電気自動車「BYD」でフィールドへ行ってきたぞ! 往復600kmの実走テストでソト遊び度をチェック | 試乗記 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

試乗記

2025.07.14

電気自動車「BYD」でフィールドへ行ってきたぞ! 往復600kmの実走テストでソト遊び度をチェック

電気自動車「BYD」でフィールドへ行ってきたぞ! 往復600kmの実走テストでソト遊び度をチェック
走って、積んで、寝転んで……次のソト遊びグルマにふさわしい注目モデルをBE-PAL編集部員5名(サワキ、オーシタ、ハヤサカ、オガワ、サクライ)がロングテスト! 今回は充電問題が気になるEV(電気自動車)BYD ATTO 3だが、これが思いのほかよく走る~。

BYD/ATTO 3
グレード:1グレードのみ

¥4,180,000 

●全長×全幅×全高 4,455×1,875×1,615㎜ 
●車両重量 1,750kg 
●最低地上高 未公表 
●最小回転半径 5.3m 
●乗車定員  5人 
●モーター 1モーター 
●駆動方式 前輪駆動 
●燃料 電気 
●1充電走行距離(WLTCモード) 470㎞

問い合わせ先:BYD カスタマーセンター TEL:0120-807-551

安全機能

ACC
車線
真上

ACCをはじめ予防安全技術を装備。真上からクルマを俯瞰するアラウンドビューモニターが大画面で高解像度。とても見やすい。

急速充電 3回

カタログ値 139Wh/㎞

上のカタログ値は1㎞あたりの電力消費量。自宅で0~100%に充電したときの電気料金は約1,600円。今回はこまめに急速充電器を3回利用。

アウトドアもイケるフル電動SUV

EV(電気自動車)は発進した時点で最大の力を発揮し、道を選ばずスムーズに加速できるのが特徴だ。今回テストしたBYD/ATTO 3は、ミドルサイズのSUV。実用的なプロポーションの中に、新しさを感じさせるディテールが光る。

「かっこよさと荷室の収容力を両立しているところがすごい!」と好評価を下したのはオーシタ。
 
一般的なクルマにはエンジンの動力を伝える回転軸があり、それが後部座席の中央を通るので出っ張っている。だが、EVのATTO 3はそれがないので室内を広く使える。
 
乗り味も上々。

「加速も良いけどガツンとはこない、そのスムーズな制御にビックリ」(サクライ)

「高速道路の合流時の加速はノーストレス。この感覚はエンジンには出せない」(オーシタ)
 
気になるのは、充電の問題。

「上りでは電池残量の減りが早くてドキドキ!」と語るオガチンの気持ちもわかるが、フル充電の航続可能距離は470㎞。下りでは回生機構で電気が貯まるので、高速道路のサービスエリアにある急速充電器を活用して、常に多めにしておけば安心だ。

「オプションのアダプターをつなげば給電可能。電気を必要とするアイテム中心でキャンプに行けばエコで快適!」(サクライ)
 
新しいソト遊びに挑戦だ!

取り回しに不便を感じることなし!

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日本の使用環境にぴったり合ったボディーサイズで、取り回しに気を使うことは皆無。都会的なデザインだがギラギラした加飾は抑えられているので、フィールドに持ち出しても違和感は少ない。

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未来感と実用性を兼ね備えたデザイン

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15.6インチという超大型ディスプレイを装備。細部のデザインに凝り、質感や操作性も高めている。ワクワクするコクピットだ。

【快適機能

新しくて気持ちいい装備満載! 賢く使って快適ドライブ

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走行中に電気を生み出す回生ブレーキモードボタン付き。「今回は常に『強』で走行。アクセルペダルを離したときに一般のクルマでいうエンジンブレーキが強く出るけど、慣れればコントロールは簡単」

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ディスプレイは縦にもなる。「ナビで前方を把握するのに便利」

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パノラマガラスルーフは開閉機能付き。「気持ちいい~!」

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インナードアハンドル。グローブ着用時でも操作しやすい。

【車中泊

ほど良く角度がついて雑魚寝感覚で休める

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後席の背もたれをたたむと若干の傾斜ができる(ボードは上段にセットした状態)。フルフラットにこだわる人には物足りないかもしれないが、シートの厚みがある証でもある。この状態での奥行きは1,430㎜だ。

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「体をまっすぐにして寝るのは厳しいけど、体を休める程度なら十分! しかも、寝てみると後席の傾斜もいい具合に。

【積載

ボードを下にずらせばぎっしり積み上げられる!

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後席を立てた状態。開口部は高さ670×幅1,030×奥行き780㎜。

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床のボードは2段階調整式。ボードを下段にセットすると、高さは820㎜に。テーブルなどを縦に積んでも後方視界を妨げることはなく、ファミキャン道具はふたつ前の写真のようにぎっしりと積める!

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写真は上段にセットした状態。後席の背もたれは6:4分割可倒式。「3人乗車でのキャンプなら不便なし!」

実走Checkのポイント

●往復600㎞の実燃費

満タンで出発。帰路、関越道を降りてすぐのGSで給油し、それぞれの燃費を割り出した(BYD ATTO3はその先の首都高速のPAで充電)。

●先進安全機能の有無

ソト遊びでは慣れない道を走ることが多く、渋滞にも遭遇しがち。そこで、安全をサポートする機能の有無をアイコンで記載した。

ACC】→アダプティブ・クルーズ・コントロール

アクセルやブレーキ操作を自動で行ない、前走車の追従走行などが可能。主に高速道路で使用。

車線】→車線逸脱抑制機能

車線逸脱を防ぐためにハンドルの振動や音、ディスプレイ表示で警告。一部の車種はハンドル操作を支援する機能もある。

真上】→パノラマモニター

クルマを真上から見ているような映像をナビ画面に映し出す。

照射】→アダプティブ・ドライビング・ビーム

先行車や対向車を検知してハイビームとロービームを自動で切り替え、照射範囲をコントロールする。

ハンドル】→緊急時ハンドル制御

ブレーキで衝突回避が難しいとき、周囲にスペースがあればハンドルを制御して回避を支援する。

●荷室の積載量

3人分のファミキャン道具を使って荷室の使い勝手を検証。移動中は5台に分け、少しでも公平でリアルな燃費性能になるよう工夫。

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キャンプ道具を分散して積載!

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●車中泊しやすいか

後席をたたみ、テスターが横になって体験。記載した奥行きは荷室開口部から前席までの距離。なお、前席は標準的な位置に固定した。

●独自の快適・便利な機能

テスターが走行中に試したり、魅力に感じた機能をピックアップ。ユーザーと同じ目線で捉えたポイントは購入の参考になるはず!

●テスター5人の辛口採点表

テスト車両5台を編集スタッフ5人が、「走行性能」「快適度」「収納力」「車中泊度」「ワクワク度」をそれぞれ5点満点で評価。 

※構成/櫻井 香 撮影/見城 了

(BE-PAL 2025年7月号より)

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