素材やサイズ、設営のしやすさ、換気の確認ポイントに加え、おすすめ商品と一酸化炭素対策も解説します。
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薪ストーブを使うならテントは煙突穴タイプを

薪ストーブをテント内で使う場合は、煙突穴付きのテントを選ぶのが基本です。煙突穴をテントの外へ出して、幕内に煙がこもるのを防げます。煙突穴まわりに耐熱性のある布や補強パーツを備えたモデルなら、煙突の熱がテント生地に伝わりにくく、発火や炎上のリスクを下げられます。
とくに真冬のキャンプでは、外気温が一気に下がります。焚き火だけでは暖を取りきれない夜でも、薪ストーブがあると幕内の冷えを抑えられます。また、お湯を沸かしたり、煮込み料理を作ったりと、寒い時期の過ごし方の幅も広がります。
ただし、煙突穴があるからといって、どの薪ストーブでも安全に使えるわけではありません。薪ストーブ本体と煙突の径、煙突穴の位置、テント内の広さ、換気口の数を必ず確認しましょう。火の粉や熱が幕に近づかないレイアウトを作れるかどうかも、購入前に見ておきたいポイントです。
煙突穴タイプテントの選び方

素材で選ぶ
煙突穴付きテントの素材は、大きく分けるとポリコットン系とポリエステル系があります。
ポリコットンは、コットンとポリエステルを混ぜた生地です。ポリエステルのみの生地よりも火の粉で穴があきにくく、生地に厚みがあるため幕内の冷気も感じにくくなります。薪ストーブや焚き火を使うキャンプと相性のよい素材ですが、水を含むと重くなり、乾燥にも時間がかかります。
ポリエステルは軽さが強みです。ポリコットンよりも本体重量を抑えやすく、収納サイズも小さくまとまります。荷物を軽くしたいキャンプでは、持ち運びの負担を減らせる素材です。
一方で熱に弱く、火の粉が当たると穴があいたり、高温の煙突が近いと発火したりするおそれがあります。ポリエステル製を選ぶ場合は、煙突穴まわりに防炎布や耐熱性のある補強パーツが付いているか、煙突と生地の距離を確保できる構造かを確認しましょう。
サイズで選ぶ
煙突穴付きテントは、就寝人数だけで選ぶと幕内のスペースが足りなくなる場合があります。薪ストーブを入れると、ストーブ本体、煙突、薪、耐熱マット、調理道具の置き場所が必要だからです。
ソロキャンプなら、2人用以上の広めのモデルを選ぶと、コットと薪ストーブの距離を確保できます。デュオやファミリーキャンプでは、就寝スペースに加えて、食事や着替え、荷物置き場まで考えて選びましょう。薪ストーブの周囲には物を置けないため、表示人数ぴったりのテントでは窮屈になりがちです。
テントの高さも重要です。天井が低いテントは暖まりやすい反面、煙突の取り回しに気を使います。ワンポールテントやベルテントのように高さがあるモデルは、幕内で立ち座りしやすく、冬のおこもりキャンプにも向いています。
組み立てしやすさで選ぶ

冬キャンプで設営に時間をかけすぎると、体を冷やしてしまうことがあります。手順がシンプルなテントを選ぶと、寒い日でも設営に手間取りません。おすすめなのはワンポールテントやバップテントです。
ワンポールテントは、ペグで幕を固定し、中央のポールを立てて設営します。ポールの本数が少ないため手順を覚えやすく、ソロでも扱いやすいタイプです。撤収時もパーツが少ないぶん、片付けにも時間を取られません。
パップテントは、前後のパネルを跳ね上げると屋根のように使え、焚き火まわりの作業スペースを作れます。サイドを開けば風を通せるため、薪ストーブ使用時の換気も取りやすい形です。ただし、張り綱のテンションやポールの角度で張り姿が変わるため、初回は明るい時間に一度設営しておきましょう。
通気性の確保で選ぶ

