トラウトロッドを知る!選び方やおすすすめ商品を紹介 | 釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • PR

    釣り

    2025.08.26

    トラウトロッドを知る!選び方やおすすすめ商品を紹介

    トラウトロッドを知る!選び方やおすすすめ商品を紹介
    美しい鱒を狙うトラウトルアーフィッシングの必需品、トラウトロッド。
    しかし一概にトラウトロッドといっても、シチュエーションごとに千差万別です。
    今回は、そんなトラウトロッドの選び方やおすすめ商品を紹介します。

    (出典)photoAC

    トラウトロッドは川釣りで活躍するロッド

    トラウトの生態は様々で、川で一生を終える種もいれば降海する種もいます。

    そんなトラウトを海で狙うスタイルもありますが、トラウトフィッシングといえば渓流といった河川や湖、人工のポンド(池)などの淡水域での釣りがメジャーです。

    今回は主に河川やポンドで使用されるトラウト用のルアーロッドを紹介します。

    トラウトフィッシングとは?

    現在トラウトフィッシングといえば大きく2つのスタイルに分けられます。

    エリアトラウト

    ポンド
    参考記事「初心者でも始めやすい!管理釣り場でのエリアトラウト基本的なポイント

    エリアトラウトは閉鎖的なポンド内に人工的に放流されたトラウトを釣るスタイルで、その魚影の濃さから(魚の数が多いこと)、初心者でも簡単にルアーフィッシングを楽しむことができます。

    その一方でルアーを見過ぎて警戒心の高いトラウトも多く、釣果を重ねたり大物を釣るためにはそんな警戒心の高いトラウトをルアーに食いつかせるテクニカルさも要求されます。

    誰でも一定の釣果を得られやすく、それでいて上級者も楽しめる奥深さもあるのがエリアトラウトです。

    ネイティブトラウト

    (出典)photoAC

    ネイティブトラウトはその名の通り自然界に生息するトラウトを釣るスタイルです。

    自然相手であることからエリアトラウトほどの釣果は期待できず入念な準備や装備も必要ですが、山あいの渓流など人工物の一切ない景観の中で、まさにそこに生息していたトラウトとの出会いには感動があります。

    外来種であるニジマスや品種改良されたトラウトも多く混じるエリアトラウトに比べ、渓流域では交雑や放流も見られますが、ヤマメやアマゴやイワナなどほとんどが日本の在来種であることも大きな魅力です。

    トラウトロッドの選び方

    ロッドの素材

    ロッドのブランクス
    参考記事「いまさら聞けないという人必読!釣り竿各部の名称とその役割をオフシーズンのうちに覚えよう

    ロッドの素材としてカーボンが使われるようになって久しく、ほとんどのトラウトロッドはカーボン製となっています。

    近年ではカーボン素材自体の進化も目覚ましく、上位機種になるほど軽量で張りのあるカーボンが用いられています。

    エリアトラウトでは釣果を競う競技会が開かれることもあり、特に競技仕様のエリアトラウトロッドは軽量感と感度を突き詰めるため、グリップ部分までカーボン製というものまであります。

    ネイティブトラウトで使用されるロッドも上位機種では最高峰の素材が用いられますが、張りのあるカーボンよりもよく曲がる昔ながらのグラスファイバー素材の愛好家も多くおり、グリップまわりのつくりも自然の景観や写真写りに映えるようなウッド素材やコルク材などが用いられる傾向があります。

    重量

    ロッドを高く構える
    参考記事「ルアーでの釣り方のコツを解説!本流域ならではの感動を味わおう

    ロッドの重量イコール扱いやすさと感度の良さと言っても過言ではなく、軽いほどピンポイントへのキャストを決めやすく感度が良いロッドということになります。

    競技会を見据えたエリアトラウトであれば軽量なロッドほど有利になりますが、エリアトラウトロッドや渓流域で使用されるネイティブトラウトロッドは、もともと短めに設計されていて扱いやすいので、初心者の方がひとまず釣りを楽しみたいということであれば重量はそこまで気にしなくても良いでしょう。

    また、ネイティブトラウトロッドは見映えのためにグリップ部分に天然木などが用いられる場合もあり、ロッド本体に軽量なカーボン素材が使われていたとしても総重量は重くなる傾向にあります。

    長さ

    ロッドを構える
    参考記事「「万年筆です」とごまかせる!? 仕舞寸22cm、出張釣り師のためのコンパクトロッド

    ロッドは長いほど大きな遠心力でルアーを遠投でき、短いほど感度や扱いやすさが向上し携行性も良くなります。

    エリアトラウトでは地形の変化の少ないことから、トータルバランスの良い5ft台~6ft台のロッドがほとんどとなっています。

    ネイティブトラウトではロッドの長さの選択は重要で、自然相手ということもありあらゆる長さのロッドが存在します。短いものでは4ft台、長いものとなると9ft台というロッドまであります。

