リュックを選ぶポイント
スタイルに合った容量
リュックを選ぶ際は、容量も大切なポイント。容量の目安は以下の通りだ。
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- 普段使い、日帰り登山なら30L程度
- 1泊や山小屋泊なら40L程度
- 本格的な登山や縦走なら50L以上
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ただし、小さすぎるとリュックの中で荷物が動いてしまう恐れがある。歩きにくいだけでなく、中がごちゃごちゃになったり、荷物が破損したりする可能性もあるため、適切な容量を選ぼう。リュックの形状が体にフィットするかも重要だ。
▼参考記事
ポケットの数や大きさをチェック
重い荷物を運んでいる最中に、何かを取り出すためにいちいちリュックを下ろしていては疲れてしまう。ちょっとした小物であれば、リュックの側面か背面から取り出せると便利だ。アウトドアリュックは、ポケットの数や配置などに工夫が凝らされているため、自分が使いやすいと思うものを選ぼう。
ポケットに何が入るかも重要な要素だ。ドリンクホルダーや靴用のポケット、パソコンのガジェットを収納するポケットなどいろいろある。求める機能は人それぞれなので、自分が荷物を取り出しやすいと思うものを選ぶことがポイントだ。
防水性に優れているかどうか
防水性能もリュックには重要な機能だ。山では急に天候が変わることは珍しくない。また、通勤や出張時にパソコンなどの電子機器を持ち運ぶ場合は、急な雨に降られたときに中身がぬれないかどうかが重要だ。
防水性は、耐水、はっ水、防水の3つのレベルに分かれる。耐水は水が染み込みにくいことを表し、完璧に防水できるわけではない。はっ水は言葉の通り、水をはじくという意味で、防水はリュックの内部に水を侵入させないことを表している。
多くのアウトドアリュックは完全防水ではないが、ち密に織られたナイロンなどの素材が多少の雨を防ぐように設計されている。登山の際、強烈な雨を防ぐためには、耐水圧が高い完全防水素材のザックカバー(パックカバー)を使用して防水力を高める。
ひとえに防水性といっても、使用している素材や縫い目部分のシーリング処理などによって、どれだけ水分の侵入を防ぐかが変わってくる。できれば、店頭で現物をチェックして、メーカーが発表している素材の解説やスペックにも注意して選ぶといいだろう。
▼参考記事
普段使いもしやすい【30L~】の大きめリュック13選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
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価格 | 容量 | |||
Coleman(コールマン) アメリカンクラシック33(ブラック) | ¥10,780 | 33L | ||
Coleman(コールマン) ウォーカー 33(ブラック) | ¥8,690 | 33L | ||
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ビッグショット | ~¥23,980 | 33L | ||
MILLET(ミレー) サースフェー NX 30+5 | ¥28,050 | 30+5L | ||
mont-bell(モンベル) リッジラインパック 30 | ¥19,800 | 30L | ||
karrimor(カリマー) cleave 30 Medium | ¥30,250 | 30L | ||
karrimor(カリマー) ridge 30+ Medium | ¥26,400 | 30L | ||
EXPED(エクスペド) Metro30 | ¥19,030 | 30L | ||
GREGORY(グレゴリー) ズール35 | ¥30,800 | 35L | ||
THULE(スーリー) AllTrail | ¥28,600 | 35L | ||
MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア) スクランブラー35 | ¥28,600 | 35L | ||
patagonia(パタゴニア) テラヴィア・パック 36L | ¥26,400 | 36L | ||
MILLET(ミレー) クンブ マウンテン クルーズ 37 | ¥23,100 | 37L | ||
Coleman(コールマン) アメリカンクラシック33(ブラック)
メイン素材は高い耐摩耗性や強度を持ち、軽量ながらも頑丈な「500D ナイロンCORDURA」、ボトムはより耐久性を高めた「610D ポリエステル」をそれぞれ採用。通称“ブタ鼻”と言われるピッケルホルダーと引手は、耐久性に優れた合成皮革を使用している。