煙突穴付きテントでは、通気性を必ず確認しましょう。薪ストーブは燃焼時に酸素を使います。そのため、テントを閉め切ると空気が不足し、一酸化炭素中毒の危険が高まります。
選ぶ際は、ベンチレーター、メッシュ窓、出入口の数を見てください。上部と下部の両方に空気の通り道があるテントなら、暖気を残しながら換気しやすくなります。
薪ストーブを使う間は、寒くてもベンチレーターは開けておきましょう。外の空気が入って煙や燃焼ガスが抜ける流れを意識するのがポイントです。
煙突穴付きテントおすすめアイテム
G・G PUP2.0 パップテントTC GOGlamping
ソロキャンプ向けのパップテントです。ポリコットン生地を採用し、前後の入口を開けたり、巻き上げたりしながら使えます。
素材はポリエステル65%・コットン35%のポリコットン。組み立てサイズは約W365×D200×H155cm、収納サイズは約W56×D12×H12cm、重量は約6.3kgです。三角耐熱シートと三角メッシュシートが付属し、三角窓は換気と煙突穴の役割を持ちます。
幕内はソロ用として十分な広さがあり、コットやローテーブルを置いてもキャンプ道具を整理できます。前後を開ければ風が抜けるので、薪ストーブ使用時の換気も取りやすい構造です。軍幕らしい雰囲気があり、冬のソロキャンプで静かに過ごしたい人に合います。
GOGlamping G・G PUP2.0 パップテントTC
Bromance 70 ワンポールテント POMOLY
4人で使える大型のワンポールテントです。3つの煙突穴を備えているため、薪ストーブの配置を選びやすく、冬キャンプでも幕内のレイアウトを作りやすい仕様です。
テント生地はPU 70Dリップストップポリエステルで、耐水圧は2000mmです。フロアは不規則な八角形で、フロア面積は14.7㎡。ピーク高は260cm、収納サイズは63×20×20cmです。外幕の重量は3.6kg、インナーは2.6kg、センターポールは1.1kgです。
8面スカートと4つのドアを備えており、冷気の入り込みを抑えながら出入りや換気の動線を確保できます。直径9cmまでの煙突に対応するため、使用する薪ストーブの煙突径を確認してから組み合わせましょう。
POMOLY Bromance 70 ワンポールテント
Klondike ROBENS
6人用のベルテントです。薪ストーブを入れて、冬のおこもりキャンプをゆったり楽しみたい人に向いています。
素材はハイドロテックス ポリコットンで、構成はコットン35%・ポリエステル65%。グラウンドシートはジッパー脱着式の210Tオックスフォードポリエステルで、耐水圧は10000mmです。収納サイズは80×27cm、重量は16.7kg、就寝人数は6人です。
クロンダイクは、テント下部の立ち上がりがあり、ティピー型に近い見た目ながら居住空間を広く取れます。中央にテーブルを置き、左右にコットを配置すれば、2〜3人で余裕のある冬キャンプを楽しめます。重量はありますが、車で行くキャンプなら広さの利点が大きいテントです。
ROBENS Klondike
Camping RAVEN NEST OneTigris
2人用のトンネル型ホットテントです。ワンポール型ではなく、2本のポールでトンネル状に立ち上げるため、寝る場所と薪ストーブまわりの空間を分けて使えます。
素材は70Dナイロンで、防水コーティングとYKKジッパーを採用しています。耐水圧は3000mm、展開サイズは約428×143×146cm、収納サイズは約43×18cm、重量は約4.2kgです。アルミポール、ペグ16本、ガイライン4本が付属します。
前後に出入口があり、片側から出入りしながらもう片側を換気に使えます。薪ストーブを入れる場合は、寝具や荷物を煙突まわりから離し、出入口やベンチレーションで空気の流れを確保しましょう。
OneTigris Camping RAVEN NEST
ワンポールテント 1〜2人用 Naturehike
1〜2人用の煙突穴付きワンポールテントです。ソロで薪ストーブを使う冬キャンプでも、就寝スペースとストーブまわりを分けてレイアウトできます。
素材は210Tポリエステル難燃性生地で、耐水圧はPU3000mmです。展開サイズは300×300×210cm、収納サイズは60×19×14cm、重量は約4.8kgです。高さ210cmのため、ローチェアだけでなく、立ち座りの動きも取りやすいサイズです。
スカート付きなので、冬場の冷気の入り込みを抑えられます。煙突穴を使う場合は、薪ストーブの煙突径と位置を確認し、煙突まわりに寝具や荷物を置かないようにしましょう。
Naturehike ワンポールテント 1〜2人用
【注意ポイント!】一酸化炭素チェッカーは必ず利用しよう

煙突穴付きテントで薪ストーブを使うなら、一酸化炭素チェッカーは必ず用意しましょう。一酸化炭素は目に見えず、においもありません。気づかないうちに濃度が上がるため、体調の変化を感じてからでは遅い場合があります。
一酸化炭素チェッカーは、ストーブのすぐ横ではなく、人が過ごす高さに設置します。寝る場所の近くや、座ったときの顔まわりの高さに置くと、幕内で吸い込む空気の状態を確認できます。使用前には電池残量と作動音を確認し、予備電池も持っていきましょう。1台だけで不安な場合は、就寝スペースとストーブ周辺の2か所に置くと安心です。
また、薪ストーブ本体とテント生地の距離も大切です。煙突がテントに触れないようにし、ストーブの下には耐熱マットを敷きます。火の粉が飛びやすい場合は、スパークアレスター(煙突の先端につけて火の粉を出しにくくする部品)を取り付け、消火用の水も準備しておきましょう。
本格キャンプを楽しむなら煙突穴付きテント!

煙突穴付きテントは、冬キャンプの楽しみ方を広げてくれるアイテムです。薪ストーブの炎を眺めながら暖を取り、湯気の立つ飲み物や温かい料理を味わう時間は、寒い季節ならではのぜいたくです。
選ぶときは、素材、サイズ、設営方法、通気性を確認しましょう。ソロなら軽量なワンポールやパップテント、ファミリーやグループなら居住性の高いベルテントが候補になります。
ただし、薪ストーブキャンプは安全対策まで含めて楽しむものです。換気、一酸化炭素チェッカー、耐熱マット、煙突まわりの確認を徹底して使用しましょう。煙突穴付きテントを上手に選んで、寒い季節のアウトドアを本格的に楽んでください。










