長野・諏訪の中古家具・古材ショップ「リビセン」に行ってきました! | 田舎暮らし・移住 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 田舎暮らし・移住

    2017.10.13

    長野・諏訪の中古家具・古材ショップ「リビセン」に行ってきました!

    b*p

     見捨てられた廃材にもう一度価値を見出し、再利用する文化をつくりたい。そんな思いが形になった、新感覚のリサイクルショップが登場した。


     アメリカ・オレゴン州ポートランドにある建築建材のリサイクルショップ、「リビルディングセンター」。ゴミとして処分されるモノを資源として再利用して、世代を問わずさまざまな人が行き来し、地域のコミュニティの場にもなっている。

     そんなショップに感銘を受け、空間デザイナーの東野唯史さんが、日本ではじめて「リビルディングセンタージャパン」を信州上諏訪にオープンさせた。

     日本の「リビセン」と本家本元の違いは、カフェがあること。

    「いろんな人が来やすいようにカフェを併設しました」
     と、話してくれたのは、スタッフの松下萌黄さん。

    松下萌黄さん(28歳)文房具のプロダクトデザイナーから転職。「自分でデザインした物を自分で施工する、何でも屋(?)的スタイルの東野さんはスゴい」。カフェ、レスキューに製作と何でも屋挑戦中。

     カフェの大きな窓からは古材売り場が眺められ、DIYに興味がなくても、ここでのんびりコーヒーを飲んでいると、ちょっと覗いてみたくなる。

     2階の古道具売り場では、タイムスリップした気分に。

    「古材を引き取りに行くことを、レスキューと呼んでいます。実際に自分でレスキューに行くと、どういう人が使っていたか、モノの背景まで持って来ることができる。これは、櫛職人の使っていた漆まみれのお椀。諏訪は養蚕が盛んだったので、諏訪式の糸巻なんかもあるんですよ」

     そんな話が聞けるのも、「リビセン」ならではかもしれない。

     

    『REBUILDING CENTER JAPAN』フロアガイド

     

    【1st FLOOR】

    古材売り場。まな板サイズから1枚板の大物までズラリ。

    併設されたカフェ。スタッフが張った床材や手作りのテーブルに古材利用のヒントが。

    【2nd FLOOR】

    解体現場から一緒に運び出された古道具も販売。

    古い工具(¥100〜)や剪定鋏(¥1,200)、木槌(¥2,500)など道具好きにはたまらない。

    昔懐かしい磨りガラス入りの建具(¥2,000〜)も豊富。


    諏訪式糸巻き(¥7,000)。現役で糸も紡げる。

    諏訪地方で採れ、瓦のように使われていた鉄平石(¥2,000)。

    【3rd FLOOR】


    3階は古道具売り場の奥にワークショップスペースも。

    イスは生地の張り替え職人も紹介してくれる。

    農作物を入れる麻袋って、カッコイイ。キャンプやインテリアに、いろいろ活躍してくれそうだ。

    木箱などのボックスもいろんな種類がそろっている。

    近所のおばあちゃんが持ち込んだ背負い籠なども、すこぶる良い感じ。

    リビルディング センター ジャパン

    長野県諏訪市小和田3−8
    ☎0266-78-8967
    営業時間:9:00〜18:00(カフェ) 11:00〜18:00(古材)
    休業日:水・木曜日
    http://rebuildingcenter.jp/

    ※構成/大石裕美 撮影/小倉雄一郎 (初出:BE-PAL2017年9月号)

    NEW ARTICLES

    『 田舎暮らし・移住 』新着編集部記事

    雪国で必須のアイテム4選!降雪地帯に移住して実感

    2024.02.20

    広葉樹の森とともに生きたい! 埼玉出身の私が福島県南会津町に移住したワケ

    2024.01.31

    古民家暮らしって実際どう?東京から東北に移住してみてわかった魅力と注意点

    2023.11.12

    組み立て式家屋「ヤート」の引っ越しってどうやるの?オフグリッド生活を楽しんでみた

    2023.09.29

    雪国の「夏」はどうなってる?山形県に移住してわかった4つの魅力

    2023.08.31

    家をバラして引っ越しする!? ユーコンの森の中での住まい方とは

    2023.08.28

    世界一周し、福岡の山奥へ移住した元自衛官が見つけた「生きやすい場所」とは?

    2023.08.08

    100万円で家が建てられるの?DIYでつくろう「自然派の家」

    2023.07.02