中はオーガナイザーが豊富で、自分好みに整理しやすくなっている。タブレットスリーブも搭載されているので、リモートワークやワーケーション時にも活用しやすそうだ。
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Coleman(コールマン) ウォーカー 33(ブラック)
●サイズ:約34×51×22cm
●重量:約685g
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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ビッグショット
●サイズ:H54×W32.5×D20cm
●重量:約1,000g
▼参考記事
MILLET(ミレー) サースフェー NX 30+5
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mont-bell (モンベル) リッジラインパック 30
モンベル独自の高強度素材「バリスティック(R)ナイロン」を使用した、軽量&タフな1気室のバックパック。内側から止水テープで目止めされており、防水性も安心。上部の開口部はファスナーで開く仕様で、中身を取り出しやすいこともポイントだ。 別売りのウォーターパックを装着できるため、歩行中の水分補給もしやすい。内側にソフト、外側にハードタイプのフォームを内蔵したショルダーハーネスは、密着度が高く、肩にかかる負担を軽減してくれる。
●重量:720g
●素材:本体/210デニール バリスティック(R)ナイロン[ウレタンコーティング]、ボトム/420デニール バリスティック(R)ナイロン[ウレタンコーティング]
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karrimor(カリマー) cleave 30 Medium
ユーティリティショルダーハーネスなど豊富な機能を装備し「行動しながらの操作性の快適さ」「荷物の出し入れ・撤収のしやすさ」を目指したリュックサック。背負ったまま水分補給ができたり、収納性に優れたポケットが配置され、どこに何を入れておくか考える楽しみが生まれる。
フィット感の高いショルダーハーネスにはドリンクや行動食、スマホなどが入れられる。男性や高身長の女性向けのミディアムサイズ(背面長47cm)。
●サイズ:H52×W25×D24cm
●総重量:900g
●材質:N100D X-GRID R/S NY(ナイロン89%、ポリエチレン11%)
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karrimor(カリマー) ridge 30+ Medium
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EXPED(エクスペド) Metro30
できるだけシンプルなデザインがよく、PCやタブレットの持ち運びも安全にできることから使い始めた「Metro30」。キャンプに行くときのギアの収納としてはもちろん、日常生活でも毎日愛用するほど、使い勝手の良いデイパックだ。
ラップトップコンパートメント採用でPCの持ち運びも安心
背面部分にメインとは別のラップトップコンパートメントという収納スペースがあり、クッション性に優れているのが筆者お気に入りポイント。ちなみにこのスペースには、15インチまでであればノートパソコンやタブレットの収納が可能。わざわざメインを開けることなく、外側からアクセスできるため、PCを使いたいときにサッと取り出すことができる。
収納性抜群!一眼レフにPCにタブレットまで
「日常生活で30Lは大きいかな…?」と思ったが、いつも持ち歩く財布などの他に、一眼レフカメラや撮影道具なども余裕で収納できるので30Lを選んで満足している。また「Metro30」はロールトップクロージャータイプなので、収納する容量が多くなった場合の調整も簡単なのが嬉しいポイント。買い物の際、エコバッグを忘れても「Metro30」に入れられるので安心だ。
さらに、収納スペースがたくさんあるのも特徴。
メインの内側には封筒ポケットがあるので、室内でもしっかり整頓できる。
耐水圧1,200mmだから雨でも問題なし
耐久性のある撥水ポリエステルを採用し、PUコーティングが施されているため、耐水圧は1,200mmと安心の撥水性。いきなり雨が降ってきても中身が濡れてしまう心配がないのが嬉しいところ。
背負ったときのフィット感が抜群!
