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デイキャンプの魅力
デイキャンプとは、宿泊を伴わないキャンプのこと。
普通のキャンプは宿泊を伴うため、テントや寝袋を用意する必要がある。
しかし、デイキャンプならこれらの道具を持っていく必要がないため、手軽に楽しめるのが最大の魅力といえる。
ほかにもキャンプ場の料金が安くなったり、予約なしで利用できたりするので、思い立ったら気軽にキャンプにチャレンジできるのだ。
▼参考記事
飯能市|喜多川キャンピングベース

営業:通年
予約:利用日の3か月前より
テントサイト:約30
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:10,560円~(大人2人+子供2人で利用する際の目安)
山の斜面にウッドデッキサイトを中心に整備。こちらはグループ向けのサイトで、大型テント2張りが設営できる広さだ。スノーピーク製品等の手ぶらレンタルセットもある。
山の急斜面の杉林を切り拓いて誕生したキャンプ場。芝のフリーサイトもあるが、ほとんどは地元産の木材(西川材)を使ったウッドデッキサイトだ。桟敷席のように斜面から張り出すように設置されていて、ところどころに杉がニョキニョキと生えている。
キャンプ場を作るにあたり、樹木のプロでもある社長の森田美明さんが「残せる木は残し、地形に逆らわずにレイアウトを考えた」とのこと。実際にウッドデッキサイトに立ってみると、思った以上に目線が高く、空中でキャンプしているようで爽快。それぞれのサイトから見える景色が異なるのも楽しい。
また、フラットなので寝心地も抜群だ。杉を間伐してるので、意外と空が広く、晴れれば星空も美しい。「レジャーとしてのキャンプもありますが、生きる力を学ぶ機会になるといいという思いもあり、直火可能な場所を設け、ブッシュクラフトも体験できるようにしています」と、支配人の合田忠功さん。
西武秩父線・西吾野駅から徒歩20分で、手ぶらキャンプも可能とあって足を運びやすい。ウッドデッキサイトは最終的に30サイトほどになる予定で、その他、音楽演奏も可能な広いウッドデッキなどを作る構想もあるとか。今後の展開も楽しみだ。

杉林だった斜面を造成し、デッキサイトを中心に整備。

トイレは温水洗浄便座。

地元産の杉材を使用。土足厳禁なので清潔。
デッキの広さは3タイプ

ウッドデッキは3種類ある。こちらはファミリーサイト。

ソロやカップル向けのスモールサイト。全サイトにAC電源が付属。

ブッシュクラフト向きテントの貸し出しもある。
サウナ&ホットタブ体験もOK!

サウナテントやホットタブも設置。

ロウリュウも楽しめる!

▼参考記事
秩父郡|武甲キャンプ場

林間サイト、河原サイトがある。
営業:通年
テントサイト:88
その他の宿泊施設:なし
モデル料金:4,400円~(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
ハイカーで賑わう武甲山(標高1,304m)の麓に立地。林間サイトと武甲山を一望する河原サイトがあり、どちらも車の乗り入れが可能。目の前を流れる横瀬川では川遊びもできる。昔ながらのキャンプ場なので設備は古いが、温水洗浄便座付きトイレが導入されている。また、隣には秩父湯元武甲温泉があるので、撤収でかいた汗を流してから家路につこう!

秩父湯元武甲温泉の入浴料は、大人700円~、小学生以下400円~。
▼参考記事
秩父郡|リバーサイド長瀞オートキャンプ場

営業:3月~12月末
テントサイト:80
その他の宿泊施設:32棟
モデル料金:6,200円
東京湾に注ぐ荒川上流部、長瀞渓谷の岸辺にあり、清流を眺めながら贅沢な時間を過ごせる。広場、ドッグラン、授乳室など、家族連れや犬連れに優しい設備が充実。関越道・花園ICから車で20分とアクセスの良さも人気要因。

▼参考記事
比企郡|Plum Garden for campers

左/Plum Gardenオーナー の青沢タカユキさん。 冒険家であり管理人。山小屋の小屋番の経験あり。西アフリカ単独自転車行、ナイル川単独カヤック行ほか、アラスカ、グリーンランドなど世界を旅する。 右/共同オーナー のkobaさん。 都内の企業に勤めつつ、キャンプ場の運営・経理などバックヤードを担当。旅行が趣味で、年始にトレッキング旅に出かけた屋久島にこれからハマりそう。
営業:通年(年末年始、夏不定期休)
予約:2か月前
テントサイト:約9
モデル料金(ソロ):3,000円〜
11年前、お互い大学を1年間休学して世界一周のバックパッカー旅をしていたとき、エジプトで出会ったふたり。すっかり意気投合し、いつか一緒に何かやりたいね、と話していた。その後kobaさんは大学を卒業し、一般企業に就職。青沢さんは冒険家として旅を続けた。
「年イチでしか会わないときもあったけど、なんか関係が続いてて(笑)。で、気軽に人が集まれる場を作りたいね、って話しになったとき、キャンプ場が浮かんだんです」(kobaさん)
オーナーの手作り小物がアクセント

