緑の山々を走り抜けるトイトレイン。世界遺産カールカー・シムラー鉄道 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 海外の旅

    2017.10.11

    緑の山々を走り抜けるトイトレイン。世界遺産カールカー・シムラー鉄道

    Text

    キナウル・スピティの旅2

    デリー・サライ・ロイーラ駅、朝の5時。あたりはまだ真っ暗ですが、駅を出入りする列車の数は結構多く、大勢の人々が荷物を携えてプラットフォームを行き来しています。この日はここから列車に乗って、北へ。まずはハリヤーナー州の街カールカーを目指します。

    プラットフォームでチャイやスナックを売っている売店のおじさん。毎朝のことなんでしょうけど、やっぱり眠そうです(笑)。

    カールカーへと向かう列車の機関車が、プラットフォームに到着しました。ヒマラヤン・クイーン・エクスプレスという名前だそうです。

    列車が出発する直前になって、雨が降ってきました。雨しずくの流れる窓ガラスの向こうを、景色が飛ぶように流れていきます。カールカーまで、約5時間半の旅です。

    正午少し前に到着したカールカーの駅で、次の列車に乗り換えます。待ち構えていたのは、とてもこぢんまりとした列車。ヒマーチャル・プラデーシュ州のシムラーまでを結ぶ山岳鉄道、カールカー・シムラー鉄道です。

    ごつい体格の作業員さんたちが、機関車と客車を連結させ、水の供給パイプなどをつなぎ合わせていました。なかなかにアナログな作業……。

    険しい山間部を走るカールカー・シムラー鉄道は、他の鉄道の半分程度のレール幅のナローゲージを採用しています。ナローゲージ上を走る列車は、その車体の小ぶりさから「トイトレイン」と呼ばれています。この鉄道の歴史は古く、敷設されたのは1903年。2003年には「インドの山岳鉄道群」の一つとして、世界遺産に拡大登録されました。

    小さなトイトレインは、大勢の予約客でみるみる満杯に。いよいよ出発。シムラーまでは、約6時間の道のりです。

    NEW ARTICLES

    『 海外の旅 』新着編集部記事

    ネイチャーパークと雪原ハイキング。考えさせられた「地球温暖化」について【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.11.11

    【オーストリア雪山登山】現地の方はミリタリーブーツ装備!?【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.11.10

    ヨーロッパ・オーストリアで登山。個人的「世界一の絶景ベンチ」に出会えた喜び【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.11.08

    オーストリアの大理石洞窟探検ツアーにいざ!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.11.06

    オーストリアの氷が作る芸術的な「氷河洞窟」!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.11.03

    ロサンゼルス屈指の高級住宅地パロス・ベルデスで太平洋の眺望と楽しむ「絶景サイクリング」

    2025.11.03

    冬のアイスランド旅行ではぜひここへ! 青く光る氷の洞窟&氷河トレッキング

    2025.11.02

    アルプスでパラグライダー体験!こんな美しい景色がまっていた!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.11.02

    石窟に残る祈りの場所。インド、ラダックの知られざる聖地ポカル・ゾンで感じたこと

    2025.10.31