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焚き火台の選び方
焚き火台を使用するキャンパーが増えてきたことで商品の種類も豊富になってきたが、その分選ぶ際に迷いがち。失敗しない焚き火台選びのポイントを紹介したい。
焚き火台選びのポイント
焚き火を調理に利用するか否か
焚き火台の種類は、大きさに関係なく調理できるかどうかで大きく2つに大別できる。アウトドア料理を作る際に調理器具としても使いたいなら、調理可能な焚き火台を選べばOK。
調理に向かない商品でも、五徳などオプション器具を取り付ければ調理できるようになる焚き火台もある。
暖をとったり火を眺めたりするのが主な目的なら、調理機能は必要ない。超軽量でコンパクトな焚き火台や、炎の揺らぎを楽しめるタイプの商品を選ぶと良い。
収納のコンパクトさもポイント
収納時のサイズは、焚き火台を選ぶ際の大きなポイント。公共交通機関やバイクツーリングでキャンプ場に向かう場合は、できるだけコンパクトに収納できる商品がおすすめだ。
収納サイズと併せて、重さも重要なチェックポイント。できるだけ軽量な商品を選べば、気軽に持っていくことができ持ち運ぶ際もとても便利。
コンパクトにまとまる焚き火台は、設営や撤収をひとりで行なわなければならないソロキャンプには最適だ。
▼参考記事
全国アウトドアショップ店員さんがイチ推しの焚き火台
プロが選んだ「買い」はどれ?全国アウトドアショップの店員さんが「本当に推したい焚き火台」に選んだものを一挙発表!
solo stove(ソロストーブ) キャンプファイヤー UCO(ユーコ) フラットパックグリルS SAVOTTA(サヴォッタ) ハッピーストーブ CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) カマド スマートグリルB6型 ソロストーブの中でも大きめなファミリー向けサイズ。2重壁で燃焼効率が高いので、ガスを使わず小枝などの自然素材でも簡単に高い火力が得られる。2次燃焼によって燃え残りである煙をも燃焼するので、衣服への臭いも付着が少なく、環境にも優しい。
ブランド・商品 画像 販売サイト 詳細情報 サイズ 価格 直径約17.8×高さ約23.5cm ¥17,930 24.1×17.8×20.3cm ¥5,940 W14×H14×D14cm ¥5,940 幅20×奥行12.5×高さ18cm ¥6,600
solo stove(ソロストーブ) キャンプファイヤー
推しのコメント
「シンプルで丈夫な作り。しっかり二次燃焼してくれ、枝や薪を投入しやすいサイズ感もいい」(秀岳荘白石店)
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UCO(ユーコ) フラットパックグリルS
30秒で組立て完了。燃焼に必要な空気を適度に取り入れる構造なので、効率的に調理ができる。堅牢でサビに強いステンレス製なので、メンテナンスもラクで長持ちする。バックパックの背面に挿入し気軽に持ち運べるコンパクトさがうれしい。
たためばA4サイズ以下に!
「簡単収納なのにしっかり燃焼し、使い込むほど色が変わっていくのがギア心をくすぐる」(好日山荘池袋西口店)
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SAVOTTA(サヴォッタ) ハッピーストーブ
名前のとおり見るだけで笑顔になる焚火台。7枚のステンレス板で構成された美しい形が特徴的。14cm角の軽量でコンパクトなデザインでありながら、ポットや食器も載せられる。
「焚き火台の表情が安心感を与えてくれます」(sotosotodays)
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CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) カマド スマートグリルB6型
ゴトクとアミがセットになったステンレス製グリル。収納時はB6サイズにたためてコンパクト。ネジを使用していないのでドライバーも不要で組み立ても楽。
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撮影/山本 智
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アウトドアの達人が徹底チェック!ソロキャンプ向けの焚き火台
ソロキャンプに向くのは、収納時にコンパクトで、簡単に火の管理ができるシンプルなタイプ。1kg以下なら持ち運びも苦労しない。
長年多くのギアを見てきた達人・牛田さんがソロキャンプ向けのコンパクト焚き火台をチェック!
