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関東道の駅を2回全制覇し、まだ見ぬ道の駅の旬の食材を求めて各地をめぐっている旅ライターの小浜みゆです。最近は中部「道の駅」スタンプブックに記載の道の駅を巡っていて、今回は長野へと行ってきました!
道の駅「木曽ならかわ」で出会ったのは、今が旬のキノコたち。いつもスーパーで見ているキノコではない、クリタケやムキタケを買うことができ、大興奮でした……。信州・木曽の味噌を合わせたら、旨味が爆発する絶品キノコ汁ができました。
地元食材・ワイン・木曽漆器が魅力!道の駅「木曽ならかわ」

長野県塩尻市木曽平沢にある、道の駅「木曽ならかわ」。木曽漆器などの伝統工芸品や塩尻ワインがずらりと並び、訪れるだけで土地の魅力を知ることができます。木曽漆器の蒔絵の技術が取り入れられた、1998年長野冬季オリンピックのメダルも見学可能! 地元の日本酒もあり、木曽にある酒蔵「七笑酒造」の「純米吟醸 ひやおろし」がとてもおいしかったです。

2026年10月中旬に訪れ、購入したのがこちら。塩尻市楢川産の「クリタケ」・「ムキタケ」・「原木ヒラタケ」、木曽郡木曽町の小池糀店「熟成 木曽のこうじ味噌」です。キノコの多くは秋が旬。入荷はその日によって変わり、どの道の駅でも「出会えたら運命」と思っています。この日はキノコ入りの竹かごを背負った生産者さんが納品する瞬間にばったり会うことができ、すぐに購入! 寒くなるとキノコは成長しないとのことで、11月初旬頃までが出会えるチャンスのようでした。

各地の道の駅を巡っておりますが、今回初めてお目にかかったキノコが「クリタケ」です。色は茶褐色〜赤褐色。傘が丸っこい&軸が細長い、シメジのような形です。出汁がよくとれるので、汁物に合うそう!

「ムキタケ」は薄い黄褐色の、半円形の大きなキノコ。もう、見た目からしていつも食べているキノコとは違いました。ゼラチン質が特徴でプルプル食感なので、「山のフカヒレ」と呼ばれています。
キノコを食べる下準備は、土や汚れをはらって硬い部分をカットするだけ。旨味が逃げてしまうので、私はあまり水で洗ったり、漬けたりしないようにしています。今回は土がひだに入り込んでしまっているものだけ、泣く泣く洗いました!

まずは「クリタケ」、「ムキタケ」、「原木ヒラタケ」をシンプルに塩で焼き、どんな味かを確かめてみることに。クリタケは軸も含めてシャキシャキとした食感で、ムキタケは肉厚ジューシー! そしてヒラタケはクセが少なく、塩だけでバクバク食べられるおいしさ。各キノコ、まったく違う食感と味を楽しめました。
旨味がすごい……木曽の味噌&楢川産・3種のキノコ汁

続いては寒い日に食べたくなる「キノコ汁」を作りました! 油をひいて鉄鍋いっぱい、盛り盛りにキノコを入れて焼きます。最初に焼くことで、キノコの旨味を凝縮させました。ちなみに今回は硬い部分をカットしただけで、キノコ自体は細切りなどにはせず、そのままの大きさで楽しみました。

そしてキノコ全体にかぶる程度の水を入れて、ひと煮立ち。すると、汁の色が濃い茶色に……! 試しに飲んでみると、3種類のキノコの複雑な旨味がすべて詰め込まれた出汁になっていて、とってもおいしかったです。特に「クリタケ」から、濃厚な旨味があふれている予感でした。

味付けは楢川産のキノコに合わせて、木曽の味噌を。小池糀店「熟成 木曽のこうじ味噌」は、蒸した大豆を玉にしてから発酵させる伝統的な「味噌玉製法」が用いられた味噌です。チーズのような発酵感のある米味噌は甘みがあり、そのまま野菜にディップして食べてもおいしい!

味噌を溶かしたら、木曽&楢川産のキノコ汁の完成。各キノコは焼いた時と食感がまた変わっていて、「ムキタケ」はプルップルに!「これが、山のフカヒレ……」と実感できる味わいでした。そして味噌の発酵の香りとキノコの旨味が合わさった汁は、口に含むたびに心もほっこり。寒さが深まる秋のキャンプで味わえば、おいしさもひとしおですね。

そのまま食べてもおいしいですが、麺類と合わせるのも◎。しっかり煮込んで「きのこうどん」にしてみたり、信州ならではの「蕎麦」のつけ汁にしてみたり! キノコをおつまみに飲んだ後の、締めとしてもぴったりです。
秋らしい旬のキノコに出会えた、長野の道の駅「木曽ならかわ」。キノコの旬が過ぎてしまったとしても、味噌やお酒を買いに行くのもおすすめの道の駅です。周辺には自然に溶け込むキャンプ場や、中山道の宿場町の雰囲気が今なお残る「奈良井宿」があり、一泊二日で行くのもいいですね。例年11月中旬〜下旬に雪が降り始めるので、対策を。10月下旬〜11月上旬は、紅葉ドライブが楽しいシーズンです。塩尻と木曽の魅力を満喫できる、道の駅「木曽ならかわ」に行ってみてくださいね!
・道の駅「木曽ならかわ」
HP:https://kiso.or.jp/

