「バラシ」とは? 釣りで魚がバレる原因と対策5選 | 釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

釣り

2025.06.07

「バラシ」とは? 釣りで魚がバレる原因と対策5選

「バラシ」とは? 釣りで魚がバレる原因と対策5選
全ての釣り人が避けて通ることはできず、ベテランでも悩まされることが多いのがバラシです。バラシとは釣り針に掛けた魚を逃がすことを指し、バラす、バレるともいいます。釣果を追い求める釣り人であれば永遠に向き合わなければならない課題ともいえます。
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そもそもバラシとは?

バラシとは一度釣り針に掛けた魚をやりとりの最中に逃がしてしまうことを指す言葉です。

魚が釣り針に触れたものの刺さらなかったり、釣り糸が切れてしまうといったトラブルはバラシには該当しません。

バラシは釣り人のあいだでは大変よく使われる言葉であり、バラバラに分解することの言い換えである「バラす」から派生したといった説もありますが、実は語源は分かっていません。

今回はせっかく釣り針に掛けた魚をバラす原因と、バラシてしまわないための対策を紹介します。

釣り針が貫通していない

釣り針のカエシ
釣り針のカエシ。

多くの釣り針にはカエシと呼ばれる抜けを防止する箇所があり、しっかり釣り針を貫通させればそうそう簡単に釣り針が抜けることはありません。

では、釣り針を貫通させるにはどのような点に気を付ければよいのでしょうか。

①釣り針の鋭さを保つ

折れ曲がった針先
気付かない間に水底に擦るなどして釣り針の先端がわずかに折れ曲がっていることも。

釣り針が鋭くなければ釣り針を貫通させるのは困難でしょう。

釣り針の状態は常に気に掛けておき、しっかりメンテナンスをして鋭さを保つ必要があります。

釣り針の鋭さを計る目安としては、指の爪に針先を滑らせてみて爪に薄い線キズが入ったり引っ掛かりを感じることができれば鋭さは万全といえます。

釣り針が鈍っていたり先端が折れ曲がっている場合は釣り針の交換や専用のシャープナーで先端の修正を行うといったメンテナンスが必要になります。

②しっかりアワセる

曲がる釣り竿
魚の手応え(アタリ)を感じたとき、そのままやり取りを始めても釣り針はなかなか貫通してくれない。

魚が食いついたと確信したのであれば釣り竿を煽って強いテンションをかけましょう。

この動作をアワセと呼び、釣り針をしっかり貫通させることができます。

ただし、魚の種類や釣り方によってはアワセが厳禁であったり、手応えを感じてから数十秒待ってからアワセをする必要があったりと奥が深い一面もあります。

例えば、活き餌を使用したヒラメ釣りでは「ヒラメ40マゴチ20」という格言があり、アタリを感じてからヒラメが餌と釣り針を飲み込むまで約40秒間(マゴチであれば20秒間)待った方が良いのです。

ルアーフィッシングであれば多くの場合アタリを感じた瞬間には針先が魚に触れているため、即アワセを基本として大丈夫です。

釣り竿をしっかり曲げる

釣り竿には、仕掛けを遠くに飛ばす、魚のアタリをとらえやすくするなど、さまざまな役割があります。
なかでも特に重要なのが、魚をバラさないための“弾力”です。

釣り針が外れる原因は大抵の場合ふたつのパターンに絞られ、釣り竿の弾力を使いこなすことでそれらを防ぐことができます。

①釣り針の抜け・破損

ルアーの折れた釣り針
折れた釣り針。釣り竿を曲げて瞬間的な負荷を和らげれば防げたかもしれない。

釣り針が抜けたり折れたりといった、針そのものが原因のバラシは、釣り竿をしっかり曲げて、常にラインにテンションをかけ続けることで防ぐことができます。

もし釣り竿がただの硬い棒だったら、魚が暴れたときに糸のテンションが急にゆるんだり、逆に強く張ったりしてしまいます。その衝撃で、釣り針が外れたり折れたりするリスクが高くなります。

釣り竿がしっかりと曲がり、強すぎず弱すぎないテンションを掛け続けることでそういったトラブルを防いでくれます。

②口切れ・身切れ

釣り上げた鮎
口ではなく背中や胴に釣り針が刺さることが多い鮎釣りでは身切れともいう。

釣りにおける口切れとは、釣り針が抜けたりするのではなく魚の口の部分の肉が切れてしまうことで釣り針が外れることをいいます。

このような口切れや身切れを防いでくれるのも釣り竿の弾力で、魚が走りだしたり大きく頭を振った際に発生する釣り針の掛かり所への負荷を、釣り竿の曲がりが追従することで和らげてくれます。

釣り竿の弾力が果たす重要な役割のひとつに、魚の口が切れたり、身が裂けたりして針が外れてしまうのを防ぐことがあります。魚が急に走ったり、大きく頭を振ったときには、針に強い力がかかりますが、釣り竿がしなってその動きに合わせてくれることで、その負荷を和らげてくれるのです。

リールのドラグを活かす

リールのドラグノブ
一般的なスピニングリールであればドラグ力の調整はリール上端のドラグノブで行う。

魚の引きが強烈だったり急に大暴れを始めると、釣り竿を曲げていられず釣り糸と釣り竿が一直線になる伸された(のされた)状態になってしまいます。

こうなると釣り竿の弾力を活かすことはできず、次の瞬間には口切れしたり釣り糸が切れたりしてしまいます。

これを防ぐ最後の砦ともいえるのがリールのドラグ機能です。

負荷に合わせてリールに巻かれた釣り糸を放出する機能であるドラグ力を適切に調整しておくことで、釣り竿の弾力のような役割を持たせることができます。

ただし、釣り糸を放出するドラグは釣り竿の曲がりと違い魚との距離が広がるので、釣り糸が出た分はしっかり竿を曲げながら巻き取る必要があります。

また、リールのない延べ竿での釣りの場合、魚に強く引かれて竿がのされると、口切れや糸切れにつながりやすくなります。だからこそスリリングで、これも延べ竿ならではの魅力です。

奥が深すぎるバラシ対策

タックル(釣り道具)の選び方は、バラシを防ぐうえでとても重要です。

たとえば、大型の魚を狙うときは、強くて曲がりにくい竿を使うためドラグ性能で勝負する場面もあります。このように状況に応じた道具の工夫が必要で、バラシ対策にはさまざまな知識と経験が求められます。

このような永遠の課題が多くあるのが釣りの世界であり、面白さのひとつといえるでしょう。

志田 こうたろう

アウトドアライター 釣りYouTuber

幼少から釣りに触れていたものの、“趣味としての釣り”をするようになってからは12年。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。クルマ好きで国家2級自動車整備士。

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