で貸してもらえる。

1~4番サイトの脇にある炊事棟。2024年春には5~7番サイトにも炊事棟を増設。

お湯が出るので冬も快適。

甲府盆地を一望できる場所には休憩所も設けられている。

管理人が24時間常駐なので安心だ。

薪も販売している。バケツ1杯600円。
▼参考記事
人気の夜景も!景観が楽しめるキャンプ場
黒坂オートキャンプ場
甲府盆地を一望できる夜景サイトが人気
山を切り拓いて整備したキャンプ場で、標高500mに位置。サイトの一部からは新日本三大夜景ともいわれる甲府盆地の夜景を眺められる。地形を活かして作られたテントサイトは、夜景サイト、林間サイト、自然満喫サイト、プライベートサイトなど、バリエーション豊富。
各サイトの特徴をHPで紹介しているので、事前にチェックして予約を入れよう。設備はトイレ、炊事場(一部温水)、ゴミ捨て場など、必要十分。フルーツ公園やほったらかし温泉など、クルマで30分圏内にも夜景スポットが点在している。

広葉樹が多いので、林間サイトでは紅葉も楽しめる。

第2キャンプ場の炊事棟では温水が利用できる。

清潔なトイレ。
▼参考記事
八ヶ岳Air-ground
営業:通年
予約:5か月前より
テントサイト:15
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:6,000円~
2022年4月に誕生したアットホームなキャンプ場。15区画あるオートサイトは100㎡以上と広々。南アルプスと八ヶ岳の眺望が美しい、八ヶ岳を一望できるサイトのほか、夏も涼しい木陰サイトなど環境はさまざまで、予約時に好みのサイトを指定できる。
温水が使える炊事場や温水洗浄便座付きトイレなど、設備も十分。木立の中には子供向けのアスレチック広場もある。近隣に日帰り温泉施設が多いのも嬉しい。
直射日光を遮る木陰のサイトもある。
空気が澄み、美しい星空が楽しめる。
▼参考記事
オートキャンプ牧場チロル
営業:4月中旬〜11月中旬
テントサイト:32
その他の宿泊施設:なし
モデル料金:6,000円
標高800mにある草原のキャンプ場からは、南アルプスや八ヶ岳が見渡せる。芝生広場ではバドミントンなど、夏は見応えのある滝つぼ(車で約20分)にて涼を、秋は素晴らしい紅葉を満喫できる。
▼参考記事
薪ストーブや焚き火が楽しめるキャンプ場
昇仙峡オートキャンプ場

焚き火は冬キャンの主役。炎を眺めながらリラックス。日ごろの疲れをリセットしよう。
営業:通年
予約:利用日の60日前より
テントサイト:25
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:7,000円~
全サイトAC電源付きで寒い時季も安心!
国内屈指の渓谷美を誇る自然豊かな昇仙峡エリアに立地。森だった場所を切り開いたサイトは棚田状にレイアウトされていて、全サイトAC電源付き。広さは3タイプあり、オートサイトA(約50~59㎡)、オートサイトB(約60~79㎡)、オートサイトC(約80~120㎡)となっている。地面はフラットで白州砕石が敷かれ、ペグの利きも良い。
また、スタッフがゴミを取り除き、熊手で地面をならしているので、見た目も美しい。設備は温水が利用できる炊事場、温水洗浄便座付きトイレ、無料のシャワーと必要十分。炊事場には洗剤や清潔なスポンジもそろい、ピカピカ。「うちは絶景というわけでもないし、設備充実型でもないので、清掃や整備にはとくに気を配っています」と、キャンプ好きの管理人、小泉翔太さん。

広葉樹の薪は800円。

端材の薪は400円。

キャンプ好きが高じて管理人になった小泉翔太さん。頼もしい存在だ。

炊事場ではお湯が使える。洗剤や清潔なスポンジも常備。
掃除が行き届き快適!

トイレは土足NGと土足OKの2種類。温水洗浄便座付きだ。
子供の遊び場も!

