憧れの車中泊を楽しみたい人に向けて、車中泊に必要なグッズから、あると便利なグッズまで14個の商品を紹介します。また、車中泊のグッズ選びのポイントも解説していきます。車中泊をしたいものの何をそろえるべきかわからない人は、ぜひ参考にしましょう。
車中泊グッズの選び方
これから車中泊を始める人に向けて、車中泊グッズを選ぶときのポイントを解説します。車中泊グッズは挙げるときりがないので、必要なものから少しずつそろえていきましょう。
必需品と便利アイテムに分かれる
車中泊のグッズは、用意しておかないと車中泊ができないような必需品から、必需品ではないもののあると便利なグッズに分けられます。
車中泊において重要な点は、『快適に寝られる状態を作る』ことです。そのためには、水平で凹凸のない快適な寝床と外からの目隠し、エンジンを切った後のあかりが必要です。具体的には、以下のアイテムは先にそろえる必要があります。
- マット・シュラフ
- シェード
- ランタン
最低限の装備を整えたら、あとは必要に応じてあると便利なグッズを買い足しましょう。例えば、ポータブル電源や小型の電化製品などが挙げられます。
季節ごとに快適なグッズを選ぼう
必需品を一式そろえたら、それで終わりというわけではありません。季節によって必要なアイテムは異なります。具体的には、夏なら暑さや虫対策のグッズ、冬なら寒さをしのぐグッズが必要です。
夏にあると便利なグッズは、小型の扇風機や冷蔵庫、網戸などです。冬にあると便利なものとしては、電気毛布やポット、外付けのヒーターなどが挙げられます。
なお、安全とマナーの観点から、車中泊中はエンジンを切っておく必要があります。そのため、車のエンジンを使わなくても使えるものを選ぶことを念頭に置きましょう。
車中泊の必需品「シェード」
シェードは日光を遮断するためだけでなく、外からの目隠しもできるアイテムです。目隠しをすることでプライバシーを守れる上、防犯の観点からも有用なことから、車中泊の必需品といえます。車中泊におすすめのシェードを紹介します。
ダルトン「AUTO SUNSHEDE M」
3色のカラーバリエーションがあるシェードです。日中は車内温度の上昇を防ぐだけでなく、UVを反射する機能を搭載しているため、クルマの内装の色落ちも防げます。UVは季節を問わずインテリアに影響を与えるので、どの季節でも使える便利アイテムです。
パッチとベルトにはロゴが入っており、高級感を演出しています。愛車のテイストに合わせてカラーを選べば、ただの目隠しではなく、おしゃれアイテムにもなるでしょう。
- 商品名:ダルトン「AUTO SUNSHEDE M」
- 公式サイト:商品ページ
快適な睡眠を助ける「マット」
車内の凹凸や隙間を埋め、快適な寝床を作るのがマットです。マットの有無によって寝心地が大きく変わるため、車中泊での必需品のひとつです。車中泊におすすめのマットを2つ紹介します。
WAQ「RELAXING CAMP MAT」
10cmの厚みがあり、どのような凹凸も解消してくれるでしょう。ウレタンと伸縮素材により、まるで体が包み込まれるような寝心地を実現しています。厚みがあるので、かさばることを心配している人もいるかもしれません。しかし、使わないときは空気を抜き、使うときはバルブを開けると自動で空気が入るので、設営・撤去ともに楽です。
シングルサイズの横幅は70cmと余裕のある設計ながら、ミニバンにも対応しています。別売りのシーツを使用すれば、きれいに使い続けられるでしょう。
FIELDOOR「INFLATABLE MAT」
バルブを開くことで自動で空気が入る、インフレータブルマットです。使わないときは空気を抜いてコンパクトに収納できるので、持ち運びの際も負担になりません。高密度のウレタンフォームが地面の凹凸を解消し、快適な寝心地を提供してくれます。
サイズは横幅によって3種類が展開されているため、自分の車のサイズに合ったものがえらべるでしょう。厚さも5cmと10cmから選べます。マット生地は汚れてもすぐに拭ける仕様なので、手入れも簡単です。ボタンをとめるだけで、マット同士を連結させることもできます。
フィールドア
INFLATABLE MAT
サイズ 本体サイズ : (約)90cm×195cm×10cm ※収納時 : (約)φ24cm×92cm ウレタンサイズ : (約)84cm×189cm×10cm 重量 (約)4.1kg
利便性を重視するなら「シュラフ」
特に冬の車中泊では、シュラフは必要なアイテムです。夏場でも、寝心地を重視するならあった方が良いでしょう。車中泊におすすめのシュラフを2つ紹介します。
