キャンプブームで横行するマナー知らずの人々… 2021年キャンプ場事件簿~ゴミ編~ | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.08.09

    キャンプブームで横行するマナー知らずの人々… 2021年キャンプ場事件簿~ゴミ編~

    キャンプ人口が増えれば、マナー違反者も増えるのは世の常だが、空前のブームで、現場では想定外の事件が起きていた!?

    悲しいかな……
    キャンプの恥は、かき捨て!?

    BE-PALキャンプマナー向上委員会

    ミンミン

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    荷物は軽く! 道具は 必要最低限

    キャンプはフィールドで遊ぶための手段と認識する、自然派アクティブ女子。オートキャンプの経験はほぼない。

    キャムコ

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    仲間でキャンプ飯、大好きです♡

    キャンプ飯、コーヒー、焚き火を楽しみにキャンプをしているぐうたら派。ある意味いまどきのキャンパー!?

    パイプにパエリア!

    生ゴミを排水口にそのまま流していく人が多いそう。パイプが詰まって修理をしたら、大量のパエリアが出てきたことも!

    image排水パイプが詰まるのは日常茶飯事

    キャ:炊事場も気を抜けない場所のひとつ。油や残飯をそのまま流しちゃうらしい。
    ミン:排水口に生ゴミがたまっても、そのままとか?
    キャ:当然! 排水口のゴミ受けをはずして、パイプに直接、生ゴミを流す人もいるらしい。
    ミン:ムキーッ、悪質〜!
    キャ:キャンプ場の炊事場に三角コーナーがないのは、生ゴミであふれかえるのが目に見えてるからだって。
    ミン:エコ洗剤を使う使わない以前の問題ですな……。
    キャ:私も見たことあるけど、調理用の流しで焚き火台やペグを洗う人も増えているよ。排水パイプが詰まるし、焚き火台も傷む。「焚き火台は洗わないで!」って伝えてほしいって、現場からお願いされちゃった。
    ミン:家のキッチンじゃあ、絶対やらないことを、なぜ、キャンプ場だとするんだろ? 

    ゴミ捨て場にスタッフが仁王立ち

    ゴミ捨て場には必ずスタッフがいて、ゴミ袋の中を確認しないとならない状況になっている。生ゴミも薪も炭もごちゃまぜにして捨ててしまう人が多い。

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    分別していないゴミはスタッフが再処理

    キャ:最近は、ゴミを引き受けてくれるキャンプ場が増えてきたけど、なぜだかわかる? 答えは、引き受けないと、コンビニやサービスエリアのゴミ箱に捨てて帰っちゃうから。
    ミン:そ、そんな理由で。
    キャ:近隣から苦情がきて、存続問題に発展する場合も少なくないから、利用者に処理費を負担してもらって、ゴミを引き受ける方向になっているんだって。
    ミン:そんなにひどいの?
    キャ:無料キャンプ場も、ゴミ問題で閉鎖したり、有料化したところもあるんだから。
    ミン:一部のマナーの悪い人のせいだろうけど、悲しくなる。
    キャ:キャンプ場のゲートを出たところに、段ボール箱いっぱいのゴミを捨てていった某名門大学の学生とか、場内にある共有の冷蔵庫内に余った大量の食材を残していくとか……。
    ミン:確信犯だね。
    キャ:食べられる食材を捨てたり、新しく買った(安い)キャンプ道具を置いて帰る人も増えている。罪悪感ないのかね?
    ミン:ゴミの分別は?
    キャ:受付時に説明はするけど、守らない人もいるから、ゴミ捨て場にスタッフが立って、ゴミ袋の中身をチェックするのが当たり前なんだって。
    ミン:自治体で分別方法が違うから、間違えがちではあるよね。
    キャ:コロナ禍の影響で、代表ひとりだけに説明することが多くなって、情報が全員に伝わりづらいという背景もあるみたい。
    ミン:なるほど〜。
    キャ:それから、某リゾートのキャンプ場では、「リゾートに来てまで、なんでゴミを分別しなきゃいけないの!?」ってキレられたとか。
    ミン:キャンプをなんだと思っているんだろ? そういう人はキャンプじゃなくて至れり尽くせりの宿泊施設へゴー(怒)!!
    キャ:遊園地や公園に行くのと同じような感覚でキャンプ場を利用している感じかな。

    キャンプ場のみならず、ゴミのマナーはきちんと守りましょう。

    関連記事:空前のキャンプブームで 傍若無人な振る舞いが横行!? 2021年キャンプ場事件簿~焚き火編~

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    ●取材協力キャンプ場 フォレストパークあだたら(福島県)、キャンプラビット(栃木県)
    sotosotodays campgrounds(神奈川県)、ウッドペッカー(山梨県)、Foresters Village Kobitto(山梨県)
    無印良品津南キャンプ場(新潟県)、ライジングフィールド軽井沢(長野県)、陣馬形山キャンプ場(長野県)、南信州ふるさと村自然園せいなの森キャンプ場(長野県)、
    青川峡キャンピングパーク(三重県)、中瀬草原キャンプ場(長崎県)、ファミリーキャンプ場いもんころ(熊本県)

    ※構成/松村由美子 イラスト/キムコ玉川

    (BE-PAL 2021年7月号より)

     

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