場内にはスラックラインやブランコなど、自然を生かした遊具も備え付けられている。

ソロからファミリー向きまで広さは3タイプ。全サイトでWi-Fi利用OK。

地面には甲斐駒ヶ岳の麓で採取された、白州砕石という白い砂利が敷かれている。

スタッフが熊手で整備。

7~10番サイトからは甲斐駒ヶ岳もチラリ。サイトのリクエストも可能だ。
▼参考記事
琴川キャンプ場
営業:通年
予約:3か月前の1日より
テントサイト:16
モデル料金:6,000円~(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
山梨市を流れる琴川の中流に2022年7月に誕生。元は荒れ地だったが、現管理人の大東壽さんらが野営をする様子を見て、土地の所有者がキャンプ場にすることを決意。2021年10月から手作りで整備を始めた。
テントサイトは、ファミリー向けのいちょうサイト、少人数向けのさくらサイト、ソロやデュオ向けの林間サイト、グループ向けサイト、ドッグランサイトの5タイプ。林間サイト以外はクルマの乗り入れも可能だ。
設備は水場、温水洗浄便座付きトイレ、シャワーのほか、ドラム缶風呂やサウナもある。
廃棄予定の木製パレットを切断し、土・日曜限定で薪として無料で提供。
トイレやシャワーも新しく清潔。
サウナ琴川を併設。大人1名1時間2,000円。
▼参考記事
水辺のイチオシキャンプ場!アクティビティも景観も◎
全国を旅するプロと『BE-PAL』がおすすめする、「水辺のキャンプ場」を紹介しよう。
西湖自由キャンプ場
水辺といえば、釣り&カヤック三昧でキマリ!
知る人ぞ知る、西湖でもっとも歴史のあるオートキャンプ場。西湖を一望 できる。キャンプ場隣には日帰り温泉もある。
「プライベートでもイベントでもよく訪れるキャンプ場。なんといっても、すぐそこに湖があるテントサイトが魅力ですね。水辺といえば、昔から釣りキャンプ(主にフライフィッシング)が目的で、オイカワからシイラまで淡水も海水もやりますが、いまはカヤックに夢中なので、カヤックを持ち込みたい。愛機はフジタカヌーのアルビナ1-480。フィッシングカヤックもいいですね。今年の夏は海のそばのキャンプ場を掘り起こしたい。」

5月のイベントではワインバーを出店。各国を代表する、9か国18種類のワインを並べた。
四尾連湖 水明荘キャンプ場
周囲1.2kmの小さな山上湖でプライベートキャンプ場の気分を
炊事場とトイレのみのシンプルなキャンプ場だが手付かずの自然が残された、野趣豊かな雰囲気がなんともいえずにいい。
「デイキャンプを入れると、ほぼ毎年のように行ってるお気に入りのキャンプ場。四尾連湖の周りに2 か所キャンプ場があり、駐車場から対岸のテントサイトまで、湖畔をぐるりと500mほど半周する。湖には流れ込む川もなく、湧水だけでできているので、大きな水たまりのような錯覚に陥る。水の透明度が高く、ライフジャケットをつけて、プカプカ浮いているだけでも気持ちいい。息子とカブトムシも捕ったなぁ。」

山荘と駐車場がある、対岸からキャンプサイトを見た眺め。まるで鏡のような湖が美しい。
本栖レークサイドキャンプ場
気の向くままに行ける予約不要の自由な感じがいい
全域フリーサイトで、林間から湖畔にすぐ出られる。直火が可能な希少なキャンプ場。ドラム缶風呂やサウナが体験できる。
「キャンプ歴35年ともなると、いろいろな場所に行きましたが、夏だけ運営しているこのキャンプ場にも年2、3回出かけます。夏の暑い日に、富士五湖でいちばんキレイで透明度が高い本栖湖で水遊びやカヌー、SUPをして家族や友人と過ごすのはまさに至福の時です。海と違い塩がないので、水浴びもさっぱりして気持ちいい。夏でも水が冷たいので、休憩時の温かい飲み物が沁みます。今年の夏は、テントサウナにも挑戦してみたいな。」

