今回は、釣り用手袋の選び方やおすすめアイテムを紹介します。
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釣り用の手袋とは?
ひと口に手袋といっても用途ごとに色々な種類が存在します。
もちろん釣り用の手袋も数多くあり、釣りの動作を考慮したつくりであったり、ダメージが想定される箇所には強い素材を使用するなど機能性に優れています。
釣り用の手袋の選び方
素材で選ぶ

釣り用の手袋は季節や釣りのジャンルごとに適したあらゆる素材が用いられます。
晩秋から冬の寒冷期に着用する釣り用手袋によく用いられる素材としては、防寒性と防水性に優れたネオプレン生地が挙げられます。
さらに、ネオプレン生地に極薄のチタンコーティングを施すことで更なる保温性と薄手化を実現したタイタニューム生地というものもあります。
重量のあるルアーをキャスト(投げること)する釣りにおいては、勢いよく放出されるラインから指先を保護したり、重量のあるタックル(釣り道具)の滑り防止にスエード生地やカンガルー革なども用いられます。
機能性で選ぶ

釣り用手袋は釣りにおける色々な場面を想定した機能性を持っています。
寒冷期は手の体温と共に感覚は簡単に奪われてしまいます。
釣りにおいて手の感覚は極めて大事になるため、保温性の良い手袋を選ぶ必要があります。
寒冷期に着用する手袋の中には、縫い目がなく完全防水で浸水しにくいものや、手の甲側にホッカイロを収納する小さなポケットを備えたものもあります。
夏でも釣りのジャンルによっては手の保護のために手袋は着用するべきですが、その場合は通気性の優れたものやUVカット機能のあるものを選ぶと良いでしょう。
形状で選ぶ

釣り用手袋の形状は釣りのジャンルごとに求められるあらゆる形状が存在します。
釣りにおいて手袋は大事な役割を果たしますが、同時に釣りでは必ず必要になる細かい作業をする際に邪魔になってしまうのも手袋です。
釣りで必要になる細かい作業を想定して、人差し指や親指のみカットされた形状の手袋は定番となっており、糸を結んだりルアースナップの開閉作業をする際には大変活躍します。
また、重量のあるルアーをキャストするようなジャンルでは、ラインの擦れによるケガを想定して人差し指だけ覆うものや、手のひら部分が大きく切り抜かれた手甲という手袋もあります。
シーン別釣り用の手袋の選び方
釣り用手袋に求められるものは釣りのジャンルやフィールドにより様々です。
アウトドア用
mont-bell クリマプレン フィッシンググローブ
保温性と操作感覚を両立したフィッシンググローブ。
アウトドアブランドのモンベルから発売されている手袋で、釣り以外にも細かい作業の発生するアウトドア全般におすすめのひと品です。
大きな特徴としては、手袋を着用しながらも親指と人差し指と中指を露出することできる点で、釣りで必ず行う必要のある糸を結んだりエサやルアーの脱着を快適に行えるようにできています。
保温性と伸縮性に優れたネオプレン生地を使用しており、ロッドを持つ手を想定した立体裁断のためロッドを持ちやすく操作感に優れたつくりとなっています。
ルアーフィッシング用
シマノ(SHIMANO) オシア タイタニューム・アルファ グローブ
耐久性、使用感を徹底追及したオフショア冬用フラッグシップグローブ
総合釣り用品メーカーシマノから発売されているオフショア(沖釣り)ルアーフィッシング用の手袋です。
冷えやすい手の甲側に保温性に優れたタイタニューム生地を採用し、キャスティング時に大きな負荷の掛かる人差し指部分には耐久性に優れたカンガルー革を採用しています。
他にも手のひらには、耐久性に優れたウルトラスエードや滑り止めが採用されており、重量級ルアーを扱うことの多いオフショアに求められる機能性を高い水準で備えています。
手首まわりもすっきりしたつくりで動きやすく、オフショアだけでなくアップダウンの少ない小磯やテトラまわりの釣りでも手の保護におすすめの手袋です。
真冬の釣り用
マズメ(MAZUME) ネオプレーングローブ650
ルアー用品メーカーのマズメから発売されている釣り用防寒手袋です。
この手袋の大きな特徴は縫い目のないシームレス製法であることで、防風性はもちろん多少水にであれば浸水してこない高い防水性も備えており、保温性にも大変優れた手袋です。
また、縫い目がないためほつれることがないので好きな位置でカットできます。
例えば人差し指部分と親指部分のほんの先端だけ切り取って、高い保温性を維持したままいざというときは細かい作業も両立できる、といった釣り人それぞれが求めるオリジナリティ高い使い方ができます。
釣り用手袋の選び方のポイント

季節に応じて通気性や保温性に優れた素材であったり、繊細な釣りには感度を損なわない薄手の手袋、磯におもむく場合や重量級ルアーのキャスティングをするのであれば耐久性のある手袋など、場面に応じた機能性が求められます。
また、サイズ感も大事な要素になります。
サイズが合わなければ、ロッドやリールを握った際に違和感を感じることになり、反対に自身の手にジャストフィットな手袋を見つけることができれば、ルアーの脱着や簡単なノット(糸の結び方)であれば手袋を着用したまま行うことも可能です。
ぜひ実際に着用してみて自身のスタイルにピッタリの手袋を探してみましょう。
釣り用の手袋を使えば釣果もアップ!
特に寒冷期では手の保温ができるかどうかで釣果は大きく左右します。
手の保温ができればしっかりロッドを握りこめて指先の感覚も失われないため、高価なタックルを使用するよりもキャストの飛距離や感度の向上効果があります。
釣りのジャンルやフィールドに適した手袋を着用して釣果アップを狙っていきましょう!