川の対岸にある管理棟。外装など塗装して整えた。

室内には青沢さんの旅道具が並ぶ。

至るところに手作り看板が。


最初は土地を買ってゼロからキャンプ場を作ろうと思ったが融資が下りず、挫折しかけた。そんなとき、小川町のはずれの飯田地域に土地を持つ地主さんに出会い、しばらく使われていなかったプラム果樹園を借りてキャンプ場を作ることになった。
「借りてる土地だから大きい開発はせず、土地にやさしいキャンプ場にしたい、と思って今の形にしました」(青沢さん)
場内は自然環境に配慮したエコな機能を大切に、電気は太陽光で自給するオフグリッドにし、わずか4枚のソーラーパネルで、管理棟の明かりとトイレの照明をまかなっている。トイレはコンポスト仕様、水は近くの湧水をタンクに汲んで運び、場内で剪定したプラムの枝を焚き付け代わりに火をおこす。夜はテントから漏れるわずかな明かりと、焚き火の篝火だけ。シンとしたこの何もなさにハマり、リピーターとなる人が多いという。
「とにかく静かに過ごしてほしいので、サイト間も間隔を空けられるよう、6組限定です。駐車場が広がれば、9組に増やすつもりですが」(kobaさん)
夜を彩るのは、星の明かりと焚き火の炎

対岸に車を停め、リヤカーに荷物を積んでサイトに運ぶ。
プラムの木が点在する場内はすべてフリーサイトで、居心地のいい距離感を保てる。初夏に実るプラムは、キャンパーへの贈り物だ。
「夏季は不定休にして、海外へ旅します。ここは盆地で夏は暑いから、ちょうどいいんです」
と、管理人でもある青沢さんが笑う。そんな旅の体験談を聞きたくて、集まるキャンパーも多いのかもしれない。
「地元の農家さんが定期的に農作物を置き販売するマルシェも好評。とにかく外部から人を呼べる場所にしたい。県外から月100人以上呼べれば、町おこしにもなります」(kobaさん)
ふたりのゲストハウスのような空間に心も癒やされる。
▼参考記事
秩父市|山逢の里キャンプ場

自然林の中にレイアウトされた広めのサイトは木立で区切られていて、プライベート感がある。各サイトには野外炉が設置され、直火もOK。場内には無料で利用できるお風呂があるほか、バンガローなどの宿泊施設も充実。スタッフも親切で、居心地がよい。下を流れる川では水遊びや釣りもできる。
▼参考記事
日高市|CAWAZ base

国産のIam Saunaのサウナテントを採用。そばを流れる高麗川の河原にスタッフが設営してくれる。水風呂後は河原で外気浴。
カフェやコワーキングスペース、レンタルスペース、キャンプサイトなどが融合した施設で、サウナテントのレンタルも有り。1日1組限定で、6名まで利用可能。キャンプやテレワークと組み合わせることができるのが魅力。仕事のあとにご褒美サウナが待っていると思えば、作業の効率が上がるかも!?
▼参考記事
さいたま市|さいたま桃月園キャンプ場

営業:通年
予約:利用日の2か月前より
テントサイト:13
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:6,000円~(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
区画サイトは4タイプ。ソロ向けからファミリー向けまである。
「焚き火をしながらゆったりできる場所が近場にあったらいいのに……」。そんな都会の住人の夢をかなえるべく誕生。大宮中心部から車で20分、JR埼京線指扇駅から徒歩17分とアクセスが良いうえに、周辺には民家がない理想的な立地だ。
2,000円で薪が使い放題なので、存分に焚き火を楽しめる。テントサイトは車の乗り入れ不可だが、駐車場はサイトのそばなので問題はない。設備は炊事場、温水洗浄便座付きトイレ、無料のシャワーなど。併設のカフェでは週末限定でモーニングも提供(要予約)。

女性用シャワールーム。アメニティも備わり、とてもキレイ。

薪は焚き火台1台につき2,000円で使い放題(2台目からは1,500円)。

▼参考記事