    山あいの渓流では山歩きの携行性であったり木々の茂るポイントでの扱いやすさを重視し、4ft~5ft台の短いロッドがおすすめです。

    下流域になるほど川原は開けてきて川幅も広くなることから、遠投性を重視した長尺のロッドが用いられるようになります。

    硬さ

    トラウトロッドとルアー
    参考記事「経験者が語るトラウトフィッシングの魅力って?初心者必見の装備や注意点

    ロッドの硬さは狙うトラウトの大きさや扱うルアーによって様々です。

    エリアトラウトでは釣り場に複数のロッドを持ち込めることから、使用するルアーや狙うトラウトの大きさにより、ロッドの硬さのラインナップは細分化される傾向となっています。

    管理釣り場によって放流されているトラウトの種類やサイズも異なるため、どこの管理釣り場で釣りをするかであったり使用するルアーに合わせた硬さの選択が大事になります。

    移動頻度の高いネイティブトラウトでは釣り場に持ち込めるロッドが実質1本に限られることもあり、1本でいろんなルアーに幅広く対応できる設計となっています。例えば5ft台で極端に硬かったり柔らかいロッドなどといった選択肢はもともと少ないため、あまり気にしなくて大丈夫です。

    アクション(テーパー)

    曲がるロッド
    参考記事「小型青物イナダなどを狙えるライトショアジギングとは?シンプル&手軽で海釣り初心者におすすめ!

    ロッドのアクションとはロッドの曲がり方のことで、テーパー(調子)とも表されます。ルアーを動かす際のアクションとは違うため注意しましょう。

    アクションは大きく分けて、曲がりが先端から胴(手元に違い部分)に移行していくファストテーパー(先調子)、ロッド全体が曲がり込むスローテーパー(胴調子)、中間となるレギュラーテーパー(本調子)の3つがあります。

    ファストテーパーはルアーの操作性やキャストの精度に優れ、スローテーパーはロッド全体がトラウトの引きに合わせて曲がり込むためバラシにくく大物にも対応できる特徴があります。

    エリアトラウトロッドはテーパーの選択肢も豊富ですが、初心者が最初の1本としてロッドを選ぶのであれば中間となるレギュラーテーパーがおすすめです。

    ネイティブトラウトロッドではロッドの長さとテーパーはほぼ比例しており、渓流用の短いものほどファストテーパー、大場所で使用する長尺のものはレギュラーテーパーもしくはスローテーパーとなっています。

    トラウトロッドで釣れる魚

    実はトラウトロッドはあるジャンルのロッドとスペックが似ていたり、汎用性の高いモデルもあったりと色んな魚を狙うことができます。

    アジ・メバルなどのライトソルトルアーフィッシング

    エリアトラウトロッドはアジやメバルを狙うライトソルトルアーロッドとスペックが非常に似ているので代用することができます。

    また、ネイティブトラウトロッドでも渓流用の短くて軽量のものであれば十分代用が効きます。

    エリアトラウトで使用されるルアーはライトソルトルアーで使用されるルアーとほぼ同じ重量であることからキャストなども卒なく行えるでしょう。

    注意点としては、このようなトラウトロッドは片手でのキャストを想定されているためグリップエンド(リール取り付け部下側の末端)が短めに設計されており、肘にグリップエンドを当てて強い引きに耐えるといった魚とのやり取りや、両手でのキャストが想定されているライトソルトルアーロッドに比べて遠投はしづらいといった点が挙げられます。

    シーバスフィッシング

    シーバス
    参考記事「シーバスの釣り方を徹底解説!おすすめのポイント・シーズン・ルアー選びまで

    ネイティブトラウトロッドの中でも長尺でパワーのあるモデル(8ft~9ft)であれば河川や干潟のシーバスフィッシングに流用できます。

    本来使用されるシーバスロッドに比べてロッドのパワーは劣りますが、開けたポイントであればシーバスの強い引きもリールのドラグ(負荷に応じてラインを送り出す機能)で対応できます。