「Metro30」は熱形成されたバックパネルを採用。背面のフィット感に優れているため、比較的重い荷物を収納したときでも、軽く感じる。耐荷重10kgなので、日常的に使用する小物はもちろん、キャンプへ持って行くギア類や着替えなど、問題なく収納できる。
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GREGORY(グレゴリー) ズール35
フレームを湾曲させ、熱がこもりやすいパックと背中の間に空気の通り道をつくって快適性を高めたバックパック。本体上部に加え、フロントパネルに沿ったU字型のファスナーで本体正面が大きく開くため、パッキングがとてもスムーズにできるはず。
●サイズ:H66×W31.1×D24.1cm
●総重量:1,310g
●材質:ナイロン、EVA、ポリエステル
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THULE(スーリー) AllTrail
全季節あらゆるアクティビティで使える万能バックパック。サイドから本体上部を回り込むように配したファスナーで大きく口を開くモデル。ショルダーハーネスの位置は上下の調節が可能で、体格に合わせて無理なく背負える。
●サイズ:32×30×61cm
●総重量:1,260g
●材質:420D Dobby Poly, 330D Ripstop Polyester
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MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア) スクランブラー35
本体にXパックを使用。X字型に伸ばしたポリエステル糸を挟むこの生地は、耐水性・耐久性に優れる。ボトムにはこれも頑丈なケブラー素材を使い、クライミングなどのハードな使用にも耐える。アルパインやクライミング、雪山登山やハイキングなど様々なアウトドアに対応している。
●サイズ:(背面長)S/M=41-48cm
●総重量:850g(S/Mサイズ)
●材質:ディメンジンポリアント TM VX21 テレイン エクスパック (ナイロン57%、ポリエステル43%)
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patagonia(パタゴニア) テラヴィア・パック 36L
パタゴニアのパック史上最高傑作かもしれない
かなりマニアックな製品だが、僕は「もしかしたらこれまでのパタゴニアのパックの中で最高レベルの傑作ではないだろうか?」とすら思っている。
その理由は引っ張るだけで斜めにガバッと開く開口部のシステムだ。これは2014年に登場した初代『アセンジョニストパック』で初めて使われた仕様なのだが、一瞬で開閉できて内部が見渡せるので、必要なギアがすぐに取り出せる。
その後、この開口システムは山岳スキー用パックにも応用されてプロガイドや冒険的スキーヤーにも人気を博していた。ただしこれらの製品はあまりにシンプルすぎて普段使いには向かなかった。そこで正面の大型ポケットやサイドのストレッチメッシュポケット、しっかりしたヒップベルトや専用のレインカバーなどを追加し、一般登山やハイキングにも使いやすくしたのがコイツなのだ。
容量36Lで992gと十分軽く、大きな3つのポケットは山行スタイルを問わず便利に使える。「どこか遠くへ行きたい」という衝動にしっかり応えてくれるバックパックなのだ。
状況に合わせてかけ替えられる
天蓋のバックルは正面の長いベルトに連結してパック全体を圧縮したり、ポケットのバックルに連結できるなど、荷物量や状況によって使い分けられる。
大きく使いやすい3つのポケット
正面ポケットは頑丈なリサイクルナイロン製で、ジャケットなどの嵩張るモノが入れられ、サイドポケットはストレッチメッシュ製でボトル類の収納に便利だ。
引っ張るだけでガバッと開く
コードロックを押さえて天蓋の先端を引き上げるだけでこのように大きく開口する。閉じるときはコードを引くだけでいい。荷物の出し入れがとても早い。
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MILLET(ミレー) クンブ マウンテン クルーズ 37
●重量:1060g
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旅行やキャンプに便利な【40L~】の大きめリュック6選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
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価格 | 容量 | |||
mont-bell(モンベル) バーサライトパック40 | ¥14,300 | 40L | ||
MYSTERY RANCH(ミステリーランチ) クーリー40 | ¥36,300 | 40L | ||
PLUS ONE WORKS (プラスワンワークス) デナリ40 | ¥29,700 | 40L | ||
Matador(マタドール) セグ45 ダッフルパック | ¥29,700 | 45L | ||
ORTLIEB(オルトリーブ) エートラック 45L | ¥45,100 | 45L | ||
EXPED(エクスペド) ライトニング45 | ¥36,300 | 45L | ||
