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キャンピングカー・車中泊

2025.10.25

トラックベースの‟キャブコン”キャンピングカーに憧れるなら、コンパクト&機能美の「トリアス480」!

トラックベースの‟キャブコン”キャンピングカーに憧れるなら、コンパクト&機能美の「トリアス480」!
キャンピングカーの達人、伴 隆之がソト遊び向きのモデルを詳細レビュー! 今回は老舗ビルダーVANTECH(バンテック)のコンパクトタイプのキャブコンバージョンモデルを紹介。
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キャンピングカーの達人、伴 隆之のニューモデルレビュー

扱いやすさだけでなく未来感のある斬新なデザイン

ASTRARE「NS-BEART」。全長×全幅×全高:4695×1695×1990mm。乗車定員:5人、就寝定員:2人。

VANTECHは1986年創業の老舗ビルダーのひとつで、2021年には累計販売台数1万台を突破。1997年には今なお進化し続けるロングセラーキャブコンの元祖「ZiL(ジル)」が誕生。2005年に「CORDE Bunks(コルドバンクス)」が登場し、現在ではZiLシリーズ、CORDEシリーズともに、ブランドの看板モデルとして注目を集めています。

そんなこともあってか、以前BE-PAL.NET紹介した軽キャンピングカー「ルネッタ」やバンコン「NSビアート」などに比べてVANTECHといえばキャブコンのイメージが強いのかもしれません。

今回は最新のコンパクトキャブコン「TRIAS480(トリアス480)」を紹介していこうと思います。

このモデルはVANTECHブランドではなく、NSビアートと同じASTRAREブランドからリリースされたモデルで、革新的なデザインを採用しているのが特徴。それでは車両のほうを見ていきましょう。

ベース車はトヨタのカムロードを採用し、ボディサイズは全長×全幅×全高が4800×1960×2700mmとコンパクト。人気の高級ミニバン、アルファードの全長は4995mm、全幅が1850mmなので、全長で195mm短く、全幅で110mm長い感じです。ちなみに、全長はデリカD:5と同じです。最小回転半径はカムロードが4.9mに対しアルファードだと5.9m、デリカD:5でも5.4m(ともに2WD)と小回り性能が高いので、旅していても取りまわしがしやすいのが魅力となっています。

車両を見て最初に驚いたのはボディ形状で、FRP一体成型ボディは彫りの深い立体的な造形美が魅力的。キャブコンのなかにはボテッと見えたりするモデルもあったりしますが、メリハリの利いたデザイン性の高さはトリアスの見どころのひとつといえます。さらにこのフォルムは空力性能や雨水の流れも考慮されて設計されており、見た目と機能を両立。オプションのリアスポイラーを装着すれば、さらに走行性を高められるようになっています。

フロントシート上部のバンクと呼ばれる部分) は空力を踏まえて高速道路走行時の直安性を高めてくれるだけでなく、オプションのフレキシブルソーラーパネルが装着しやすいような曲面のデザイン。
一般的なキャブコンでは直線的な造形が多いが、サイドのプレスラインはリアにかけて堀の深さが印象的。
リアバンパーはZiLで採用されている引き出し式の収納庫を搭載。濡れたモノや生ゴミなど、車内において置きたくないものを入れるのにいい。

ではルームツアーのほうに移りましょう。

随所に工夫を散りばめ、使い勝手を高める

対面ソファでリビングを構成。エントランス側にマットをセットし、コの字状にも展開が可能。

インテリアは一般的なキャブコンとは異なり、セカンドシートに横座りシートを配置。二の字に向き合ったシートは横座座りの3人掛けソファプラス単座シートの組み合わせで、ここがリビングスペース。向き合って4人が着座できるほか、エントランス側と通路にマットをセットすればコの字型でテーブルを囲むことができるようになっているため、大人数にも対応。取材車にはスカイビューウインドウが備わり、採光性もよくコンパクトさを感じさません。

エントランス右手は通路を挟んでキッチンやワードローブを配置。最後部はマルチスペースになっており、標準装備の下段ベッドはマットを組み替えて対面単座モードにできるほか、引き戸が備わっているためトイレルームとしても活用が可能。外部扉も備わっているので荷物置き場としても活用できるなど、それぞれの使い方に合わせ変化させられるよう、工夫が凝らされています。

バンクベッドのサイズは幅1870×奥行き1120mm。中央にある2つのマットを外せば、フロントシート側からの往き来がしやすい設計。
リビングをベッド展開すると長さ1860×幅1400(最大)mmのサイズで大人2人でも余裕のサイズ。
オプションのマットをエントランス前にセットすればさらにベッドサイズが拡大できる。
マルチスペースの下段ベッドはマットを外して対面対座のリビングやトイレスペースにアレンジが可能。
マルチスペースの上段ベッドはオプション。ベッドは長さ1860×700(上段)/740(下段)mm。
キッチンキャビネットはフタ付きシンクを搭載。天板は幅980×奥行き650(最大)mmと大きく使いやすい。
キッチンと通路を挟んでワードローブと収納庫、電子レンジに60L冷蔵庫を搭載。
衣類や寝具などを入れておくのに便利なワードローブ。
冷蔵庫下の収納庫にはオプションのラップ式トイレがぴったりと収まるサイズ。

装備面では家庭用エアコンやFFヒーター、ルーフベントに電子レンジが標準装備。電装システムについては300Ahの鉛バッテリーか同社の「ILiS(イリス)」と呼ばれるリチウムイオンバッテリーシステムから選べ、リチウムイオン電池の場合は6kWhと大容量。

コンパクトなボディでも快適な旅ができるよう、さまざまな独自技術がギュッと詰まった1台。もちろん普通免許で運転も可能。価格は987万8000円〜。

問)VANTECH

キャブコンではルーフベントを装着するとルーフ部分に張り出してしまうが、トリアスはボディに埋め込んで装着できるため、ルーフ形状もスッキリ。LEDダウンライトと間接照明は調光式。
エントランス上部には家庭用エアコンが標準装備される。
取材車はリチウムイオンバッテリーシステム「ILiS(イリス)」を搭載。モニターにより、使用電力や残量といった状況がひとめで分かる。

伴 隆之さん

編集者・ライター

大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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