Snugpak「ベースキャンプ フレキシブルシステム」
春から秋の3シーズンで使えるシュラフです。アウターはポリエステル製ですが、インナーはフリース素材を使用しているので、ポリエステルの肌触りが苦手な人でも快適に寝られるでしょう。
アウターとインナーはファスナーで連結しているため、出入りの際にずれる心配もありません。暑く感じるときは、インナーを分離できます。吸放湿性と速乾性に優れており、通気性も抜群です。
スナグパック
ベースキャンプ フレキシブルシステム
サイズ / 収納時 : 直径30×長さ50cm、展開サイズ : 縦(長さ)220×横(胸囲)80cm〔外側 : ノーチラス〕、縦(長さ)180×横(胸囲)77cm〔内側:マリナー〕総重量 / 3,100g
NANGA「RECTANGULAR PADDING BAG」
速乾性のある生地が使われており、暖かい時期のキャンプで活躍するシュラフです。使い勝手が良く、シュラフ以外の用途でも使えることが魅力的です。
例えば、ファスナーを全開にすれば掛け布団のように使うことができます。また、シュラフとして使わないときはクッションとしても使えます。使い方によって、オールシーズンで使える万能アイテムです。
ナンガ
RECTANGULAR PADDING BAG
【サイズ】98cm×210cm【収納サイズ】46cm×40cm×17cm【総重量】1380g【ダウン量】800g【素材】生地:20Dナイロンタフタ、中綿:ポリエステル
暑さや寒さを快適に「体温調整グッズ」
夏や冬のキャンプでは、体温調整ができるアイテムがあると便利でしょう。必需品ではないものの、あると便利な体温調整グッズを3つ紹介します。
L.L.Bean「ウォータープルーフ・アウトドア・ブランケット」
防水加工が施されているブランケットです。冬のキャンプにはブランケットがあると、暖をとることができて便利です。表地はソフトなフリース素材でできているため、肌触りも良くなっています。ぬれた地面に敷くこともでき、使い勝手が良いでしょう。
サイズは約183 x 147cmのため、体全体を包めます。収納ケース付きで持ち運びも楽なので、キャンプ以外のアウトドアシーンでも活躍するアイテムです。
- 商品名:L.L.Bean「ウォータープルーフ・アウトドア・ブランケット」
- 公式サイト:商品ページ
パナソニック「電気しき毛布DB-UM4LS」
優しい肌触りの、マイクロファイバーを採用した電気毛布です。冬の車中泊は、シュラフだけでは肌寒いことも多くなっています。そのようなときには、電気毛布があると就寝中に寒い思いをしなくて済みます。
室温センサー付きなので、車内の温度に合わせて自動で温度を調節してくれる点もうれしいポイントです。なお、電気毛布を使うときは、ポータブル電源などを持参する必要があります。
LOGOS「2電源・どこでも扇風機」
AC電源と電池の両方で動くため、場所をえらばず使える便利な扇風機です。夏の車内は熱気がこもるため、扇風機を使って空気を循環させることで、体感温度を下げてくれます。電源を使う場合、一日中運転し続けても電気代はわずか2円です。
乾電池を使用する場合は、強風時で約50時間使用し続けられます。ただし、必要な単一電池は8本である点に注意が必要です。車中泊だけでなく、日中のキャンプサイトでも活躍します。ポータブルクーラーと併せて使うと、冷たい風が循環してより涼しく感じるでしょう。
ロゴス
2電源・どこでも扇風機
総重量:(約)1.2kg サイズ:(約)30×9.5×33.5cm 電源:AC100V/単一アルカリ乾電池×8pcs(別売) 作動時間目安:[乾電池使用時]強(約)50時間
柔らかな明かりがうれしい「ランタン」
車中泊中は車のエンジンが使えないため、ランタンで光源を確保する必要があります。ランタンの光の調子にこだわれば、車内におしゃれな雰囲気を演出できるでしょう。車中泊におすすめのランタンを2つ紹介します。
snow peak「たねほおずき」
手のひらサイズのかわいいランタンです。フックがマグネットになっているため、どこでも簡単に引っ掛けられます。金属製のグッズがあれば、そこにくっつけるのも良いでしょう。サイズが小さいため、荷物にならない点も便利です。
ロウソクのように、光が揺らぐ『疑似ゆらぎモード』が搭載されているので、明かりが強くなったり弱くなったりします。そのため、懐かしい雰囲気を味わうこともできるでしょう。
また、シェードが柔らかいシリコンでできているので、割れたりぶつけたりしてけがをする心配もありません。車の天井につり下げるもよし、ナイトランプのように手元に置いてもよしと使い勝手の良いランタンです。
