モンベルの焚き火台を徹底レビュー|ファミリー向け・ソロ向けも!人気モデルの魅力を紹介 | 焚き火台・火おこし道具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.10.09

    モンベルの焚き火台を徹底レビュー|ファミリー向け・ソロ向けも!人気モデルの魅力を紹介

    モンベルの焚き火台を徹底レビュー|ファミリー向け・ソロ向けも!人気モデルの魅力を紹介
    高機能なギアを数多く手がける、日本生まれのアウトドアブランド「モンベル(mont-bell)」。そんなモンベルの焚き火台は、コンパクトで燃焼効率も抜群とあって、キャンパーたちに人気のアイテムだ。

    本記事では、No.1アウトドア情報誌『BE-PAL』(2025年1月~2025年6月号まで)やBE-PAL.NETに掲載された記事をもとに、モンベルの焚き火台を徹底解説!

    ファミリー・グループで使えるモデルのほか、ソロ・デュオ向けの超コンパクトタイプも紹介する。各モデルのスペックや、モンベルの焚き火台を愛用するアウトドア系ライターによるレビューをチェックしよう。
    Text

    日本生まれの総合アウトドアメーカー「モンベル」

    日本を代表するアウトドアブランドのひとつ、モンベル(mont-bell)のヒストリーをおさらい。

    (BE-PAL 2024年2月号より)

    ウェアから焚き火台まで!世界的ブランド・モンベルの歴史

    1975年、辰野勇氏は28歳にしてモンベルを設立。"Function is Beauty(R)"(機能美)と"Light&Fast(R)"(軽量と迅速。製品が軽量であればそれだけ迅速に行動でき、天候悪化や危険なエリアを早く抜けることができる)をコンセプトに商品開発を行なっている。

    ラインナップはウェアから登山靴、テント、寝袋、カヤックまで。ここまで幅広く展開しているブランドは世界でも稀だ。数多いアイテムの中、最初のヒット商品は多雨多湿で寒暖差が激しい日本の気候に合った寝袋とレインウェアだった。このふたつは、今も同社の顔といえる存在で、充実のラインナップを誇る。

    国内直営店は125店舗(2024年時点)。商品を販売するだけでなく、使い方や遊び方、宿泊から保険まで幅広くサポートしてくれるのも魅力。近年は地方との関係を深め、アウトドアを通じた地域活性化に取り組み、地方自治体や企業、教育機関などと包括連携協定を締結することで、地域の魅力発信、自然体験やエコツーリズムの促進など、多方面で提案している。

    また、秋田県にかほ市や長野県佐久穂町に新店舗を、鳥取県大山町にはアウトドアアクティビティーのベースとなるキャンプ場も新規オープン。

    ▼参考記事

    日本のアウトドアブランドは名品揃いだ!躍進する9ブランドの歴史と人気の理由を紐解いてみた【G~O編】

    二次燃焼で力強い!折りたたみ式の焚き火台「フォールディング ファイヤーピット」

    コンパクトに折りたためるモンベルの焚き火台は、燃焼効率も抜群。アウトドアライターによる詳しいレビューや、さらに便利になるオプションアイテムの解説も必見だ。

    (BE-PAL 2025年1月号等より)

    mont-bell (モンベル)   フォールディング ファイヤーピット

    側壁が二重構造になっていて二次燃焼を誘発する折りたたみ式の高効率ストーブ。パッと開くだけで組み立てられ、手間いらずなシンプルさもうれしい。耐荷重20kgと頑丈で焚き火料理の幅も広がる。

    燃焼室の側面は二重構造、さらに深型にすることで、火力が最後まで持続し、燃え残りと煙が少ない燃焼効率抜群の一台。本体とロストルには、丈夫でメンテナンスが容易なステンレス鋼が使用されている。

    付属の焼き網でバーベキューなども楽しめるほか、別売りのクッカースタンドを装着すればダッチオーブンも使える。専用の収納袋付き。簡単に折りたたんで持ち運ぶことができる。