水遊びには欠かせない吸水速乾Tシャツ。翌日着るためにテントの軒先に。夏のよくある平和な光景。
▼参考記事
浩庵キャンプ場
住所:山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926
営業:通年
テントサイト:130
その他の宿泊施設:8棟
モデル料金:5,000円~(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
日本有数の透明度を誇る本栖湖畔の大人気キャンプ場
日本有数の透明度を誇る本栖湖の北岸に立地。漫画やテレビアニメの『ゆるキャン△』で一躍有名になった感はあるが、60年以上の歴史を誇る老舗で、日本キャンプ界をけん引してきたキャンプ場のひとつだ。
SUPやカヌーのレンタルも可能で、本栖湖の自然を存分に体感できる。しかも、水上から富士山を眺められる最高の環境だ。6月~10月は体験教室も開催しているので、ビギナーも安心。テントサイトは湖岸のフリーサイトで、車の乗り入れもOK。昨年春にはキャビンがリニューアルされ、使い勝手も良くなった。
人気が高く、繁忙期は予約が難しいので、予約開始日はHPでチェックしよう。チェックイン時間は予約時に時間帯(最早は7時30分)を選ぶ方式をとっている。早い時間帯だと場所取りに有利だが、早すぎると前のキャンパーの撤収が終わっていないことも。キャンプ場から約3kmの本栖湖南岸には浩庵テント村があり、こちらは穴場的存在だ。林間で富士山は望めないが、適度な木陰があり涼しく過ごせる。

CLEAR WATER! 本栖湖の透明度は本州一。SUPのレンタルは1日5,000円。体験教室は1人7,000円。

2022年にキャビンをリニューアル。4人用、6人用、10人用がある。16,000円~。

富士山と本栖湖を望む食堂も人気(ランチタイムのみ営業)。

カヌーのレンタルや体験教室も開催。
▼参考記事
食事やお酒が楽しめるキャンプ場
FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳
営業:通年
予約:2か月前の1日より
テントサイト:70
モデル料金:4,000円〜
八ヶ岳の大自然を活かした“超美味しいキャンプ場”
東京を中心に全国で、スタイリッシュかつ本格的な味を楽しめるレストランやカフェなどを運営するトランジットジェネラルオフィスによるキャンプ場。中央自動車道小淵沢ICから約5分。標高約1,000m、八ヶ岳の麓に位置する。
開拓者/ソムリエ
小渕冬馬さん

キャンプ場オープニングの社内公募で手を挙げて赴任したキャンプ好き。ソムリエのほか、ECサイト向けのメニュー開発なども担当している。
BE-PAL編集部がレビュー!
木漏れ日が心地よいアカマツの森にオープンした『フォークウッド ビレッジ 八ヶ岳』。運営は、「トランジットジェネラルオフィス」という、外食産業を中心に飛躍した企業だ。「sign」「YHE UPPER」など、全国に120店舗を構え、洗練された味と空間を提供している。
「このキャンプ場は『美味しい』がテーマなんです。キャンプ場周辺の新鮮な食材をふんだんに使い、弊社のシェフが腕を振るったプロの味を簡単に再現できるミールキットをぜひ利用していただきたいですね」そう話すのは、キャンプ場開発スタッフとして東京から赴任した小渕冬馬さんだ。
ミールキットは15種以上。冬なら鍋など、数種類は季節ごとに入れ替わるそうだ。スキレットやダッチオーブンなどの器具を併せて借りられるのもいい。
早速、『BE-PAL』編集部を代表して、食べることが大好きな4名が、1品ずつ作ってみることに。「こんな美味いパエリア食べたことない」「並のキャンプ飯レベルではない」などなど。野菜を切る程度の作業で、あたかも自分が作ったように感じさせてくれる達成感と、とても素人では出せない深みのある味に、一同、大興奮。もはや魔法。このミールキットを使えば、キャンプのグルメ王になれるかも。
バルセロナで一番美味しいパエリアを出す店として知られる「チリンギートエクスリバ」の味を再現した本格的なパエリア。2人前4,000円。