スノーピーク
たねほおずき
サイズ:6.2 x 6.2 x 7.5 cm 材質:本体/ポリカーボネート樹脂・エラストマー樹脂・ABS樹脂、シェード/シリコーンゴム、レンズカバー/PMMA樹脂 使用電源:単四形アルカリ乾電池(LR03)3本使用 連続点灯時間:Hi-60時間 Low-100時間 使用温度条件:0℃~35℃ 照度:60 lm 防滴仕様:IPX4級相当 点灯モード:3モード(Hi-Low/Strobe/疑似ゆらぎ)+無段階調光
アラジン「プチランタンスピーカー」
Bluetoothスピーカー機能を兼ね備えたランタンです。2台とペアリングをすれば、ステレオサウンドを楽しむこともできます。LEDライトの光色は3種類、それぞれ4段階で調光ができます。青と白のゆらぎ機能も搭載されており、これも4段階での調光が可能なので、表現の幅は広いでしょう。
USB充電式なので、場所をえらばず使えるのもポイントです。防水機能も搭載されているため、キャンプ場などで水にぬれても故障の心配はありません。
レッド、イエロー、グリーンの3色から選べ、天井にはアラジンのランプが描かれていておしゃれです。
おしゃれ・快適に過ごす「便利アイテム」
車中泊に慣れてきたら、車中泊をよりおしゃれに、快適に過ごす便利アイテムをそろえてみましょう。車中泊をより楽しむのにおすすめのグッズを4つ紹介します。
SOTO「フィールドホッパー」
A4の半分のサイズに折りたためる、一人用のミニテーブルです。ちょっとした食事やティーブレイクを楽しむのに使えるでしょう。パッと開くだけでテーブルの足が飛び出すので、すぐに使えて便利です。
収納時は専用のケースにしまえるだけでなく、約395gの軽量設計なので、持ち運びも楽です。夜食をしたいけれど、わざわざ車から出るのも面倒なときに活躍するでしょう。
SOTO
フィールドホッパー
本体サイズ:幅29.7×奥行21×高さ7.8cm、(収納時)幅297×奥行110×高さ19mm 本体重量:395g 材質:天板=アルミニウム、スタンド=ステンレス、専用収納ケース本体・ひも=ナイロン、ひも留め=樹脂 収納時サイズ:幅29.7×奥行11×高さ1.9cm 耐荷重:3kg
Anker「PowerHouse II 400」
容量約388.8Whの大容量のポータブル電源です。電気毛布や小型冷蔵庫、扇風機などの家電にも給電ができるパワーをそなえています。本体の角は丸く設計されており、ぶつかっても壊れにくいよう工夫されています。ディスプレイでバッテリー残量を確認できるだけでなく、重量も5kg以下と持ち運びもしやすいでしょう。
最大2年間の保証がついている点も安心です。電源の確保が難しい車中泊では、ポータブル電源があるとアクティビティや使えるデバイスの幅が広がります。車中泊をするなら、ぜひそろえておきたいアイテムです。
amon「OGC ラゲッジメッシュネット」
クルマの天井に取り付けられる、メッシュネットです。車中泊に慣れてきて、荷物が多いと感じる人には特におすすめといえます。天井のスペースを有効活用し、こまごましたものを収納できます。
メッシュネットによくあるブラックカラーではなく、深緑とおしゃれなのもポイントの一つです。荷物置きだけでなく、不安定な荷物の固定にも役立つアイテムです。
カインズ「車のウィンドネット虫よけプラス フロントドア用」
防虫加工が施された、車用の蚊帳です。夏の車中泊では、暑さ対策として窓を開けることもあるでしょう。しかし、その場合は虫対策もしなければなりません。通気性を確保できるだけでなく、虫が嫌うヒノキの香りをコーティングしているため、虫よけの役割も果たしてくれます。
窓やドアは締め切りたくないけれど、虫よけもしたい人にはおすすめです。なお、本製品はフロントドア用です。
- 商品名:カインズ「車のウィンドネット虫よけプラス フロントドア用」
- 公式サイト:商品ページ
まとめ
車中泊は人気のキャンプ方法です。車中泊はただシートを倒して寝るだけと考える人もいるかもしれませんが、もっと奥が深いアクティビティです。グッズ選びや工夫次第で、楽しみは何倍にもなるでしょう。
車中泊をするときは、シュラフやマットなどの寝具を始め、シェードやランタンを最初にそろえる必要があります。加えて、季節に合わせて暑さ・寒さ対策グッズをそろえてください。必需品をそろえてまだ余裕がある場合や、車中泊に慣れてきた場合は、ポータブル電源や扇風機などの便利アイテムをそろえてみても良いでしょう。
荷物が増えたらメッシュネットで収納を増やし、虫よけをしたい場合は車用の蚊帳を使うのもおすすめです。この記事を参考に、ぜひ楽しい車中泊を実現しましょう。