牛田浩一さん
以前はアウトドア用品会社でプレス業務を担当し、ギア類にはめっぽう強いアウトドアコーディネーター。著書に『キャンプ雑学大全 2020 実用版』がある。
ソロキャンプに必要な道具のキーワードのひとつが、「必要十分」だ。
「僕がソロ用の焚き火台やテーブルを買うときにチェックするのは、最低限の大きさがあったうえで、やはり重さと収納性になりますね。さらにデザインが優れていれば最高です」
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 男前ファイアグリル
重量わずか493gで、収納サイズは25×16.5×1.5cmと、まさに軽量コンパクト。4kg程度の鍋も置ける剛性だ。
solo stove (ソロストーブ) ライト
2重壁で燃焼効率が高く、小枝などの自然素材でも簡単に効率よく燃焼させることが可能だ。コンパクトで、ソロキャンプなどに最適なサイズ。
燃やされた熱い空気が内部で上昇することで、どんどん新鮮な酸素が供給される構造になっている。重量は255g、収納サイズは高さも幅も10cm程度だ。捨った小枝などを燃料にして使える。
「少し嵩張りますが、これならバックパックにも入りますね。非常に燃焼効率が高く、側面の穴から見える炎の美しさが気に入っています」
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Sho's(笑’s) コンパクトグリルB-6君
名前とおりB6サイズに収納できる、ポケットサイズの焚き火グリル。空気の通りがよく、着火しやすくよく燃える。0.6mm厚のステンレス板を使用し、蝶番や溶接を使っていないので歪んでも壊れにくく、耐久性が高い。
「人気の笑’sのコンパクト焚き火台のなかでも、これはソロでしっぽり焚き火するのにピッタリ。組み立てには若干慣れが必要ですが、難しいわけではありません。オプションのグリルを組み合わせ、焼き物をするのもいい」
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撮影/山本 智
▼参考記事
BE-PAL編集部員が実際に使ってみたおすすめミニ焚き火台
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
サイズ | 価格 | |||
mont-bell (モンベル) コンパクト ファイヤーピット | ![]() | 高さ19×幅14.5×奥行き22cm | ¥8,800 | |
UNIFLAME (ユニフレーム) ファイアグリルsolo | ![]() | 約29.5×29.5×18(網高)cm | ¥5,500 | |
UM UM Fire Pit | ![]() | W25×D25×H35.8cm | ¥36,000 | |
UNIFLAME (ユニフレーム) バーンストーブ | ![]() | 約20.3×21.1(ハンドル含む)×高さ25.7cm | ¥12,100 | |
ADVENTURHYTHM HUNTER : Re・mo 焚き火バッグ(ステンレスセット) | ![]() | 巾20×奥行21×高さ14.5cm | ¥9,700 | |
mont-bell (モンベル) コンパクト ファイヤーピット
簡単に折りたたんで持ち運びできる、コンパクト&軽量な焚き火台。折りたたむと厚さはわずか5cmに! 強度が高く、メンテナンスも容易なステンレス製。
人気の焚き火台にソロキャンプやツーリングに適したコンパクトモデルが登場。「両サイドが開くので、長い薪を小割りにせずそのままくべられるのがいいですね」。深さのある箱型なので薪がばらけにくく、安定した火力が長続きするのもポイントだ。
ロストル(着火剤を置く火床板)をはずすとパタパタとコンパクトに折りたためる。収納時の厚さは5cm。隙間に差し込めるサイズだ。
オリジナルは長辺が42cm。中間のSサイズもある。このふたつは二次燃焼型だ。

専用五徳があれば調理も可能。
オプションの五徳を使えば調理も可能。本体と一緒に収納袋にしまえる。
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UNIFLAME (ユニフレーム) ファイアグリルsolo
テーブルトップでも使える、小型のソロ仕様の焚き火台。空気を取り込みやすく、薪への着火が早いのが特徴。炉と焼き網を付属。ソロキャンプで焚き火・調理を兼用するのにぴったりだ。
組み立てやすさ、強度、コスパの三拍子そろったベストセラーのソロ用モデル。本家の使いやすさはそのままなのがうれしい。
「片手で持てるほど小さくなり、調理もできて超便利でした」
「ひとり焼き肉にぴったりのサイズが面白い。ソロキャンプで焚き火・調理を兼用するのに良さそうです」
正方形の本体に収束させた脚が収まる。このサイズならひとりでも持ち運べる。
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撮影/山本 智
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UM UM Fire Pit
取り外し可能な8枚のパネルで二次燃焼を促し、煙を抑えつつ高火力を生み出す。暖をとりたいときは手前側のパネルをはずすなど火のコントロールも自在だ。
8枚のパネルで二次燃焼を促し、煙を抑えつつ高火力を生み出す。暖をとりたいときは手前側のパネルをはずすなど火のコントロールも自在だ。
付属の専用の五徳をセットすれば調理も可能。高火力で湯沸かしも楽。
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UNIFLAME (ユニフレーム) バーンストーブ
