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子ども連れにおすすめ!ファンタジーをテーマにしたグランピング施設
ミューの森

山梨県上野原市にオープンしているミューの森は、「森との共生」をテーマに、子どもと親が手ぶらで訪れても遊べるグランピング施設。自然環境のなかでのエンターテインメントが用意されている。
“ミューの森を蘇らせる”という新感覚のテーマ設定
注目したいのは、施設が設定している次のようなテーマ。
かつては活気にあふれる場所だったミューの森。自然の力を活かした独自の文明を築いていたものの、よそから来た者たちが押し寄せてきたことによって、ミューの森は失われてしまった。
そこにミューの志を受け継ぐ者が戻ってきて、美しい森とかつての日々を取り戻す物語が始まる。来場者はそこに参加する、というコンセプトである。
ミューの森を蘇らせるコンテンツへの参加には、人数制限があり、個別に費用が必要となる。


屋内型コンテンツも!
屋外型以外にも、屋内で参加できる「ウッドウォールアート」「ミューの石のペンダントづくり」といったコンテンツも用意されている。




森に川に自然を満喫できるフィールド
ミューの森の敷地内には川が流れている。深さは川岸であれば浅く、流れも穏やかなので子どもでも遊びやすいエリア。また、昨今の川での事故も考慮し、先着50名まではライフジャケットを無料でレンタルできる。
川底は石がごつごつしているので、マリンシューズを持っていくのがおすすめ。こちらの利用は、宿泊者・日帰り利用者問わず、無料だ。




森の中には大人も子どもも上れるツリーハウス
森のなかにも遊べる仕掛けがたくさん用意されている。ツリーハウスアーティストが制作したブルーのツリーハウスは、大人も上がれる大きなサイズ。
なかなか勇気がでない小さな子でも一緒に挑戦できるのは嬉しい。さらに、ターザンロープや森のブランコなど、自然環境を活用した遊具もあり、子どもはもちろん大人も楽しめる。


食事は日帰りBBQまたはカフェダイニングで提供
飲食は、館内のカフェダイニング「Inn Village Cafe」か、ロゴスのBBQセットと食材を借りる「手ぶらプラン」がある。




宿泊棟orグランピングテント、選べる2つの宿泊スタイル
日帰り利用もできるミューの森だが、遊び尽くすにはやっぱり滞在がおすすめ。
宿泊棟は以前にこの場所にあった施設の骨格を活かしながら、誰かの家に訪れたような親しみを感じるデザインだ。


グランピング棟は、宿泊棟のある本館から山に向かって上がった先にあるエリアに点在している。
春と秋には宿泊者限定で、ミューの森ファームエリアで栽培している野菜を無料で収穫できる体験も実施。収穫した野菜は夕食のBBQに使ったり、お土産として持ち帰ったりできる。



都内から1~2時間で行ける身近な森
距離感としては、東京都内の町田市付近から渋滞にハマらなければ1時間半程度。日帰り利用もできるが、遊び尽くすには1泊したほうが楽しめそうだ。
新感覚のコンセプトが楽しめるミューの森で、子どもと一緒に思い出を作ってみてはいかがだろうか?
▼参考記事
標高850mの大自然の中にあるグランピング施設
FOREST GATE

山梨県「FOREST GATE」は1日1組限定、プライベートグランピングが楽しめる施設。2020年夏にオープンし、山間部標高850mの大自然の中アウトドアライフを満喫できる。貸切なのでグループだけで気兼ねなく。原則2名から宿泊、除外日あり。
▼参考記事
全室富士山ビューのグランピング施設
VISION GLAMPING Resort&Spa 山中湖

初のグランピングへ取材で行ってきた。行き先は、山梨県にある『VISION GLAMPING Resort&Spa 山中湖』。
初のグランピングということで、準備の時点で「パジャマ持ってく?」「寝袋は?」と、あたふた…。
キャンパー目線のグランピング体験記をお送りする。


時間を持て余したり、子どもが飽きてしまったりしないか、と少し懸念していたが、ゆったり過ごしていたら、持て余すどころか「もう少しいたい!」と思うくらいあっという間に過ぎていった。楽しい時間って過ぎるのが早い…。
最後に、グランピングの良かったところをまとめた。
グランピングの良かったところ4つ
1)荷物が少ない
通常のキャンプだと車1台にギュッと荷物を詰めていくことが多いが、今回は大人2人と幼児1人でボストンバッグ1つとリュックだった。
パジャマも部屋にあり、アメニティも充実しているので、着替え以外はほぼ手ぶらで行けそうだ。
2)設営・撤収が無いので、観光と合わせて楽しめる
チェックイン17時、チェックアウト10時なので、通常のキャンプ場よりも滞在時間は短くなるが、設営・撤収が無い分、昼間たっぷり観光やアクティビティを楽しんだ後に訪れるという欲張りプランも叶えてくれる。
3)プライベート空間なので周りを気にせず楽しめる
キャンプ場によっては、焚き火の煙や声など、隣に気を使う場面もあるが、完全プライベート空間なので思い切り焚き火や家族、友人との時間も楽しめる。
また、今回取材した『VISION GLAMPING Resort&Spa 山中湖』には、愛犬と滞在できるルームもあるので愛犬家にもおすすめ。
4)キャンプ道具を持っていなくてもキャンプの楽しさを体験できる
グランピングのメリットは、なんと言っても、キャンプ初心者でもキャンプの醍醐味を味わえるところ。
もちろん、“不便を楽しむこと”もキャンプの醍醐味のひとつだが、普段キャンプをしない方やキャンプデビューへの一歩がなかなか踏み出せないと言う方もホテルに近い感覚でキャンプの楽しさを味わえるのがグランピングだ。
とにかく快適さが段違いだった。
寒さが一段と厳しくなっていくこれからの時期、「冬キャンに憧れはあるけどストーブ等の装備を揃えるのもなぁ」と思っている方にもおすすめなので、グランピングデビューしてみてはいかがだろうか?





