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    2025.08.23

    150円で入れる温泉と山形牛も!歩いて観光できるRVパークを拠点に、かみのやま温泉を満喫

    150円で入れる温泉と山形牛も!歩いて観光できるRVパークを拠点に、かみのやま温泉を満喫
    旅エッセイストの国井律子です。

    山形は、温泉天国。しかも入浴料が驚くほど安くて、地元感あふれる湯ばかり。

    今回は、車中泊派にはたまらない"歩けるRVパーク"を拠点に、山形・かみのやま温泉を満喫してきました。駅、城、温泉、スーパーまですべて徒歩圏内。クルマを停めたら、あとは歩いて楽しむだけ。そんなアウトドア旅の魅力をお届けします。

    かみのやま温泉の中心地にあるRVパークにチェックイン

    町のど真ん中にあるRVパーク、「MSBぴかぴか​パークTwo」
    町の真ん中にあるキャンプ場を併設するRVパーク=MSBぴかぴか​パークTwo。

    キャンピングカーで山形県上山市にある、かみのやま温泉に到着したのは、15時過ぎ。この日、キャンピングカーで泊るのは、駅や城、温泉、スーパーまで、すべてが徒歩圏内にある便利なRVパークです。

    車中泊旅というと、どうしてもエンジンを止めたあとは車内で過ごすことが多くなりますが、ここは町の真ん中。クルマを降りたら、そのまま歩いて旅が始められます。こういう場所、個人的に大好きです。

    平日だったからか、私たちだけの貸し切り
    平日だからか、私たちだけの貸し切りでした!

    町の真ん中にありながら区画が広いためか、ゆったりと滞在できました。では、それぞれのエリアを説明していきますね。

    車中泊エリア

    私たちが泊まったのは電源が使える区画
    私たちが泊まったのは電源が使える車中泊用の区画です。このエリアでの焚き火はNG。

    オートキャンプエリア

    オートキャンプエリア
    写真の左側に広がるスペースは、オートキャンプエリア。

    オートキャンプエリアは3区画あり、クルマの脇にテントを張ったり、火器や焚き火台が使えます。

    キャンプエリア

    上に屋根があるので雨や悪天候でも安心、火も使える「キャンプエリア」。
    屋根があるので雨や悪天候でも安心のキャンプエリア。火器も使えます。地面には砂利が敷かれています。

    区画はコンパクトでクルマの乗り入れはできません。近くにクルマを停められるので、道具の搬入はそんなに大変ではないでしょう。

    眺望スペース

    キャンプエリア2階
    エンジンから離れたすがすがしさよ。眺めも気持ちよく、さっそくプシューッといっちゃいました(笑)。

    キャンプエリアの2階は利用者が訪れた際の眺望スペース。ここから上山市街、城のライトアップも見えます。

    炊事場とトイレ

    炊事場&トイレ
    トイレは暗証番号を入力して入ります。番号を忘れないように。

    トイレはとても清潔で、しかも…。

    トイレのなかにはガイドブックや本がある。
    トイレ内にはガイドブックなどの本がありました。滞在中、読書をしながらゆったりくつろげそう。

    さらにはこんな掲示板も。

    トイレの壁に貼られた、かみのやまの町情報。
    こちらもトイレの壁に貼られた、周辺の便利情報。

    車中泊からテント泊まで、幅広いユーザーをカバーする素晴らしい施設です。しかも駅から歩いて来られます。東北旅行や山形観光の拠点としても利用でき、中継地としても便利ですね。すっかりこちらの施設が気に入ってしまいました。
    さて、町歩きでもしましょうか。

    徒歩で楽しむ、町の魅力とおいしい発見

    まずはスーパーに向かって今夜の夕飯を買います。
    まずはスーパーに向かって夕飯の食材を買いました。

    山形牛のステーキ肉と牛タンを半額でゲット。

    地酒も3種類、飲み比べ用に手に入れました!
    地酒も3種類、飲み比べ用に手に入れました。

    比べるもなにも”全部うまい!”になってしまいます(笑)。
    一度、買ったものをキャンピングカーの冷蔵庫に入れて、身軽になってから町歩き再開です。

    駅前には観光案内所が

    観光案内所
    かみのやま温泉情報、山形全域の観光情報、なんでも揃っています。
    たくさんの居酒屋や旅館が並ぶ「新湯通り」。
    たくさんの居酒屋や旅館が並ぶ新湯通り。

    夕飯を食べたあと、ふらり居酒屋で一杯とかもいいですよね。それも町に泊まる楽しみです。

    武家屋敷通り

    武家屋敷通りの並び
    藩政時代からの武家屋敷が4軒並んでいます。

    この武家屋敷は、約200年前に建てられたと推定されているそう。

    町を見下ろす上山城で足湯を楽しむ

    町を見下ろす上山城
    かつて「羽州の名城」と称えられた上山城。

    幕命により取り壊されてから290年ぶりに郷土資料館として再建されたそうです。城門前の売店では上山の特産品や、上山城グッズが売られています。

    城の目の前には葡萄棚
    城の目の前にはブドウ棚が。さすが山形はフルーツ王国だなと!

