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たいら山(山梨県中央市)
標高:934m
コースタイム:4時間20分
難易度:★★★★

標高の低い登山口から山頂にかけて、順番にサクラが満開になるので、お花見登山が2週間ほど楽しめる。山頂まで歩いている間、ずっとサクラの道が続き、まるで花のトンネルをくぐっているようだ。そのシーズンは、満開時期だけでなく、あえて桜吹雪を楽しむために訪れる人たちも多いそう。花越しに見る南アルプスや甲府盆地も美しい。
※構成/中山夏美
(BE-PAL 2025年4月号より)
▼参考記事
都留アルプス(山梨県都留市)
コースタイム:4時間30分
ルート:東桂駅→古城山→都留アルプス山→長安寺山→蟻山→都留市駅
富士急行線東桂駅から10分
都留市を流れる桂川の右岸に位置する低山の連なり。静かな里山をのんびり歩くには絶好の山で、ピーヤ(水道橋)や富士山といった見どころも多い。コース内には環境配慮型のバイオトイレなども設置されている。

東桂駅から都留市駅にかけていくつものコース計画が作れるのも◎。ファミリーコース、一般コース、がっつりコースなどがある。

※構成/大石裕美 写真/大内 征
(BE-PAL 2024年6月号より)
▼参考記事
大平山(山梨県南都留郡山中湖村)
標高:1,296m
コースタイム:3時間20分
山頂からの富士山は圧巻。初心者には、花の都公園から東海自然歩道のハイキングコースがおすすめ。開放感満点の絶景が楽しめる。石割山と縦走も可能。
▼参考記事
足和田山(山梨県南都留郡富士河口湖町・鳴沢村)

山岳雑誌で記事を執筆する山岳ライターのほか、登山ガイドとしても活動。日本の山以外に海外での登山経験も豊富だ。著書に『IT時代の山岳避難』(山と溪谷社)などがある。
標高:1,354.9m
難易度 ★★

「富士五湖のひとつ、西湖の南側に延びる尾根を、東から西へと歩いていくコース。山頂に加え、三湖台、さらにレストハウスになっている紅葉台の3か所から、少しずつ景観の異なった富士山の展望が楽しめます。比較的平坦で登山初級者でも歩きやすいです」(山岳ライター・木元康晴さん)
石割山(山梨県南都留郡山中湖村・同忍野村、都留市)
標高:1,412m
難易度 ★★★

「魅力は富士山の大展望。山頂から大きく裾野を広げる美しい姿が視界いっぱいに広がります。山名由来の石割神社を通るルートがおすすめ」(山岳ライター・木元康晴さん)
※構成/中山夏美
(BE-PAL 2023年11月号より)
▼参考記事
高指山(山梨県北都留郡小菅村)
標高:1,174m
コースタイム:2時間5分

山中湖交流プラザきららをスタートし、60分ほどで正面に富士山と山中湖の絶景スポットへ。山中湖周辺の中では地味な山だが、その分ゆったりと登れる。隣にある明神山まで縦走できるので、合わせて楽しみたい。
貫ヶ岳(山梨県南巨摩郡南部町)
標高:897m
コースタイム:5時間46分
山梨百名山のひとつ。手入れの行き届いた杉林、ヒノキなどの美林に出会える。山頂の展望はないが稜線沿いにある2つの展望台からの富士山は素晴らしい。
※構成/中山夏美
(BE-PAL 2023年11月号より)
▼参考記事
日向山(山梨県北杜市)

最短ルートは登り2時間、下り1時間。コスパ最強の絶景登山
南アルプスの麓に広がる山梨県北杜市白州町。このエリアの湧水は名水の呼び声高く、サントリーのウイスキー「白州」や天然水のCMで目にしたことがある方も多いのでは?
今回は関西から遊びに来てくれた友人に見せたい景色があり、甲斐駒ヶ岳の麓に位置する標高1,660mの日向山(ひなたやま)を案内した。

登山口は「尾白川渓谷駐車場」と「矢立石登山口」の2か所
マイカーで行く際の登山口は「尾白川渓谷(おじらがわけいこく)駐車場」と「矢立石登山口」がある。矢立石登山口は尾白川渓谷より上まで行けるが、やや狭い道を上っていくことと、駐車スペースが限られているので、半分賭けのようなもの。今回は平日だったが、残りスペースあと1台とギリギリ。また、トイレはコース上にないので「道の駅はくしゅう」に寄ってから向かうのがおすすめ。
その反面、尾白川渓谷駐車場は広く、トイレなども整っていて、曜日や時間帯による混雑の影響が少ないので利用しやすいだろう。

登り出しはいつも息切れ…。こんなにしんどかったっけ?

