日本のアウトドアブランドは名品揃いだ!躍進する9ブランドの歴史と人気の理由を紐解いてみた【G~O編】
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    2024.02.07

    日本のアウトドアブランドは名品揃いだ!躍進する9ブランドの歴史と人気の理由を紐解いてみた【G~O編】

    日本のアウトドアブランドは名品揃いだ!躍進する9ブランドの歴史と人気の理由を紐解いてみた【G~O編】
    この記事では、躍進を続ける日本ブランドのうち、G~Oで始まるブランドをピックアップ!様々な歴史を持つブランドには、日本ならではの職人気質が生み出す品質の高さと、ユーザー目線でのアイデアが盛り込まれている。

    グランドキングからオンウェーまで!ブランドの歴史を知るとさらに愛着も湧く

    グランドキング(1981年〜)

    日本を代表するトレッキングシューズの原点

    入門者向けに柔らかめのソールを使う「キャラバン」ブランドと棲み分けるために創設された、登山経験者向けの国内初のトレッキングシューズブランド。日本人の足を知り尽くした長年の経験則と、卓越した靴職人による製品作りは定評がある。アフターサービスも徹底しており、ソールの張り替えや修理などは自社内に設けたリペアルームを窓口にして対応が行なわれている。

    問い合わせ先:キャラバン TEL:03(3944)2331

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    国産初のトレッキングシューズ。甲高で幅広の日本人の足型を使って製造され、ソールパターンのモールディングチェアまで国内製造。

    GK8X_FFF  
    ¥27,500

    夏山縦走に最適なモデル。アッパーはメッシュポリエステルとレザーの組み合わせ。剛性の高いハードフレームで重荷を背負っても安定する。

    イスカ(1972年〜)

    寝袋選びをわかりやすくサポート

    創業当時は国内外の大手メーカーや販売店のOEM生産でスタートしたが、’79年にイスカブランドが誕生。以来、スタッフの経験やデータをもとに、理想的な素材やデザインを導き出すという開発手法を貫き通している。昨今「百名山から寝袋を選ぶ」という百名山それぞれの山頂と宿泊ポイントの平均気温を網羅したコンテンツを立ち上げ、寝袋選びをサポート中!

    問い合わせ先:イスカ TEL:0721(25)4562

    エアプラス450
    ¥51700

     

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    フラッグシップのエアプラスシリーズ。450は汎用性の高いスリーシーズンモデルで、800フィルパワーのホワイトグースダウンを封入。

    トレイルマットレスMid
    ¥15,180

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    ウレタンフォームを横方向に肉抜きすることで、断熱性とクッション性を確保し、耐久性にも優れたマット。

    カマクラテンマク(2018年〜)

    唯一無二なデザインは存在感大!

    名だたるアウトドアブランドのテントをOEMで手がけてきた、ニューテックジャパンが、"自分たちが欲しいものを一切妥協せずに作る"をモットーにスタートしたオリジナルブランド。長年培ってきた発想力と技術力が集約されたギアは、高いクオリティーと洗練されたデザインで、個性派ショップからも引く手数多。補償期間が設定されていないのも自信の表われだ。

    問い合わせ先:ニューテックジャパン TEL:045(315)4551

    HIDEOUT-02 
    ¥105,820

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    圧倒的なサイズ感と機能性を持つ美しいシェルターがブランドの顔。メッシュが全面に装着され、100通り以上のアレンジが可能。

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    創業者の白石徳宏氏。環境保全活動や障害者支援、鎌倉の防災活動なども行なう。

    ロゴス(1985年〜)

    海から陸へとフィールドを広げた豊富な製品群

    1928年に船舶用品問屋として大三商会を創業。’85年にロゴスを設立し、キャンプ用品開発に着手。"海辺5mから標高800mまで"をモットーに、ファミリー層が安心してアウトドアを楽しめる道具を開発している。近年は道具だけでなく、「ロゴスランド」や「ロゴスパーク」「ロゴスBBQスタジアム」といった、アウトドアを楽しめる空間や時間を提供している。