    そして、コルクグリップやウッド素材で構成されるトラウトロッドは見映えの良さがあります。

    ネイティブトラウトで使用するような木枠のランディングネットなども併用すれば趣のあるシーバスフィッシングを楽しめることうけあいです。

    おすすめトラウトロッド3選

    渓流釣行におすすめの1本

    ダイワ(DAIWA) ワイズストリーム テレスコ 50TUL

    機動性に優れたテレスコモデル。あらゆる場所に携行し、幅広いルアーを軽快に楽しめるスタンダードモデル。

    ダイワのワイズストリームシリーズはネイティブトラウト専用ロッドです。

    このモデルの特徴は各節が伸縮する振出し竿(テレスコピック)であることです。

    山あいの渓流域におけるネイティブトラウトでは実際の釣りに加えて山歩きといった移動の時間も多く、渓流を歩き回りながら時折出現する好ポイントを巡る形になります。

    伸縮する振出し竿であれば非常にコンパクトに収納できるため、移動時はリュックに入れて両手をフリーにすることが可能で、分割式のロッドでは手間になりがちなラインの処理も、ガイド(ラインが通るリング)に通したままロッドの展開と収納も行えます。

    ハイコスパなエリアトラウト入門おすすめロッド

    シマノ(SHIMANO) トラウトワン AS S60SUL

    シマノ王道調子。3g台までのスプーンをメインに、巻きの釣りに対応。

    シマノのトラウトワン ASはエリアトラウト専用ロッドです。

    キャスト時やファイト時のロッドの捻じれを抑制する「ハイパワーX」や、繊細なトラウトの食いつきに追従する柔らかさと高い感度を両立する「ソフチューブトップ」など、上位クラスのロッドに搭載されている機能を取り入れながらも価格を抑えたモデルになります。

    S60SULはラインナップの中でも中核となるモデルで、あらゆるタイプのルアーを卒なく使いこなすことができ、小型トラウトの数釣りから大物狙いにも対応できる、これからエリアトラウトを始めたいという方におすすめな1本です。

    所有感をも満足させるハイエンド

    スミス(SMITH) トラウティンスピン イル・フロッソ

    トラウトロッドの歴史を作り上げてきたスミスオリジナル“Troutin’Spin”の正統なる系譜のハイエンドモデル。

    トラウトタックルメーカーの雄であるスミスのハイエンドモデルがトラウティンスピン イル・フロッソです。

    小規模な渓流域から太い流れの本流域、湖のネイティブトラウトまで対応できるラインナップが揃っています。

    錆と無縁のチタン製ガイドや標準装備のフックキーパー(移動や撮影時にルアーのフックを引っかけておくリング)といった実用性能はもちろん、グリップ部のデザインや天然木を使用したリール取り付け部など趣向が凝らされており、ネイティブトラウトでは避けられない禁漁期間においても所有感を満足させるロッドです。

    トラウトロッド選びは慎重に!鱒釣りを楽しもう!

    一概にトラウトフィッシングといえど、あらゆるフィールドが存在します。

    フィールドに適したロッド選びをして、トラウトフィッシングをより楽しいものにしましょう!

    志田 こうたろうさん

    アウトドアライター 釣りYouTuber

    幼少から釣りに触れていたものの“趣味としての釣り”をするようになってからは10年を越えたところ。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 海や渓流などのルアーフィッシングに加え、夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。

    あわせて読みたい

    "卑怯"なほど簡単に釣れる「穴釣り」のすすめ。必要な道具・釣り方・注意点も解説

    「サーフルアーフィッシング」が海釣り初心者におすすめな3つの理由

    「サーフルアーフィッシング」が海釣り初心者におすすめな3つの理由

    アユ釣りは初心者でも挑戦可能!友釣りについて解説

    アユ釣りは初心者でも挑戦可能!友釣りについて解説

    「つまみを釣りたい!」釣り初心者の女4人が、渡船で堤防釣りに挑戦してみた

    「つまみを釣りたい!」釣り初心者の女4人が、渡船で堤防釣りに挑戦してみた

    「バラシ」とは? 釣りで魚がバレる原因と対策5選

    「バラシ」とは? 釣りで魚がバレる原因と対策5選

    NEW ARTICLES

    『 釣り 』新着編集部記事

    鮎釣りの妙技!掛けた鮎をタモに収める「取り込み技法」を紹介

    2025.08.17

    鮎釣りを手軽に体験! 最近流行りの「ライトスタイル」をやってみた

    2025.08.13

    蔵王連峰屈指の景勝地=御釜ハイキングと釣り堀を満喫!親子でキャンピングカーの旅

    2025.08.11

    アユ釣りは初心者でも挑戦可能!友釣りについて解説

    2025.08.08

    キジハタを釣りたくてカヤックフィッシングに挑戦!真鯛も釣れたぞー

    2025.07.27

    右岸と左岸ってどっち? ヘチとは? 渓流釣りで役立つ河川用語5選

    2025.07.24

    雨の奥只見湖で釣り体験! カヤックフィッシングで秘境の大岩魚を追う

    2025.07.15

    シーバスの釣り方を徹底解説!おすすめのポイント・シーズン・ルアー選びまで

    2025.07.10