キャンピングカーで行く、ユーコン準州ホワイトホース発のロードトリップ! | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

海外の旅

2022.07.31

キャンピングカーで行く、ユーコン準州ホワイトホース発のロードトリップ!

ようやく行ける、ロードトリップ!

この春ようやくカナダでは、コロナウイルスによる各州外への移動規制がなくなり、自由に旅行ができるようになった。コロナ禍が始まってから購入、改造してきたキャンピングバン。これでようやくあちこちへ撮影に行ける!

今回走る道はアラスカハイウェイ

このハイウェイはユーコン準州の南部を横切る形で、カナダのブリティッシュコロンビア州(以後BC)のドーソンクリークからアメリカのアラスカ州のデルタジャンクションを繋ぐ、全長2000キロを超える道(この地図では黄色い線)。第二次世界大戦中、日本がアメリカと戦争した際にアメリカがアラスカへ向けて物資補給するために作られた道だ。
今回はこの道を僕の住む街、ホワイトホースから南東方向、BC州北部に向けて撮影に出かけた。

長距離ドライブの注意点

ガソリンは入れられる時に満タンにしておくこと。次の町まで2〜3時間以上かかるなんてことは当たり前。道中ガス欠にならないように気をつけよう!

観光案内所などで無料で手に入る道路地図や、ロードトリップのガイドブックなども予め用意しておくと、何かと便利だ。

道中どこに泊まる?

ユーコン準州、BC州も公営のキャンプ場がハイウェイ沿いにたくさんある。テント持参でも、キャンピングカーでも、ロードトリップをする人にとってはなかなか使い勝手がいい。一泊あたりの料金はキャンプサイト一区画あたりユーコン準州では12~20ドル、BC州では5~30ドル。電気水道はない場合がほとんど。各キャンプ場では薪が使い放題で、多くのキャンプ場には井戸水がある。安全に安く便利に旅を楽しみたい人にはなかなかおすすめだ。

ユーコン準州キャンプ場マップ
https://yukon.ca/sites/yukon.ca/files/env/env-guide-camping-yukon-map.pdf

リアードホットスプリング

のんびりと約8時間ほど走ると、BC州のリアードホットスプリング州立公園に着いた。ここはその名の通り、天然の温泉があるキャンプ場。ユーコン準州からもBC州からも、そしてクルマで長距離旅行をする人にも、とても人気の場所だ。

バイソン天国!

このリアード温泉のあるエリアは、野生のウッドバイソンの生息域として有名。道路脇でバイソンの群れを見ることもしばしば。
このウッドバイソンは北米の陸上哺乳類の中で一番大きい動物。平均体重は800キロと大きく重い。
観察を楽しみたい場合は、そっと車を安全な路肩に停めて、エンジンを切り、クルマの中から静かに観察を楽しもう。通行中の自動車だけでなく、バイソンとの安全にも十二分に気をつけたい。

バイソン以外の動物にも会えるかも?

ホワイトホースからマンチョレイクに行くまでの間に期待できる主な大型野生動物は、ウッドバイソン以外にグリズリー、ブラックベラー、ムースなど。特にリアード温泉のエリアを過ぎると、道は段々と山間部へと向かっていき、道路脇には「ヒツジ注意」の標識をよく見かけるようになる。特にマンチョレイクからサミットレイクの区間では、ストーンシープを見かけるチャンスが高いように思う。

ストーンシープ

ロッキー山脈で有名なビックホーンシープよりも、小ぶりな体型をしている。冬の間に撒かれる融雪剤に含まれる塩分を求めてか、斜面から降りてきて道路面を舐めてる姿をよく見かける。夏は生まれたばかりの子羊を見かけるチャンスも。
道は山道を走るから、細く曲がりくねっている。曲がった先にヒツジが居るかもしれないから、早く走るのはおすすめしない。

アラスカハイウェイの終点、ドーソンクリーク

山間部が過ぎると、プレーリーと呼ばれる平原地帯を走る。夏は菜の花の栽培であたり一面黄色になってとても綺麗だ。

そうこうしているとアラスカハイウェイの0キロ地点、ドーソンクリークに着く。ここから先はハイウェイの名前が変わる。ホワイトホースから約1400キロ走ったことになる。

コロナ禍後2年ぶりのロードトリップはなかなか楽しかった。道中北米中から、中にはヨーロッパから車を持ち込んで旅している人たちにも出会った。

おまけ

今回マンチョレイクを過ぎたあたりの路肩でキャンプをしたところ、翌朝起きたら前輪がパンクしていた。この手のアクシデントには昔から慣れているとは言え、タイヤ交換はいつでも面倒臭い。

ハイウェイとは言えども日本の高速道路のようなクオリティではないし、夏はあちこちで道路工事をしていて路面状況は良くない。
コロナ禍後に北米でロードトリップをしたいという人は、こういうハプニングが起こることも予期して準備をしよう!

私が書きました!
ビデオグラファー
杉本淳
カナダ、ユーコン準州ホワイトホース在住。アークティックメディアクリエーション代表。東京都練馬区出身。
2008年にユーコン川下りで訪れて以来、ユーコン準州に通い始める。2011年に移住後も、ユーコンに生きる野生動物、風景、自然と共に生きる人々を引き続き撮影中。2019年、First Light Image Festivalにて最優秀賞受賞。ユーコンから色々なトピックをお届けします! 
ウェブサイト:www.arcticmediacreation.com

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