    お城まで来たならば、絶対入りたいのが上山城の足湯です。

    上山城の「足湯」
    このロケーション、素敵すぎる。でもお湯はかなり熱い。

    上山散策のうれしい魅力といえば足湯。この上山城を含めて町内には計5つの足湯があるんです。足元がポカポカしたところで、全身ざぶんと湯につかりましょうか。

    150円で入れる下大湯公衆浴場へ

    下大湯共同浴場
    市内には昔ながらの浴場が4カ所あります。

    日が傾いたころ、町歩きの締めくくりに下大湯公衆浴場へ。
    こちらの浴場は、もっとも歴史の古いお湯だそう。ちなみに、かみのやま温泉は、赤ちゃんでも入れるといわれている、弱アルカリ性のやさしい泉質が楽しめます。

    下大湯共同浴場
    驚くべきはその値段の安さ。

    シャンプーやせっけんの備え付けはないのですが、基本料金は150円。シャワーを使って髪の毛を洗う場合は、洗髪料として100円を支払います。つまり高くとも250円で入浴できるのです。

    平日の夕方、浴場は地元の方ばかり。女ボス的存在のおばあちゃんが「洗髪料を払うならこの札を持ってね」と、私の動きを見守りながら親切に教えてくれました。地元の方との触れ合いが楽しめるのも、こういう浴場ならではの魅力ですね。湯船にはこんこんと温泉が注がれ、体が芯まで温まりました。

    山形牛と地酒で、RVパークの夜を楽しむ

    湯上がりの足でRVパークへ戻る
    湯上がりの足でRVパークへ戻ります。徒歩で約3分。

    すっかり日が暮れたRVパーク。ここからの夜景もきれいでした。さあ、夕飯の準備をしましょう。

    昼間に買った、ステーキ肉を焼いていきます。
    昼間に買っておいたステーキ肉を焼きます。地酒もグビグビと。

    ライトアップされた城を横目に、クルマの外に出したテーブルで山形牛のステーキと牛タンを焼きます。こういう油やニオイが出るものは必ず車外で。

    日中は暑かったけれど、日が暮れると涼しくて、長袖が丁度いいくらい。山形は、風呂も肉も酒も最高ですよ。でもちょっと意外だったのは、外国人の姿があまりいないこと。こんな”JAPAN”を感じる超穴場に、どうして来ないの?見かけたのは、観光バスに乗り込んだ中国人らしきご一行様くらいだったかな。

    次男を寝かしつけて、二次会は車内
    次男を寝かしつけて、二次会は車内で。写真はその日に釣ったニジマスです。

    ほんとうはここから歩いて居酒屋巡りしてもよかったのだけど、「釣ったニジマスを今日中に食べねば!」という使命感にかられて(笑)、大人だけの静かな二次会タイム…、と思いきや、振り返ったら夫も夢のなか…。最近仕事が忙しそうだったからね。かみのやま温泉の夜は、静かに更けていったのでした。

    車中泊派にすすめたい”歩いて観光できる旅の拠点”

    上山のマンホールのふたは案山子
    ちょっとかわいいマンホールのふたを発見。

    150円で入れる温泉、地元産の肉や酒が買えるスーパーや観光施設まで、徒歩圏内にいろいろ揃ったRVパーク。車中泊派にはたまらない拠点です。全国に、こんな「エンジンから離れて周辺を歩いて楽しめるRVパーク」がもっと増えてほしい。そう思わせる、かみのやま温泉の旅でした。

    しかも、かみのやま温泉は山形市街からもほど近く、東北中央自動車道や国道13号線へのアクセスも良好。蔵王温泉、蔵王御釜、山寺(立石寺)、米沢などの観光地へもクルマで1時間弱。このRVパークを拠点にすれば、日帰りで山形の各地を巡る旅も楽しめます。

    みなさんは、RVパークを利用して、どんな旅をしてみたいですか?

    かみのやま温泉MSBぴかぴか​パークTWO

    • 所在地:山形県上山市十日町8-38
    • アクセス:JR奥羽本線 かみのやま温泉駅より徒歩約5分
    • 料金(車中泊エリア):1台2人まで2,600円、3人目から1人につき300円(12歳まで無料)
    • ホームページ:https://ekichikayasu.wixsite.com/msbworks
    • 注意事項:進入路がスクールゾーンになるため、7時30分~8時30分は通行禁止です

    国井律子

    旅エッセイスト

    国内外の旅を綴るエッセイを中心に、日常の延長にある“ちょっと特別な旅”も提案。ソロ登山、2人の男児の母として家族とのキャンピングカー旅、自由で自分らしい旅の形を発信中!

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