撮影/藤岡雅樹
▼参考記事
丘陵にあるキャビンスタイルのグランピング施設
星のや富士

欧米発の王侯貴族気分が味わえる超ゴージャスなキャンプスタイル「グランピング」を体験できる、日本でいちばんステキな宿泊施設といえば、『星のや 富士』。
キャンプ場でもなく、リゾートホテルでもない。
いったいどんな施設なんだろうか?
火を楽しむ「焚火ラウンジ」

キャンプといえば、焚火は切っても切り離せないアイテム。
「焚火ラウンジ」は、夜になると『焚火BAR』に。
グラスを傾けながら、焚火の炎に星空……。
世俗のいろいろを忘れ、思い切り癒されてみてはいかがだろうか。
森の中でシェフが絶品お肉を焼きあげてくれる


夕食は、レストランでのグリル料理、インルームダイニング(キャビンのテラスリビング)で景色を眺めながらの食事、クラウドテラスでとるダッチオーブン料理の3タイプから選べる。
グリル料理の場合は、センターグリルでシェフが目の前でお肉を焼きあげてくれるとのこと。
森に包まれ、大自然を感じる環境の中で、ライブ感のあるお料理を食べられたら、天にも昇る気分になれそうだ。
満開の桜と富士山を望む絶景キャビン(客室)




すべての客室にはテラスリビングが設けられている。
河口湖を眼下に望みつつ、秋には紅葉、冬には雪の冠を戴く富士山、春は満開の桜と、四季折々の自然を楽しめる。
おすすめは早朝カヌー!


施設の充実ぶりもさることながら、湖上の早朝カヌー、山麓乗馬、星空ツアー、樹海ネイチャーツアーなど、アウトドア・アクティビティも充実している。
静かに過ごすにも、自然の中に出かけるのにも、絶好の環境。ちょっぴり贅沢だが、連泊して、心身ともにリフレッシュしたいものだ。
▼参考記事
愛犬と一緒に泊まれるグランピング施設
河口湖カントリーコテージBan&グランピングリゾート

山梨県にある「河口湖カントリーコテージBan&グランピングリゾート」は富士山と河口湖を望み、豊かな自然に囲まれた本格リゾート。約6千坪の敷地に独立したコテージが点在し、富士の湧水を利用した天然水の露天風呂・展望風呂も楽しめる。ペットは大型犬1頭もしくは中・小型犬2頭までが同室宿泊可能で、ワンちゃんも嬉しいドッグラン付き!富士山が見えるドッグランで思いっきり遊べる。
▼参考記事
八ヶ岳の麓にある「美味しい」がテーマのグランピング施設
FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳

営業:通年
予約:2か月前の1日より
テントサイト:70
モデル料金:4,000円〜

FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳は東京を中心に全国で、スタイリッシュかつ本格的な味を楽しめるレストランやカフェなどを運営するトランジットジェネラルオフィスによるキャンプ場。中央自動車道小淵沢ICから約5分。標高約1,000m、八ヶ岳の麓に位置する。
めざせ、キャンプのグルメ王!
木漏れ日が心地よいアカマツの森に、2022年9月、『フォークウッド ビレッジ 八ヶ岳』はオープンした。運営は、「トランジットジェネラルオフィス」という、外食産業を中心に飛躍した企業だ。「sign」「YHE UPPER」など、全国に120店舗を構え、洗練された味と空間を提供している。
このキャンプ場は『美味しい』がテーマ。キャンプ場周辺の新鮮な食材をふんだんに使ったミールキットは15種以上。冬なら鍋など、数種類は季節ごとに入れ替わるそうだ。スキレットやダッチオーブンなどの器具を併せて借りられるのもいい。
早速、編集部を代表して、食べることが大好きな4名が、1品ずつ作ってみることに。
「こんな美味いパエリア食べたことない」「並のキャンプ飯レベルではない」などなど。野菜を切る程度の作業で、あたかも自分が作ったように感じさせてくれる達成感と、とても素人では出せない深みのある味に、一同、大興奮。もはや魔法。このミールキットを使えば、キャンプのグルメ王になれる!?
レストランの味を超簡単に!キャンプ飯のレベルを超えた魔法のミールキット
チリンギートエスクリバパエリア






スペアリブ塩ちゃんこ鍋 〆のほうとう付き





「甲州信玄鶏」もも肉とキノコのアヒージョ バゲット付き



スキレットフレンチトースト 自家製グラノーラ



撮影/小倉雄一郎
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