    ▼関連記事

    mont-bell (モンベル) / フォールディング ファイヤーピット

    アウトドアの達人が「フォールディング ファイヤーピット」をレビュー

    ホーボージュンさん

    大海原から6000m峰まで世界中の大自然を旅する全天候型アウトドアライター。

    「二次燃焼」というのは薪が燃えるときに発生する可燃ガスのうち、燃え残った成分(つまり煙だ)を再加熱して最後まで燃焼させることだ。これによって燃料の無駄をなくし、強力な火力を得ようという企みである。

    モンベルの「フォールディングファイヤーピット」は2020年に登場。これは燃焼室が箱型でペタッとたためるが、両サイドの壁が二重になっていて二次燃焼を引き起こすようになっている。

    初見のとき僕は「なんかダサいなあ……。焚き火台というより焼却炉みたいだ」と思っていた。でも火を入れてみるとこれが調子いい。ちゃんと二次燃焼するし火力も強い。そしてこの箱型が調理にめちゃくちゃ使いやすいのだ。

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    右からロストル、焼き網、火床、本体がセットになっている。左が完成品。収納すると本体は厚み5cmになり、とても薄くなる。

    上に五徳を渡せば大鍋も乗せられるし、網を乗せて焼き物もできる。横幅は42cmで、一般的な薪がちょうど横たえられ、縦幅は22cmで、10インチスキレットを乗せたときのバランスがちょうどいい。そして五徳は左、中央、右と3か所に固定できるので、薪の燃え具合に応じて火力調整がしやすいのだ。

    また燃焼室に深さがあるおかげでドラフト(上昇気流)が発生しやすく、下から新鮮な空気が流入する。だから薪を組み替えたり、火吹き棒で空気を送り込まなくても勝手にどんどん燃えてくれるのだ。

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    広葉樹がゴロンと入り、高火力な焚き火をしたい人にはうってつけだ。
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    焚き火台の上部にある穴。側面下部から入った空気が二重構造の壁の間を駆け上がり、ここから噴出。

    じつはこの焚き火台、モンベルの辰野岳史社長が直々に企画・開発したものだ。僕は大阪本社で開発時のエピソードをうかがったことがあるが、エアインテークの形状と空燃比(空気量と燃料の割合)の設定がとても難しかったという。

    燃焼効率を徹底的に突き詰めた結果、コンパクトに折りたためる高出力の焚き火台ができ上がった。そしてこの製品は登場と同時にベストセラーとなったのである。

    ただしコイツには「薪を組む楽しさ」だとか「火を育てる喜び」などはまったくない。火は愛でるものではなく、使うもの。色気も雰囲気も必要ない。そんな業者的な割り切りがコイツの持ち味なのである。

    燃え残ったガスとぶつかって二次燃焼する。この状態がたまらない!

    撮影/中村文隆

    ▼参考記事

    ホーボージュンが見惚れた「二次燃焼」を実現した焚き火台とは?

    オプションアイテムで強化!愛用者が解説

    北村 一樹さん

    アウトドアライター

    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

    炎を魅せるタイプの焚き火台も良いが、調理に特化した使い勝手の良さが「フォールディング ファイヤーピット」の魅力。 私はこれまでいくつかの焚き火台を使ってきたが、準備から使用、撤収までがスムーズに行えるこのアイテムが、いつしか一軍で活躍するようになった。

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    耐久性の高いオプションを常用。

    フォールディング ファイヤーピットは、オプションアイテムで耐久性と汎用性を強化することが可能だ。私は焚き火台で様々な調理をするため、フォールディング ファイヤーピットのオプションもすべて揃えて使っている。

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    鍋を載せても安定した調理ができる「ステンレス HDグリル」は、鍋を置いても歪まないので安心安全。

    セットで付いてくるロストル(焚き火台の下に敷く網や台の部分)より耐久性の高いアイテム「ステンレス HDロストル」や、薪が足しやすくダッチオーブンも載せられる高耐久を誇る「クッカースタンド」も便利だ。

    二次燃焼による高い燃焼効率、設置から撤収までをスムーズに行える点、オプションによる耐久性と汎用性の向上など、高い機能性を持っており、ライトユーザーから経験者までおすすめしたい名機だ。