「美味しい料理に息子も大満足! 」(編集 加治)

魚介類はもちろん、オリーブオイルやハーブまで、必要な材料すべてがセットされている。

プロが味付けしたマルカと呼ばれる専用調味料と魚介スープが味の決め手。

ローズマリーは焚き火で軽く焼くと香りが立つ。小渕さんの独創性が詰まる。

「料理にかかった時間は、約50分。パエリアパンは600円でレンタル」(編集 高瀬)
スペアリブ塩ちゃんこ鍋 〆のほうとう付き
近隣で採れた野菜をふんだんに使った塩ちゃんこ。大きなスペアリブが特別感を演出する。上品な鶏ベースの塩スープがたまらない。4人前5,500円。

野菜は自分で切る。特製鶏出汁の塩スープ付き。締めのほうとうは、甲州味噌で味変して楽しむ。

「付属のスープで味が決まっているから、失敗なく簡単に料理できました」 (編集 小川)

スペアリブに切り込みを入れる。キャンプ飯らしい豪快な演出がうれしい。

ほかの作業は野菜と豆腐を切るぐらい。ダッチオーブンに入れて約30分で完成。
甲州信玄鶏のもも肉とキノコをふんだんに使った贅沢アヒージョ。2人前1800円。

具材のほかオリーブオイルやハーブ、塩まで用意されている。ほかにバゲットも付く。

もも肉、野菜をカットしたらスキレットへ。約20分ででき上がり。
分厚いデニッシュパンで作る贅沢なフレンチトースト。キャンプ場のシェフお手製のグラノーラとフレッシュなフルーツを添えて。2人前1,900円。

準備はバナナを切るだけ。スキレットは600円でレンタルできる。デザートはこれで決まり。

「スキレットを使うだけで、キャンプ料理の達人に見えるから不思議」(編集 大下)
▼参考記事
ノースランド キャンパーズ ビレッジ
営業:4月中旬~11月下旬
予約:3月1日より随時
テントサイト:7
その他の宿泊施設:18棟
地元ワインを販売。ソムリエ常駐ワインバーも人気!
開業40周年の老舗キャンプ場。敷地内には幌馬車やティピ―が立ち並び、西部劇の世界に迷い込んだかのよう。幌馬車型キャビンはミニ冷蔵庫、電源、寝具がそろううえに、炊事用のティピ―が付属。炊事用具セットや鉄板なども無料で貸し出している。
オートサイトは専用炊事場付きで使い勝手抜群。また、受付のあるクラブハウスでは週末を中心にワインバーを営業。山梨県産ワインを楽しめる。リーデルのグラスも無料(デポジット300円)でレンタルOK。テントサイトで静かにワインを楽しむのもいい。

