アメリカの「バレー・オブ・ファイヤー州立公園」は、日本ではそれほど知られていませんが、ラスベガスから日帰り可能な奇観が楽しめるネバダ州最古の州立公園です。
赤い岩肌が「燃えるように」染まるという夕焼けツアーをご紹介します!
バレー・オブ・ファイヤー州立公園とは

日本語で「炎の谷」を意味するバレー・オブ・ファイヤー州立公園(Valley of Fire State Park)は、赤いアステカ砂岩(Aztec Sandstone)の岩山が40,000エーカーにわたって広がる、ネバダ州最古の州立公園です。その赤い岩肌が太陽光で燃えるように見えることから「Fire(炎)」の名がついています。
赤・白・ピンクの砂岩が連なる超現実的な景観は、地球外の表現にぴったり!ということで「トランスフォーマー」や「トータル・リコール」他、多くのSFやアクション映画のロケ地に選ばれてきました。
ラスベガスからクルマで約1時間の距離というアクセスの良さもあり、たくさんのツアーが出ています。ハイキングもいいですが、今回はあまり時間に余裕がなかったので、「炎の谷」度合いを検証しようと赤が最も濃く、ドラマチックに見えるというJ.N.S. Just Never Stop Tour Company主催の夕焼け鑑賞ツアーに参加してみました!
異世界感たっぷりの赤い奇岩の世界
ハイウェイを走り出すと、あっという間に景色が一変。「罪の街」ラスベガスとのコントラストに改めて「砂漠のど真ん中によくこんな派手な街を作ったものねぇ」と呆れるというか、感心します。
1時間弱でバレー・オブ・ファイヤーが近付き、赤い岩山が見えてくると、おおっ!とみんな大興奮です。

まずは、「ビーハイブ(蜂の巣)」の付近にてヴァンを下りての散策。アステカ砂岩が何百万年もの間、 風と水の浸食を受けて形成されたという丸い岩は、砂岩の層が何重にも重なっているのがユニークです。
ビーハイブ自体は登れないものの、付近には、自由に岩に上ったりできるエリアがありました。少し高さやアングルが変わるだけで、目の前に異なる景色が広がるので、もう少し先へ、先へ、と夢中になってしまいます。
古代のペトログリフが間近に!

「ビーハイブ(蜂の巣)」の次は、近くの「アトラトル・ロック」に停車。岩肌に取り付けられた階段を上ると2000年以上前のペトログリフ(岩絵)を身近に見ることができます。
アトラトルとは、日本語で「投槍器」の意味。てこの原理で 腕の長さを延長し、槍をより遠く・速く投げる、弓が登場する前の時代の主要な狩猟武器だそうです。

ペトログリフに、古代先住民がアトラルを使ってビッグホーンシープを狙う、狩猟シーンが描かれていることからこの名前が付いています。

また、階段の高さは約15メートルほどで、ここから眺める景色も見逃せません。

また、この近くには、あまり知られていないペトログリフもありました。ペトログリフは、長い年月をかけて赤い砂岩を覆った「デザート・バーニッシュ(砂漠のニス)」と呼ばれる黒い被膜を削って、描かれたそうですが、その黒い膜もよく見えました。
奇岩の間でデザート・ビッグホーンシープに遭遇!

続いては、映えスポットの「アーチロック」を通って、名前通り、「象」の形をした「エレファントロック」へと向かいます。と、その道中、ビッグホーンシープを発見!
2,000年以上前に描かれたペトログリフで見たばかりの動物が目前にいるなんて、なんだか不思議ですよね。

その後、バランシング・ロックやビジターセンターに立ち寄り、公園内で最も美しい道路だというMouse’s Tank Road(別名White Domes Road) を走りました。
砂岩の間を縫うように9キロ以上続く一本道は、圧巻です。特に道路に高低差があって、波打つようにみえるポイントがかっこいいです。
赤く染まる「ファイヤー・ウェイブ」の夕焼け

太陽もだいぶ傾いてきた頃、赤、白、黄色、ピンクなど色彩豊かな砂岩が続く「レインボウ・ビスタ」を通って、名所の「ファイヤー・ウェイブ」と「ホワイトドーム」の間のトレイルを上りました。
太陽が沈むにつれて、周りの風景が色を変えていきます。夕日もドラマチックですが、特に太陽が隠れてからのピンクに染まった山々の景色がすばらしかったです!

こんな絶景を自分たちだけで独り占めできたのは、ガイドツアーの特権でした。もちろんキャンプなどできたら、きっと満点の星空、それに日の出も素晴らしいと思います!おすすめですよ〜。