mont-bell(モンベル) バーサライトパック40
●重量:480g
●素材:30Dバリスティックナイロン、底部・背面/100Dナイロン
重量わずか480gのウルトラライトパック
身も心も軽い初夏のハイキングは、ミニマムな装備で軽快に歩きたいものだ。そんなときに最適なのがこの重量わずか480gの超軽量バックパックだ。
軽さの秘密は本体に使われている30Dの極薄バリスティック・ナイロンだ。ホワイト系のモデルではご覧のように中身が透けて見えるほど薄い。しかしバリスティックは紡糸の段階で延伸加工を施すことで繊維自体に強度を持たせてあり、通常のナイロンの約2倍の引き裂き強度を持っている。さらに本作は底部と背面に100Dナイロンを使用し、不安はない。
実際に使ってみて感心したのがしっかりしたショルダーハーネスだ。一般的なULパックは重量を削りたいがためにペラペラにしがちだが、荷物をガッツリ詰めてもしっかり背負えた。
また背面には硬めのウレタンパッドが内蔵されているので荷物が少なくても形が安定するし、背中へのアタリも快適。とにかく「ULなのに普通に使える」ことに感心した。このあたりはさすがモンベルである。ビギナーやこれから装備の軽量化を本格的に進めてみたい人にもオススメできる。
中身が透けるほど薄い本体素材
軽量化のために本体には30Dの極薄バリスティックナイロンを採用。ホワイト系のモデルではこのように中の荷物が透ける。究極のウルトラライトだ。
しっかり背負えるショルダーハーネス
ハーネスには芯材と厚めのクッションが備わり荷重をしっかり受け止める。スタビライザーも装備され、過激な外観からは想像できないほど安定感が高い。
取りはずし可能な背面パッド
5mm厚のウレタンパッドを内蔵しているので荷物が少なくてもパッキングしやすい。取りはずして座布団代わりにしたり、さらなる軽量化をすることも可能。
▼参考記事
MYSTERY RANCH(ミステリーランチ) クーリー40
扱いやすさに定評のある3ジップに便利なストレッチポケットを追加した欲張りなモデル。背面にはショルダーハーネスの位置を無段階で調節できる独自のシステムを搭載してユーザーの体型にフィット。取り外し可能なウエストベルトは腰回りに快適にフィットし、荷重を効果的に伝達・分散してずり下がりを防止する。
●サイズ:61cmx30cmx25cm
●総重量:1,700g
●材質:ナイロン100%(330D Robic nylon fabric、YKKR zippers)
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PLUS ONE WORKS (プラスワンワークス) デナリ40
シンプルな構造と軽さが特徴の夏山用ザック。荷室も仕切りがないから、パッキングが自由にレイアウトできる。大きさは2サイズで40Lと30L。
●背面長:49cm
●重量:1,274g
●素材:ナイロン 100%
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Matador(マタドール) セグ45 ダッフルパック
●重量:1,134g
●サイズ:26×55.88×23.39cm
●素材:ブルーサインR認証リサイクル420Dナイロン、100Dナイロンなど
5つに区切られたポケットにセグメントして高効率収納
一見すると普通の中型ダッフルバッグなのだが、上部の開口部に5本のYKKジッパーが備わっていて、その中がそれぞれパーティションで仕切られた小部屋になっている。まるでパッキングキューブがそのままダッフルバッグになったような仕組みなのだ。これにより荷物を用途別や日付別にセグメントし、効率的に収納できるのである。
それだけではない。このポケットは最大で45Lの容量があるが、ここへの収納量を減らせば、下部の荷室を通常のダッフルのように使えるから、キャンプ用品やトレッキングブーツなどの大型ギアも格納が可能なのだ。
さらに素晴らしいのは底面のリッドを開けるとショルダーハーネスが現われ、バックパックに変身すること……! これで移動時の機動力がグッと高まる。ユーザーのアイデアと使い方によってさまざまに変化する、まさに新時代のアドベンチャートラベルバッグなのである。
整理整頓が得意なセグメントポケット
内部構造はこうなっている。上部ポケットは5室合計で最大容量が45L(6L+9L+15L+9L+6L)あり、このようにすべての荷物を区分けして使うこともできる。
メインの荷室を大きく使ってもいい
上部ポケットへの収納量を抑えて通常のダッフルバッグのように使うこともできる。サイドにメッシュポケット、背面にパッド入りのPCスリットを備え、収納力は抜群。
内蔵ハーネスで背負うことも
収納式のショルダーハーネスとウェストストラップを使って背負うこともできる。不整地や長距離歩行もこれでオッケー。ワンバッグトラベルの究極スタイルといえる。
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ORTLIEB(オルトリーブ) エートラック 45L
●サイズ:W32×D30×H62cm
●重量:1,560g
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EXPED(エクスペド) ライトニング45
ロールトップの軽量モデル。本体素材のナイロンは高強度のダイニーマ糸を格子状に織り込んで耐久性を高めている。背面にはアルミステイを内蔵。このフレームはウエストベルトと直結して、肩にかかる荷重を効果的に腰へと分散する。背中と接する部分を少なくした通気性重視の構造。見た目はシンプルだが、随所にアイデアが光る。
