「アマゾナスガール」と一緒にイキトスのクラブへ。彼女は学級委員長風だったが…。 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル - Part 2

海外の旅

2017.03.27

「アマゾナスガール」と一緒にイキトスのクラブへ。彼女は学級委員長風だったが…。

 待ち合わせ時刻がやってきた。

 は? 目の前には、クラスに必ず一人はいた“委員長”風の女が立っている。

 メガネが委員長らしさをきわだてている。

「My name is… 」と英語で自己紹介してくるあたりも、かなり委員長。

「どう、気に入った?」とミッチェル。

 

 私たちはさっそくクラブへと向かった。

 なぜか委員長は弟同伴で、ミッチェルと弟、私と委員長という布陣でモトタクシーに乗った。

 委員長の踊りは凄まじかった。

 空調のない熱帯のクラブは粘っこい空気をはらんでいて、強烈な重低音が心臓を直接なぐった。

 気づけば委員長は、すっかり汗をかいた私の首に腕を回し、風紀を乱さんばかりの腰つきである。絡んだ腕がヌルヌルする…。

 トイレに行く、と言って、やっとのことで別フロアへ逃げ出し、他の客と楽しくおしゃべりしていると、ミッチェルと委員長に見つかり引き戻された。

 酔いが回ってきた、委員長はさらに強く私に絡む、クラクラする。ムワッとした空気、ビビットカラーの光線に爆音、そして汗ばんだ首に絡む腕、委員長が間近でクネクネしている…。

 直感した。「まずい、こいつはアナコンダだっ!」

 深夜零時過ぎ、一瞬の隙を見計らって私は宿に戻った。ミッチェルには申し訳ないが、その日の飛行機は早朝だったし、まだアナコンダには食べられたくなかった。

 早朝、モトタクシーで空港に向かう。熱帯夜は東の空から白けはじめ、ひんやりした風が頬を洗って気持ちよかった。

 アマゾン源流、イキトスを訪ねる旅が終わりを迎えていた。

 

【プロフィール】

プロフィール写真
志田岳弥(しだたけや、1991年10月2日生まれ)
東京都八王子市出身。大学進学を機に沖縄へ、カヤックを始める。
卒業後、2014年10月からの2年間を
青年海外協力隊としてペルーで過ごす。
同国では環境教育に従事。
現地の子供達と川で遊んだ日々は一番の思い出。
帰国後、現在はのんびりしながら生き方を模索中。

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