登山あるあるだと思うが、ある程度心拍が上がるまでは毎回ちょっと辛い。出だし20分くらいは急いでもペースが上がらないので、世間話をしながらゆっくり歩くのがいい気がする。今回利用した矢立石登山口からの歩行時間は平均的なペースで往復約3時間。日向山も、序盤はぐっと標高を稼ぐのでのんびりペースで進む。
見渡す限りの明るい緑。ブナの原生林で深呼吸
緩急ありながらも歩きやすい道を進んでいくと、少し平らで開けた場所に出る。登山道といえば針葉樹の中をしばらく歩いて取り付く山もあるが、こちらは比較的、広葉樹が多く日差しを受けると森全体が明るい緑に。

忙しい日が続くと呼吸が浅くなりがちだが、このときばかりは、大きく息を吸って身体の隅々まで新鮮な空気で満たしたくなる。

春蝉、鳥の声も聴きながら
明確な休憩スポットはないが、時折東側の展望が良くなっている箇所がある。足場もよいので、立ち止まっておやつを食べたりちょっと一息。ふと木の幹を見るとセミの抜け殻を発見。自然のものの形は無駄なく美しく感心してしまう。盛夏の風物詩のイメージのセミだが、春蝉の鳴き声は「ミンミン」でも「カナカナ」でもなく「ギーギー」「ムゼームゼー」などと表現される。

山頂が近くなるにつれ勾配が緩やかになるありがたさ
序盤の看板で「まだ1/10もきてないの?」と怯んでいましたが、後半、そのカウントも間隔が狭くなるので、絶妙に励まされて登っていく。どちらかといえば、山頂が近づくにつれ勾配が緩やかになるので、のんびり登山を楽しみたい気分のときは、最高のコースなのだ。三角点の前にやや下る場所があり、そこを越えれば山頂はすぐそこ。

はじめて登る人は山頂手前50mで心の準備を
山頂が近づくと足元の土が徐々に白い砂になってくる。ここまでは展望個所も少なくずっと樹林帯の木陰を歩いてきたが、いざ山頂に出ると一気に世界が変わる。まるで海のような「天空のビーチ」に出る直前は日向山登山で一番ワクワクする瞬間。
さあ、天空のビーチへ!

風が吹き抜ける白砂の山頂、雁ヶ原
花崗岩が露出したこの場所は一面細かい白砂で、空の青と白い砂地が相まって「水着忘れたー」と思うくらいのビーチ感。

北側は雄大な八ヶ岳連峰と北杜市の街、南側には凛々しくそびえる甲斐駒ヶ岳を望む、何度訪れても感動する絶景。登ってきた疲れ具合と景色の素晴らしさを天秤にかけると、絶景への感動が圧勝なので、疲れが吹き飛ぶとはまさにこのこと。

八ヶ岳を眺めながら食べる「真空ごはん」が最高
この日は天気が良かったので、山際の木陰でランチタイム。

下山するのが名残惜しい…
滑りやすいところもあるので足元に気を付けながら、もうしばらく景色を堪能。本来は西側に続く登山道があり、錦滝の方を回るルートもあるが、このときは林道崩壊のため通行止めとのこと。いつまでもここにいたい気持ちもあるが、じりじりと照り返す日差しが暑くなってきたので、来た道を戻るルートで下山。

下山は1時間ほど。クルマを停めた矢立石登山口まで戻ってきたらハイキングの締めに、毎日周辺の大自然から届く、新鮮な旬のおいしいものがいっぱいの「道の駅はくしゅう」へ。お買い物と白州の名水にふれながら、ゆったり休憩もできる人気の道の駅だ。

▼参考記事