煙の発生が少ない二次燃焼焚き火台。五徳の大型のスリットは鍋を置いたときも空気の流れを遮断せず、高火力を維持する。ハンドル付きで火がついたまま持ち運べるのも特徴だ。
三角柱型の焚き火台は、同社初の二次燃焼モデル。燃焼効率が高く、煙が少ないのはもちろん、重い鍋をのせられるタフな五徳など、使い勝手も◎。
持ち手のハンドルが付いているから、面倒な焚き火場所の移動も簡単。
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撮影/三浦孝明
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ADVENTURHYTHM HUNTER : Re・mo 焚き火バッグ(ステンレスセット)
バッグ感覚で持ち歩ける小型軽量の焚き火台。
バッグ感覚で持ち歩ける小型軽量モデル
開口部が20×21cmというとても小さな焚き火台。短い枯れ枝や薪しか使えないが、収納するとバッグのような形状になり気軽に持ち歩けるのが大きな魅力。630gと軽量で、ソロキャンパーにお薦めの一台だ。
撮影/永易量行
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こちらも要チェック!おすすめのミニ焚き火台
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
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サイズ | 価格 | |||
BELKROOT en solo | ![]() | 直径30×高さ10×火床高さ5.5cm | ¥16,500 | |
Belmont (ベルモント) チタン テトラストーブ | ![]() | 約12.5×13.2×7.4cm | ¥4,070 | |
Mt.SUMI(マウントスミ) パーフェクトグリルミニ | ![]() | 21.4×D16.6×H11.5cm | ¥6,980 | |
SOLO STOVE(ソロストーブ) メサ | ![]() | 直径約13×高さ約17.5cm | ¥14,960 | |
SOTO (ソト) テトラ ST-941 | ![]() | 幅8.8×奥行8.8×高さ7.9cm | ¥1,320 | |
SOTO (ソト) ミニ焚き火台 ヘキサ | ![]() | 幅15.5×奥行15.5×高さ7.9cm | ¥2,640 | |
BELKROOT en solo
折りたためばA4サイズに収まり、組み立ても開くだけと簡単。軽量かつ楽ちんで、しかもかっこいい!※画像右
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Belmont (ベルモント) チタン テトラストーブ
チタンのパネルを組み立てて、各種アルコールストーブと固形燃料が使える風防兼五徳。煙突効果で炎を安定させ、小さいカップも置けるデザイン。タイベックのケース付き。重量50g。
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撮影/大森千歳
▼参考記事
Mt.SUMI(マウントスミ) パーフェクトグリルミニ
“組み立て・収納1秒”がウリのソロ~デュオ向きグリル。ロストル部分を上にしてグリル本体の両側を握って持ち上げれば、自然にサイドが落下。焼き網とウイングプレートを取り付けるだけで組み立て終了だ。別売「グリルマウント」を使えば手持ちの「コンビネーションタフテーブル」にビルトインできるのもイマドキ。
●サイズ:21.4×16.6×H11.5cm
●重量:1.5kg
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SOLO STOVE(ソロストーブ) メサ
直径13㎝の小さなボディーながら、二次燃焼、卓上使用OK、ペレット燃料にも対応と、魅力的な機能が盛りだくさん。燃焼効率が高いので、同サイズの焚き火台よりも暖かく、手元暖房としても心強い存在だ。
卓上で使用できる屋外専用のスタンド付き焚火台。燃料はペレットと薪が使えるDual Fuel設計。初心者でも簡単に着火でき、二次燃焼では無煙の焚き火を楽しむこともできる。スタンドを折りたためるのでコンパクトに収納が可能。カラーバリエーションも豊富。
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撮影/三浦孝明
▼参考記事
SOTO (ソト) テトラ ST-941
焚き火台としての使用はもちろん、固形燃料を入れて使えば風防&五徳としても便利。サイズ的に松ぼっくりがぴったり収まるので、松ぼっくりを燃料とすれば着火も早い。あとは小枝をくべて、暖を取ってよし、調理に使ってよしのすぐれもの。
使用時は幅8.8×奥行8.8×高さ7.9cmで、収納時は厚さ0.4cmほどに薄くなり、ポケットにも収納可能。なおかつ、重さはわずか122gととても軽量。ザックに入れてもスペースを取らず、荷物にならない。
撮影/早坂英之
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SOTO (ソト) ミニ焚き火台 ヘキサ
各側板には、枯れ枝をくべ足すのにも重宝する三角状の大きな通気口が付いたステンレス製のミニ焚き火台。鍋なども載せられるので料理の保温などにも使える。
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撮影/早坂英之
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