赤い火星を目印に、かに座プレセペ星団を見よう!22日はオリオン座流星群がピーク | 天体観測・星 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.10.08

赤い火星を目印に、かに座プレセペ星団を見よう!22日はオリオン座流星群がピーク

赤い火星を目印に、かに座プレセペ星団を見よう!22日はオリオン座流星群がピーク
10月上旬、秋も深まってくる季節ですが、未明になると早くも春の星たちが昇ってきます。そんな中、今年は東の空でひときわ赤く光るのが火星です。ジワジワとかに座に近づき、9日になると、かに座の中に入ってきます。それから1週間ほどかけて、かに座の中を通過していきます。プレセペ星団の中央に入るのが12日の未明です。

10月12日前後、プレセペ星団がかに座に突入

かに座は明るい星がなく、黄道12星座の中では地味な星座です。しかしその甲羅の中にプレセペ星団という有名な星団を抱えています。プレセペ星団は「散開星団」と呼ばれるタイプの星団で、同時期に生まれた星々の集まりです。太陽系から約600光年離れたところに、数百個の星が集まっています。

周りに目立つ星がないため、単独では見つけにくいプレセペ星団ですが、赤い火星は絶好の目印になります。

10月12日、3時頃。かに座の四角の中に火星。南の空には冬の星座、東の空にしし座が昇ってくる。(画像:ステラナビゲータ/アストロアーツ)

空が十分に暗いところで火星のあたりを眺めると、ボヤボヤッとしたものが見えます。一見、星雲のように見えるかもしれませんが、ひとつひとつは6等星ほどの星。それが数え切れないほど集まってボヤッと見えるのです。双眼鏡を使えば、星の集団であることを確認できます。この時期の火星は1.1等級なので、プレセペ星団の星々とのコントラストが楽しめるでしょう。

10月12日のかに座。双眼鏡を向けると、プレセペ星団と火星の共演が楽しめる。12日前後も観察すると火星の動きがよくわかる。(画像:ステラナビゲータ/アストロアーツ)

また、火星の西側にふたご座の1等星ポルックス、東側には木星が昇っています。赤い火星とポルックス、圧倒的に明るい木星の色の違いもよく見てください。

かに座のプレセペ星団。記号は「M44」。44番目のメシエ天体ということ。(Image Credit & Copyright:  Bob Franke)

22日午前3時にオリオン座流星群がピーク

10月下旬はオリオン座流星群の季節。22日の午前3時ごろピークを迎えます。夏のペルセウス座流星群や12月のふたご座流星群ほど流れ星の数は多くありませんが、ハレー彗星を母彗星とするオリオン座流星群は、やはり楽しみな流星群のひとつです。

オリオン座は22時過ぎには昇ってきますが、この頃はまだ月が西の空に出ています。月は22日1時過ぎに沈むので、これ以降が見ごろになります。

10月22日、3時のオリオン座周辺。オリオン座をはじめ冬の星座たちも昇っている。(画像:ステラナビゲータ/アストロアーツ)

未明ともなれば、すでに冬の星座たちが勢ぞろい。東の空には火星と木星も昇っています。流星だけでなく、にぎやかな冬の星たちも観察できるのがオリオン座流星群の楽しいところです。ピークは22日午前3時ですが、その前後の日にも流星が見られる可能性はあります。この時期に山やキャンプ地など暗い場所へ出かける方は、ちょっと夜空を見上げてみてください。

構成/佐藤恵菜

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星空案内人 廣瀬匠さん

星空案内人 天文系ライター。株式会社アストロアーツで天文ニュースの編集などに携わる。天文学の歴史も研究していて、パリ第7大学で古代インドの天文学を 扱った論文で博士号を取得。星のソムリエ®の資格を持つ案内人でもある。アストロアーツより、2027年の星空と天文現象をわかりやすくまとめた『アストロガイド 星空年鑑2027』が好評発売中。

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