幌馬車型キャビンには専用の炊事施設や薪ストーブが付属。

オートサイトは約80㎡。

ワインバーは週末を中心に営業。山梨県産ワインも販売。
▼参考記事
地球にやさしいエコなキャンプ場
富士エコパークビレッヂ 富士エコキャンプ場
営業:通年(火・水・木曜休)
予約:3か月前の1日より
テントサイト:133
その他の宿泊施設:4棟
モデル料金:7,700円〜
富士山を眺めながら大自然の恵みを実感できる
富士山の北西麓、標高約1,000mの富士ケ嶺高原に立地。持続可能な農業を軸とした暮らしを提唱するパーマカルチャーを体験できる「富士エコパークビレッヂ」として発足したが、2021年にキャンプ場にリニューアル。
その際、前施設の理念を継承してエコロジーをテーマにしたが、「エコを押し付けるのではなく、雄大な富士山を眺めながら、自然環境のことを考えるきっかけを作ってもらえたらと思っています」と、オーナーの今井雅晴さん。
エコ体験のひとつが食の循環で、生ゴミを分別回収し、自然放牧している鶏のエサに活用。フードロスの軽減に貢献できるとあってキャンパーも協力的だ。
さらに、鶏のエサやり体験も実施し、卵も販売。これが評判で、販売時間前には行列ができるほど。また、太陽光&風力発電設備を設置して売電。温水洗浄便座付きトイレ、温水の出る炊事場など、水道光熱費を賄っている。
エコ体験だけでなく、迫力のある富士山の眺めも魅力。敷地面積が約12,000坪と広く、満サイトになっても隣がさほど気にならない。地面は基本的に平坦だが、一部、傾斜がある。一帯は風が強いエリアなので、鍛造ペグがおすすめだ。
サイトは車の乗り入れOK。9つのエリアに分かれている。写真は管理棟に近いEサイト。
ワンコがノーリードで過ごせるプライベートドッグエリアが2サイトある。
回収した生ゴミから作った自家配合飼料でエサやりを体験。
シンプルな作りのバンガロー。デッキからは富士山を眺められる。
バスを活用したバンガローもある。室内は手作りで改装。運転席も残されていて楽しい。
瀬音村こもれびの森キャンプ場

ゆるやかに傾斜し、ひな壇状のこもれびエリア。駐車スペースからも近い。中学生以下無料。
営業:通年
予約:随時
テントサイト:25
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:4,000円〜
ありのままの自然を満喫できるワイルドキャンプ場
消費社会に限界を感じ、オーナーの寺本司さんが、循環型社会へのシフトチェンジの第一歩として、2023年7月に開業。既存のインフラに依存せずに成り立つよう、完全オフグリッドでスタートした。テントサイトは車の乗り入れNGで、ほぼ自然の地形のまま。一般的なキャンプスタイルに適したこもれびエリア、急斜面を下って到達する沢沿いのサバイバルエリアの2つに分かれている。設備は沢水を引いた炊事場とバイオガストイレのみ。
あえてルールは作らず、すべては自己判断で直火もOK。チェックインやアウトの時間も自由でキャンセルの規定もない。ルールのない非日常空間で楽しめる、大人の遊び方を模索している。「今のところトラブルはないです。ゴミも持ち帰ってくれるし、指示しなくても炭は所定の場所に捨ててくれます」(寺本さん)
サバイバルエリアは、1人1,000円〜。急斜面を下るため、バックパック装備の人向け。
夜は美しい星空を観察。
トイレはバイオガストイレ。発生したメタンガスで調理も可能。
ソーラーパネルを設置して場内の電力を賄っている。また、炊事場の水は上流から引いてきた沢水で、飲用も可能。簡易浄化槽も設置されている。
▼参考記事
本格的なサウナを体験できるキャンプ場
水之元オートキャンプ場

サウナは予約制で、宿泊者のみ利用可能。8,000円~(3名利用)。
営業:通年
予約:3か月前より
テントサイト:50
その他の宿泊施設:16棟
モデル料金:4,000円~
唯一無二、オリジナルの外釜燃焼式サウナを体験!
民宿「水之元」が運営するアットホームな雰囲気の施設で、キャンプ場がひしめく道志村のなかでも山中湖に近いエリアに立地。第1キャンプ場と、50mほど離れた第2キャンプ場があり、いずれも車の乗り入れOK。
また、タイプの異なる手作りのバンガローも16棟ある。敷地に沿って道志川が流れているが、水深は50cmほど。暑い時季はファミリーでにぎわっている。昨年春には手作りのサウナ堂が完成。オーナーが考案した「外釜燃焼式」で、一酸化中毒のリスクや煙臭さが解消されたという。

放熱釜から遠赤外線を放熱。セルフロウリュもOK。

道志川へ飛び込んだあとはチェアで外気浴。

テントサイトは林間、広場とバリエーションが多い。
▼参考記事