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日本品質を世界に示す「スノーピーク」
「スノーピーク」の前身は、1958年に大工道具の卸問屋として、山井幸雄氏が創業した「山井商店」だ。山が好きな彼は、1963年に登山用品ブランドとして「スノーピーク」を立ち上げた。その後、1986年に入社した長男・太氏は、当時まだ盛んとはいえなかったオートキャンプというレジャーに着目する。
「キャンプが野遊びのスタンダードになるかも……」という彼の予感は的中。つぎつぎに繰り出す使い勝手の良い機能的なスノーピーク製品は、あっという間に多くのキャンプ好きのハートを射止めた。
さらには、1999年に米国メディアのアワードを受賞したのを機に、海外へも積極的に進出。2000年代には日本のスタイルを海外に発信するほどにまで躍進する。そして2014年に立ち上げたアパレル事業も、大成功をおさめて順調そのもの。野遊びのあらゆるカテゴリーをカバーするスノーピークは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し続けている。
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スノーピークのロングセラー「焚火台」の特徴

スノーピークの代表的アイテム「焚火台」。類いまれなる頑丈さとワンアクションで設置できる利便性の高さを併せ持つ、ロングセラーモデルだ。逆三角錐のデザインは薪や炭の燃焼を促す構造。
タフなステンレス材質、剛健なスペックを備え、修理の必要がないほど。少々高額ではあるがブランドの信頼感と一生モノの強度があると思えば納得だ。焚火を豪快に楽しむだけでなく、多彩な焚火、炭火料理が楽しめるオプションも充実している。

焚火台の上部に並ぶ空気穴は視覚的デザイン性も持ちながら、空気を取り入れて燃焼を促す。

オプションで焚火調理を色々アレンジできるグリルブリッジを用意。焼き網、鉄板などもある。
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シーンに合わせてサイズが選べる!「焚火台」のラインナップ
スノーピークの焚き火台は、Sサイズは1~2人用、Mサイズは2~3人用、Lサイズは3~4人用。Lサイズの3倍の大きさであるLLサイズはグループ用におすすめだ。各モデルのスペックをチェックしていこう。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
---|---|---|---|
価格 | |||
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台S | ![]() | ¥11,880 | |
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台M | ![]() | ¥17,160 | |
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台Mスターターセット | ![]() | ¥27,390 | |
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台L | ![]() | ¥21,120 | |
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台Lスターターセット | ![]() | ¥33,990 | |
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台LL | ![]() | ¥43,560 | |
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シンプルで堅牢な末っ子「焚火台S」
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台S
開口部が45.5cmのLに比べ28.5cmとスモールサイズ。ソロでもデュオでもOKで、中華鍋料理にも使いやすい。
●サイズ:W285×D285×H205mm
●収納サイズ:350×410×25mm
●重量:1.8kg
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市販の薪を気軽にくべられる「焚火台M」
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台M
開口部は35cm角。構造は他サイズとまったく同じでオプションも豊富だ。
●サイズ:W350×D350×H248mm
●収納サイズ:450×515×32mm
●重量:3.5kg
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Snow Peak(スノーピーク) 焚火台Mスターターセット
「焚火台M」に、「ベースプレートM」、「炭床ProM」、収納ケースといった安全に焚火を楽しむオプションを加えたリーズナブルなセット。逆四角錐の本体は、薪の組み方を考えなくてもよく燃える。厚手のステンレス板は高火力にもへこたれず、どっしりしていて簡単に倒れない。
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グループでの使用時におすすめ「焚火台L」
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台L
頑丈で壊れ知らずな作りは、まさに一生モノの焚き火台。
●サイズ:W455×D455×H315mm
●収納サイズ:560×640×32mm
●重量:5.5kg
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Snow Peak(スノーピーク) 焚火台Lスターターセット
家族みんなで囲むのにちょうどいい「焚火台L」に地面へのダメージを低減する「ベースプレートL」、燃焼効率をあげる「炭床ProL」、収納ケースをまとめたおトクなセット。
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長めの薪もOK!「焚火台LL」
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台LL
デザインはそのままに、Lサイズより一辺約18cmも大きくなったモデル。容量もLサイズの2倍にアップ。一般的な40cmの薪がすっぽり入ってしまうサイズ感なので、流木や長めの枝などを追加投入しても崩れる心配が少なく、よりワイルドに焚き火を楽しむことができる。
●使用サイズ:63.3×63.3×44cm
●収納サイズ:88.2×81×4.2cm
●重量:11kg
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これぞ一生モノ!「焚火台」の魅力を愛用者がレビュー

筆者が29年前に買ったスノーピークの「焚火台」。本体は、サビにくいステンレス製。棒状のフレームに、4枚のプレートが溶接されている。溶接跡にも表情があり、「きっと職人さんがひとつひとつ丁寧に溶接しているんだろうな」と想像させる。
基本的な構造は現行モデルに継承されているが、現行商品とは品番が異なるので、何らかの変更点があったのだろう。ここでは、29年前の商品について語るので、現行商品との若干の相違があっても大目にみていただきたい。

この焚火台の素晴らしさは、組み立てが簡単なこと。ケースから取り出し、脚を開いて地面に置けばそれで完成。折りたたみも同様に瞬時にできる。


本体は使うほどに焼け跡の表情が変わり、いい味に育っていく。今もって買ったときと変わらず火を灯せる並外れた耐久性の高さこそ、この焚火台の最大の価値ではないだろうか。
最初から完成された商品を送り出し、当時とほとんど変わらない製品を今も販売し続けるスノーピーク。その技術力の高さと先見性に感謝をしながら、また火を灯したい。使うほどに味わいが深まり愛着がわく。これぞ一生モノだ。
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オプションも便利!「焚火台」とあわせて使いたいアイテム
Snow Peak(スノーピーク) フローガL
焚き火特有のツンとした匂いや、目にしみる煙を激減させる画期的なアイテム。Lサイズの焚火台専用のアイテムで、燃えている薪から発生する可燃性ガスを再燃焼(二次燃焼)させることにより、不快感を軽減してくれる。2パーツに分かれる組み立て式で、設置・収納性も抜群。
●サイズ:47.5×47.5×9cm
●重量:4.8kg
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Snow Peak(スノーピーク) ジカロテーブル
人気の囲炉裏型テーブル。焚き火台を囲んで使用できるほか、セッティングを変えればコンパクトなテーブルとしても使え、使い勝手の良さが特徴。豊富なオプションも揃っている。
●サイズ:焚火台L使用時/1,120×1,120×400(h)mm(開口部/600×600mm)
●収納サイズ:745×170×400mm
●重量:10.5kg

アウトドアメーカー各社から、さまざまな囲炉裏型のテーブルが発売されているが、ジカロテーブルの特徴はテーブルの天板が広いこと。4つのテーブルユニットを組み合わせて使用するが、ひとつひとつの天板の奥行きが260mmある。
これだけの広さがあると、お皿やグラス、カトラリー類などを置いても必要十分。食材や鍋類なども置ける。もちろん、サラダやつまみなどの副菜もOK。

中央に配置した焚き火台は、スノーピークの「焚火台 L」に「焚火台 グリルブリッジ L」を組み合わせたもの。この組み合わせなら、焚き火はもちろん、焼き網を乗せればBBQも楽しむことができる。
なによりも、ジカロテーブルにベストなサイズ(高さ・幅、ともに)なのが使っていて気持ちいい! 別売りの「ベースプレートスタンドL/M」をプラスするとほどよい高さとなり、さらに快適な囲炉裏空間が生まれる。
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