    ▼参考記事

    モンベルの焚き火台を愛用者がレビュー!オプションアイテムで耐久性と汎用性を強化できるぞ

    さらにコンパクトな1~2人向けモデル「フォールディング ファイヤーピットS」

    人気の焚き火台がさらに軽量コンパクトに! 1~2人での使用におすすめだ。

    mont-bell (モンベル)   フォールディング ファイヤーピットS

    従来モデルよりひと回り小さいモデル。燃焼室の側面が二重構造になっており、下部から取り入れた空気を加熱し、上部の穴から噴出することで二次燃焼を促進させる。ワンタッチで組み立てられる手軽さもポイントだ。

    多くのキャンパーから高い評価をうけ、2021年冬に『BE-PAL』が開催した日本初のアウトドアアワード「第1回BE-PALアウトドアアワード」でも、焚き火台部門にノミネートされたモンベル初の焚き火台「フォールディング ファイヤーピット」。

    そんなフォールディング ファイヤーピットの1~2人向けがこちらのSサイズ。従来モデルの重量は付属品の焼き網、収納袋を含めても4.3kgと軽量だったが、Sサイズでは3.03kg。さらに軽くなっている。

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    折りたたむと厚さはわずか5cmに!

    付属の焼き網でバーベキューが楽しめるのはもちろん、別売の専用五徳「クッカースタンド S」を装着すれば、ダッチオーブンなどを載せることもできる。

    ▼関連記事

    mont-bell (モンベル) / フォールディング ファイヤーピットS

    ▼参考記事

    モンベルの大ヒット焚き火台「フォールディング ファイヤーピット」にSサイズ登場!

    ソロキャンプに最適!料理もしやすい「コンパクト ファイヤーピット」

    よりコンパクトなソロ向けモデルもラインナップ。携行しやすいサイズ感ながら、料理もしっかり楽しめる。

    (BE-PAL 2025年6月号等より)

    mont-bell (モンベル)   コンパクト ファイヤーピット

    簡単に折りたたんで持ち運びできる、コンパクト&軽量な焚き火台。折りたたむと厚さはわずか5cmに! 強度が高く、メンテナンスも容易なステンレス製。

    ソロキャンプやツーリングに適したコンパクトタイプ。両サイドが開き、長い薪を小割りにせずそのままくべられる。深さのある箱型なので薪がばらけにくく、安定した火力が長続きするのもポイントだ。

    火床以外のパーツがすべて一体になっているので、開いて火床をセットするだけでOK。

    撮影/永易量行

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    mont-bell (モンベル) / コンパクト ファイヤーピット

    ▼参考記事

    燃焼効率の良いモデルが勢ぞろい! 長い”焚き火奉行歴”を誇るライターおすすめの最新焚火台10選

    コンパクトながら料理もしやすい!

    「さすがモンベル」と言いたくなる賢い焚き火台、コンパクトファイヤーピット。 太く長い薪をくべられるのは、両サイドの側板がパタッと開くから。

    火床の幅が約40cmになり、市販の薪(35cm程度)を切らなくてすむ。ある程度火力が強くなったら、広葉樹の太い薪をくべておき火を作り、安定した火力で料理をすることができる。

    丸いフライパンをのせたときの安定感もよい。耐荷重は10kg。薪を並行に寝かせてくべることになるので、火は長持ちする。

    また、焚き火台そのものも料理をしやすい形になっている。奥行きが狭い(14.5cm)ので、網やグリル、鉄板、クッカーなどを渡しかけやすい。左右幅があるから、左に網、右にクッカーなど、別々の器具をのせることもできる(たとえば、長さ17cmのメスティンでもOK)。

    ▼参考記事

    モンベルの“ほったらかし焚き火台”が超優秀!コンパクトなのに薪を切らずに使える理由

    BE-PAL.NET編集部

    アウトドア月刊誌『BE-PAL』のウェブサイト。キャンプ上級者ライターや山岳ガイド、ショップスタッフ、釣りの専門家、自転車や車の専門ライターなど、さまざまなジャンルの達人が、ハウツーや商品のレビュー記事、行ってみたいアウトドアのスポット、おすすめのギアカタログなどを紹介。主にアウトドア初心者から中級者が読みたい!と思う記事を中心に配信しています。

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