●サイズ:72×32×25cm
●総重量:1,130g
●材質:メインファブリック/210 D HMPEリップストップナイロン、PUコーティング、耐水圧1500mm(フレーム)1ステー、6061-T6シリーズアルミニウム
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登山にぴったりの【50L~】の大きめリュック4選
Gossamer Gear(ゴッサマーギア) ゴリラ 50 R
軽量ながらも高密度で強度が高い生地を採用したゴッサマーギアの人気モデル。背面パッドは取り外して座布団として使うことも。幅広くて厚みがあるショルダー、ウェストハーネスは体に心地よくフィットする仕様なので長時間のハイキングにもおすすめ。
●サイズ:幅約28.5cm、高さ約60.0cm、マチ約14.0~24.0cm
●重量:863g(M)
●素材:本体/70d Robicリップストップナイロン、補強部/100d Robic リップストップナイロン、背面部/70d シリコンコーテッドリップストップ
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OSPREY(オスプレー) イーサープラス60
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MYSTERY RANCH(ミステリーランチ) ブリッジャー65
●重量:2.50kg(Mサイズ)
●サイズ:S, M, L
アサルトパックのようにイカツい新型ブリッジャー
’90 年代に世界中の旅人を魅了したビッグネームを復活させた「ブリッジャー」。じつは僕もデイナ・デザイン時代の初代ブリッジャーの熱烈ユーザーだったので、この名を聞いたときは大興奮した。
しかしこちらのモデルはめちゃくちゃイカツい。ベンチレーション性能もすごくて、背中と本体のあいだにしっかりしたエアチャネル(空気の通り道)を作り、大きな荷重を背負ったときも、不快なムレを解消してくれる。
構造上の特徴は剥き出しになったスチールフレームで、材料にバネ用の鋼材を使うことで、しなやかに動きながらも反発力を最大化し、大きく屈んだり、ひねったりしたときも体にしっかり追従してくれる。
そして強力なインパクトを与えてくれるのがフロントハーネスだ。初めて見たときには「トレラン用か!」とか「軍隊か!」とツッコミを入れたが、背負ってみるとこのハーネスがすばらしい。肩回りのフィット感も使い勝手も最高なのである。昔とはまったく違う姿で復活したブリッジャー。これもまた名作になりそうな予感がする。
バネ用鋼材を使い追従性が非常にいい
体に近い場所にフレックスと反発力に富むバネ鋼フレームを配する事で追従性を最大化。昔のブリッジャーの「あのしなやかさ」を思い出させてくれた。
ベストタイプのフロントハーネス
巨大なチェストポケットと2本留めのチェストストラップを備えたフロントハーネス。見た目のインパクトが強烈だがフィット感が高く非常に使いやすい。
ジッパーを使わずガバッと開けられる
軍用のアサルトパックに多くの実績をもつ同社ならではの装備。扉パネル上部を掴んで引き下ろすだけでフルオープンできる。正面ポケットも同じ構造だ。
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GREGORY(グレゴリー) バルトロ65
●重量:2.23kg(Mサイズ)
●サイズ:S, M, L
大型アップデートを受けベンチレーションパックに
世界的なトップセラーモデル、グレゴリー・バルトロが生まれ変わった。背面に大掛かりな仕様変更を受け、ベンチレーションパックに変身したのである。
バルトロといえばショルダーハーネス付け根にピボット(支点)を備え、ユーザーの体型に応じて自動的にアングル調整を行ない、行動時には体の動きにフレキシブルに追従するのが人気の秘密だったが、こちらもそこはしっかりと踏襲している。
背面をグルッと回る外周フレームとメッシュを備えたことで背負い心地は非常に柔らかくなった。特に腰回りの“抱きつかれ感”がすごく、パックとの一体感がとても強い。従来のベンチレーションパックは一体感に乏しかったり後ろに引っぱられる感じがしたのだが、それも皆無。さすがグレゴリーといった感じだ。
大型の正面ポケットや開け閉めが素早くできる開口部はそのままに、ウェストポケットやトップポケットなどは先代モデルより圧到的に使いやすくなった。僕のようなゴリゴリのバルトロマニアから見ても細部の仕上がりは超一級品。今後も世界最高峰のバックパックであり続けることは明らかである。
エアークッションバックパネル搭載
90%以上のオープンエア率を誇る3D構造のメッシュパネルと独自パッドで、高い通気性を確保。荷重を分散させるので背負い心地もマイルド。
腰回りのフィット感は過去最高のデキだ!
僕は過去30年にわたり、グレゴリーの大型モデルのほぼすべてを背負ってきたが、ヒップホールドと腰回りのフィット感は間違いなく過去最高である。
開口部をはじめ使い勝手も最高だ
素早く荷物を出し入れできるトップローディング式の開口部や各ポケットの配置、構造、ジッパーの滑らかさなど、すべての使い勝手が前作を上回っている。
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