テントの干し方はどうすればいい?黒カビや臭いを防ぐ方法を解説 | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.10.16

    テントの干し方はどうすればいい?黒カビや臭いを防ぐ方法を解説

    キャンプで使ったテントは、必ずといっていいほど濡れています。そのまま収納すると、カビや臭いなどのトラブルにつながるおそれがあるため、収納する前に干しておくことが重要です。大切なテントを長く使うために、干し方について確認しておきましょう。

    キャンプが終わった後のテントの干し方

    まずは、キャンプ後の濡れたテントをどのように干すのか確認しましょう。テントを乾かすときの注意点についても解説します。

    屋外に広げて乾かす

    テントを家で干すなら、ベランダがおすすめです。ベランダのスペースが広ければ、テントを広げて干しましょう。テントを広げられるほどのスペースがない場合は、物干し竿や手すりを使って干します。

    テントを広げずに干す際は、内側に水分が残る可能性があるので、定期的に向きを変えるなどの工夫が必要です。

    また、ベランダに干せなければ、カーポートやクルマの上に干すこともできます。風で飛ばされるおそれがあるため、洗濯バサミや重しなどで固定しましょう。

    浴室乾燥機を活用する

    アパートやマンションなどの集合住宅でテントを屋外に干すことが難しい場合は、浴室乾燥機を使って干す方法を検討しましょう。

    浴室乾燥機があれば、室内でもしっかりとテントを乾かすことが可能です。浴室内で広げるのが難しければ、洗濯用のポールにテントを干して乾燥させましょう。

    ただし、浴室内に泥や枝葉などが落ちる可能性があるため、取り除ける汚れは取り除いてから干すのがおすすめです。

    乾かしメインで公園に行く

    自宅でテントを干せない人は、キャンプの帰り道でテントを干す方法があります。

    例えば、大きな公園や広い駐車場に寄り、テントを干してから帰る方法です。帰宅時間は遅くなりますが、テントを広げた状態で干せるのでしっかり乾燥させられます。

    ただし、テントの設営がNGの場所もあるので注意しましょう。周囲に迷惑がかかるケースもあるため、管理している事務所などで確認をしておくと安心です。

    付属品も乾いているかチェックする

    干し終わったテントを収納するときは、付属品も乾いているかを確認しましょう。設営ベルト、ガイロープなどは厚みがあるため、テントの生地よりも乾きにくいので注意が必要です。

    付属品が濡れたままの状態で収納すると、テントの生地に水分が移ってしまいます。もし付属品が乾いていない場合は、テントと付属品をわけて収納するとよいでしょう。

    コインランドリーでの乾燥はNG

    テントを干す場所がないからといって、コインランドリーの乾燥機を利用して乾かすことはできません。コインランドリーで洗濯や乾燥ができるのは、基本的に衣類のみです。

    乾燥機でテントを乾かした場合、熱で生地の縮みや劣化がおきるおそれがあります。さらには、テントに付いている金具が乾燥機の内部にひっかかり、機械が壊れることもあります。

    本来の用途以外の使用で機械を故障させた場合、弁償になるケースがあるのでやめましょう。

    テントを干さないと起こるトラブル

    テントを干さず、水分が残ったままの状態で収納すると、さまざまなトラブルにつながります。どのようなトラブルがおきるのか確認しておきましょう。

    黒カビが発生する

    テントに水分が残ったまま収納すると、黒カビが発生するため注意が必要です。

    黒カビが付着した生地は、黒く変色するため見た目が悪くなるだけではなく、生地の撥水効果やUVカットの性能が低下するおそれがあります。

    黒カビによる変色は、漂白剤で目立たなくすることができますが、生地の傷みにつながります。

    テントを長持ちさせるには、しっかり干して水分を飛ばし、土や葉っぱなどを落として、黒カビが発生しにくい状態にしてから収納することが大切です。

    雑菌の繁殖・生乾きの臭いが発生する

    テントを濡れたまま収納すると、洗濯物の生乾きのような臭いが発生することがあります。臭いの原因は、水分が残ったままのテントを放置したことによる雑菌の繁殖です。

    テントの中が生乾きの臭いになるため不快な気分のまま過ごすことになります。

    テントの臭いは、干して乾燥させることで発生を抑えられます。キャンプ中にテントで快適に過ごすためには、乾燥させてから収納することが大切です。

    テントを干すときの注意点

    テントを干すときは、水分を残さないという以外にも注意すべき点があります。干し方によっては、生地が劣化したり、黒カビや臭いの原因になったりすることがあります。

    大切なテントを長く使うために、確認しておきましょう。

    直射日光に当て過ぎない

    テントを干すときは、直射日光に長時間当てないように注意しましょう。紫外線によって、テントの生地が劣化するおそれがあります。

    屋外でテントを干す場合、30分から1時間ほどで乾きます。生地を傷めないためには、乾いたらすぐ取り込むか、なるべく直射日光が当たらない場所に干しましょう。

    遅い時間まで干さないようにする

    テントを屋外に干す際は、時間帯にも注意が必要です。夜は気温が下がるため、テントに結露が発生することがあります。

    夜遅くまでテントを干していると、せっかく乾いたテントが再び濡れてしまいかねません。乾燥したらすぐに取り込むようにしましょう。

    まとめ

    水分が残ったままのテントを収納すると、黒カビや臭いの原因になります。テント内で快適に過ごすためにも、キャンプが終わった後はきちんと干して乾燥させることが重要です。

    テントに残った水分を飛ばすには、屋外であればベランダやカーポート、車の屋根に広げて干す方法がおすすめです。

    また、テントを屋外に干せない場合は、浴室乾燥機の活用やキャンプの帰り道にあるテントOKな公園や駐車場で干す方法があります。ただし、テントを屋外に長時間干していると、生地の劣化や結露が発生するため、乾燥したらすぐに収納することを心がけましょう。

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