    問い合わせ先:ロゴスコーポレーション・コンシューマ係 TEL:0120-654-219

    プレミアムエーコン
    PANEL ENER DOME L 
    ¥198,000

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    新開発のエーコン(=ドングリ)フレームを採用した、大型2ルームテント。ドングリのように尖らせることで天井を高くし居住性を確保。耐風性もアップしている。

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    大三商会を創業した、柴田実昭氏。当時は船舶用品の卸や、作業合羽の開発が主軸だった。現在の社長は3代目。

     

    モノラル(2010年〜)

    奇想天外な発想が生み出す自由な道具たち

    焚き火台といえばステンレス製の板を組み合わせたものが主流だった中、布の上で焚き火をするという新しい概念を取り入れ、話題となったモノラル。「耐熱布を空中に浮かすことで放熱して一定の時間焚き火ができるようになることを、テストを繰り返して発見しました」と、代表の角南氏。現在もブランド創立から変わらず、"マイクロキャンピング"というコンセプトを追求して製品開発を続けている。最近では、軽量なチタン自転車のラインナップも増やしている。

    問い合わせ先:アウトデザイン TEL:042(703)4933

    ワイヤーフレーム
    ソリッド ラージ 
    ¥30,800

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    ブランド第1号を進化させ、同じ重量(1,050g)でよりコンパクトに収納できるモデル。ダッチオーブンを載せられる耐荷重を実現。

    モンベル(1975年〜)

    世界にその名を轟かせる日本生まれの総合アウトドアメーカー

    1975年、辰野勇氏は28歳にしてモンベルを設立。"Function is Beauty(R)"(機能美)と"Light&Fast(R)"(軽量と迅速。製品が軽量であればそれだけ迅速に行動でき、天候悪化や危険なエリアを早く抜けることができる)をコンセプトに商品開発を行なっている。

    ラインナップはウェアから登山靴、テント、寝袋、カヤックまで。ここまで幅広く展開しているブランドは世界でも稀だ。数多いアイテムの中、最初のヒット商品は多雨多湿で寒暖差が激しい日本の気候に合った寝袋とレインウェアだった。このふたつは、今も同社の顔といえる存在で、充実のラインナップを誇る。

    国内直営店は125店舗。商品を販売するだけでなく、使い方や遊び方、宿泊から保険まで幅広くサポートしてくれるのも魅力。近年は地方との関係を深め、アウトドアを通じた地域活性化に取り組み、地方自治体や企業、教育機関などと包括連携協定を締結することで、地域の魅力発信、自然体験やエコツーリズムの促進など、多方面で提案している。2024年には秋田県にかほ市や長野県佐久穂町に新店舗を、鳥取県大山町にはアウトドアアクティビティーのベースとなるキャンプ場を新規オープンする予定だ。

    問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス TEL:06(6536)5740

    スーパー ドライテック レインジャケット
    ¥22,550

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    ’82年の誕生から進化を続けるレインウェア。今季登場したのは独自の防水透湿性素材スーパードライテックを使用したモデル。表裏ともに保水しにくく、裏面は高密度ニットでさらっとした着心地。

    シームレス ダウンハガー800#3
    ¥34,100

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    ’76年、米国デュポン社のダクロン ホロフィルを採用した寝袋第1号が誕生。それから44年、2020年に世界初の革新的な構造を持つ、隔壁をなくして保温性を高めた寝袋に変身を遂げた。

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    日本の繊維のキャピタルである、大阪市西区で設立された。当初は雑居ビルの中の7坪の一室からスタート。机と電話が1台あるだけだった。現在は12階建てのビルが丸ごと、モンベル本社。

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    創業者であり現会長の辰野勇氏。アイガー北壁を登り、黒部川をカヌーで初下降した冒険家でもある。

    ナンガ(1941年〜)

