日帰りOK!アラスカに来たら見てほしいオススメの氷河 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

日帰りOK!アラスカに来たら見てほしいオススメの氷河

2022.03.20

今はなかなか旅行が難しい時期ですが、いつか行ける時のためにプランを考えるのはワクワクするし気分転換にもなりますよね。特に日常から少し離れ大自然を満喫したい、と考えている方にぜひ訪れて頂きたい場所がアラスカです。アラスカに多くある観光スポットのなかでも、在住者がその絶景とアクセスの良さから、強くオススメする氷河をご紹介します。

ダイナミックなアラスカの氷河!

アラスカは日本の面積の約4倍もある広大な土地。観光スポットへの移動時間がかかるので、やりたいことを限られた旅程に組み込むのがアラスカ旅行の難しいところです。また、アクティビティによっては特別な装備が必要になるので費用がかさむこともしばしば。特に、夏の人気のアクティビティの一つである氷河ウォッチングは、クルーズやセスナなどを利用するため値が張ります。

多くの氷河へのアクセスはクルーズやセスナ、カヤックなどが必要になる。(C)State of Alaska/Brian Adams

しかし、今回ご紹介する「エグジット氷河(Exit Glacier)」は大都市アンカレッジ(Anchorage)から日帰り可能の距離にあり、特別な装備を用意しなくても行ける穴場の氷河なんです。

アンカレッジから日帰りOK!

エグジット氷河へはアンカレッジから車で約3時間。アンカレッジから南へ延びるスワード・ハイウェイ(Seward Highway)という道路を約200km進んだところにあります。このスワード・ハイウェイの道中は景色がとても良いことで知られていて、飽きることなくドライブを楽しめます。所々にあるカメラのマークがついた道路標識は、絶景スポットの意味。ほとんどの場所に駐車スペースが設置されているので、休憩がてら景色を楽しむのにちょうど良いです。

氷河までのドライブは美しい景色を楽しめる。

ハイウェイ上にはトレイル(Trail)と呼ばれる散策路の標識もたくさんあり、時間があれば立ち寄ってみるのもオススメです。特に春から夏にかけては、野生の花々が美しいので観察しながら散策するのも楽しいですよ。

アラスカの州花として知られるワスレナグサは春が見頃。

アラスカの大自然の魅力は景色だけでなく、予想をしない野生動物との出会いも。夏はクマやムース(ヘラジカ)などもよく活動しているので、運が良ければ様々な動物を見られるかもしれません。ただし、野生動物なのでくれぐれも近づき過ぎないようにお気を付けください。

スワード・ハイウェイ道中の森で見かけたブラックベア。

アウトドア初心者でもラクラク歩ける!

アラスカで氷河観光、と言うとピッケルやアイゼンなど特別な装備が必要では?と、敷居の高いイメージがあるかもしれませんが、エグジット氷河の展望台までのトレイルは舗装されているので、アウトドア初心者でも簡単に行くことができるのが魅力。駐車場から展望台までの距離は約1kmと短く、ご年配の方やお子さんもハイキングを楽しんでいました。とはいえ、ぬかるんでいるところもあるので歩きやすい靴で臨みましょう。

駐車場に着いたら、まずはビジターセンターに寄って情報収集。

エグジット氷河はキーナイフィヨルド国立公園に位置していて、氷河が織りなす豊かな自然が見どころです。個人でも十分楽しめますが、時間があればパークレンジャーが案内するツアーに参加してみるのはいかがでしょう。氷河にまつわる歴史や周辺の動植物などの、より詳しい情報を得ることができます。申し込みは駐車場降りてすぐの、ビジターセンターで受け付けています。

トレイルを歩いていると、野生のブルーベリーを見かけることも。

トレイルを歩いていると所々に数字が書かれた看板を目にします。「1917」、「1926」と進むごとに増えていくこの数字は年号で、かつて氷河がここまで伸びていたことを意味するそう。10年足らずで数十mも氷河が後退しているという事実に驚きです。

周囲には木が鬱蒼と茂っているが、1917年には氷河がここまであった…。

トレイルを進むと増えていく年号。氷河が後退しているのがわかる。

氷河は山と山の谷間から延びていて、溶けた氷が川となって流れています。トレイルはこの川に沿った箇所もあるので氷河の水に触れるチャンス。予想以上の冷たさに驚きます。氷河を滑り抜けてきた風は夏でもひんやりと冷たく、近づくにつれ温度が下がってくるのを感じますよ。

20~30分ほど歩くと、ついにエグジット氷河を見渡せる展望台に到着。絶景の氷河を背景に記念撮影をするのが定番です。

多くの氷河はその末端が海に直接流れ込んでいるので、船に乗って海から見るのが一般的ですが、エグジット氷河は陸から見られる珍しい場所なんですよ。

ついにエグジット氷河の展望台へ!

トレッキング上級者コースも!

舗装されたトレイルはここまでですが、もっと氷河を近くで見たい方はその先の「ハーディング・アイスフィールド・トレイル」へ。ここからは片道約7kmの舗装されていない登山道なので、初心者には少しきつめ。標高約1,000m付近には氷河を見下ろすように観察できるスポットがあります。

さらに氷河を満喫したい方は、本格的な氷河トレッキングはいかがでしょう。エグジット氷河から車で約15分のところにあるスワード(Seward)という町には、トレッキングツアーを扱う会社があり、ツアーガイドや装備の手配をしてくれます。体力に自信のある方はぜひチャレンジしてみてください。

近づけば近づくほどダイナミックなエグジット氷河が見られる。(c)State of Alaska/Brian Adams

氷河を見た後は、旅の思い出にアラスカ国立公園のグッズをゲットしてみては。ビジターセンターでは、アラスカの自然や動物をモチーフにした刺繍ワッペンやステッカー、ピンバッチなどのオリジナルグッズが販売されていてお土産にもピッタリです。

キーナイフィヨルド国立公園のオリジナル刺繍パッチはぜひ記念にゲットしたい。

エグジット氷河のベストシーズンは、5月中旬から10月上旬まで。この時期はアンカレッジからバスツアーも出ているのでアクセスがしやすいです。

また、冬も園内に入ることは可能ですが、ビジターセンターが閉館していたり、雪により道路が閉鎖されていることもあるので、詳細は公式ウェブサイトをご確認ください。

いかがでしたか。“最後のフロンティア”と呼ばれるアラスカですが、意外にも気軽に楽しめるスポットがあると知って頂けたのではないでしょうか。春から夏にかけて見どころのいっぱいのアラスカ。いらした際は、ぜひエグジット氷河にも行ってみてください。

エグジット氷河:https://www.nps.gov/kefj/planyourvisit/exit-glacier-area.htm (英語)

アラスカ州観光局:http://www.travelalaska.jp/ (日本語) https://www.travelalaska.com/ (英語)

私が書きました!
アメリカ・アラスカ在住ライター(海外書き人クラブ)
大野 絵里佳

2019年よりアメリカ・アラスカ州在住。猫と犬と一緒に、のんきでワイルドな日々を過ごしています。海外書き人クラブ会員https://www.kaigaikakibito.com/

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