    布団の下請け縫製から世界的ダウンギアメーカーに

    真綿布団の生産地として知られる滋賀県米原市。ナンガ社の前身となる「横田縫製」は、この地場産業である近江真綿を使った布団縫製の下請け工場として創業した。その品質が認められ、’88年に国内大手ブランドの寝袋のOEM生産をスタート。そのころから自社ブランド立ち上げに向けて研究を重ね、’95年に社名を「ナンガ」に変更し、高品質ダウン寝袋ブランドとして産声をあげた。

    象徴的なのは、防水透湿姓を持つ独自の表地素材「オーロラテックス」。’99年に、湿気を帯びると保温性が低下するダウンを濡れから守ることができる、画期的な寝袋を発表した。2001年には現社長横田智之氏(創業者の孫)が入社。’03年には自社初の「オーロラダウンジャケット」の販売を開始。
    ’17年には海外のアウトドアショーに出店するなど、世界に名を馳せるブランドに。現在、全国に8店舗の直営店を展開するなど、まだまだ成長を続ける。

    問い合わせ先:ナンガ TEL:0749(55)1016

    オーロラ ダウンジャケット
    ¥47,300

     

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    今やブランドのアイコン的アイテムが、冷気の侵入を防ぐ内襟を採用するなど、リニューアル。中綿にDXダウン、表地にオーロラテックスは不滅。

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    生地の裁断から縫製、ダウン封入まで、ほとんどの製品が今でも米原で職人の手によって作られている。

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    ’95年に株式会社ナンガが誕生した際の旧社屋。’21年に研究機関を立ち上げ、最高峰のダウンギアを開発。

     

    オガワ(1914年〜)

    大正時代から続くテントのご意見番

    「小川治兵衛商店」として、第一次世界大戦中に軍用テントの製造からスタート。戦後に欧米を視察した当時の社長がレジャーテントの必要性を感じ、製作をはじめた。’61年に国内初のロッジテント「オーナーロッジ」を発表。以後、キャンプ用テントのトップブランドとして多くのテントを製作。

    バリエーションが多く、日本の気候に合わせた高品質なテントは信頼度が高いことから、多くのキャンパーに愛用されている。日本キャンプ協会や日本オートキャンプ協会など数々の団体の発足に関わり、アウトドア業界を盛り上げてきた。リペアサービスにも力を入れており、生地の破れやファスナーの破損、廃番になった旧モデルの修理にも対応してくれる。

    問い合わせ先:キャンパルジャパン TEL:0800-800-7120

    オガワクッキング ファイヤーピット
    ¥38,500

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    YOKAの焚き火台をベースにogawaのロゴやオリジナルパーツを追加。約12.5㎏と重厚感があり、無骨で丈夫な作り。

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    軍用テントを手がけていたころの小川治兵衛商店。東京都京橋区八丁堀(現在の中央区八丁堀)に店を構えていた。

    ソレスト 
    ¥198,000

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    シェルターにもなる2ルームテント。天窓を備え、フルメッシュにしたときの開放感は堪らない。クロスリッジポールで剛性も抜群。

    オンウェー(1995年〜)

    室内使用もOKなデザイン性の高い折りたたみチェア

    各社から生産と開発を請け負うメーカーとして長年積み重ねてきた技術を、オリジナルファニチャーという形で表現。とくに椅子作りに力を入れており、当時木製や鉄製が主流だったなか、軽量で携帯性に優れるアルミ製に特化して開発。"2時間座って映画を見ても疲れを感じない椅子"をテーマにさまざまなスタイルの椅子を発表してきた。今年は集大成として、「ONWAY DESIGN MUSEUM」をオープン予定。

    問い合わせ先:オンウェー TEL:03(3234)9981

    スリムチェア OW-72CTN
    ¥14,300

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    肘掛と脚部のフレームが連動して開閉する構造を、世界初として2003年に発表。出荷数が60万脚を超える名作。

    ディレクターチェア OW-N65 
    ¥9,020

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    人間工学に基づいてデザインされ、長時間座っても疲れにくい。スポンジ入りの手すりでリラックス度満点。

    (BE-PAL 2024年2月号より)

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