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  • RVパークだけじゃない!公認車中泊スポット「湯YOUパーク」のメリットとデメリット

    2022.01.29 SAYA

    湯YOUパークイメージ

    「湯YOUパーク」をご存じですか?

    自動車ユーザーならだれでも利用でき、連泊も可能な車中泊地として認知度が高まっているRVパーク。全国に240か所以上を数え、「道の駅」に併設されるケースも増えてきました。

    トイレや水道の使用はもちろん、汚水処理まで可能なパークもあり、長期の車中泊旅には欠かせない存在になりつつあります。

    ところで、よく似た仕組みに「湯YOUパーク」という車中泊システムがあるのですが、ご存じでしょうか。

    「くるま旅クラブ」会員でないと使えないということもあり、「年会費を負担するほどの利用価値はあるの?」という疑問もよく耳にします。

    今回は私が考える、湯YOUパークのメリット・デメリットを解説します。

    「くるま旅クラブ」会員向けサービス

    くるま旅クラブ会員証

    先に述べたとおり、自動車ユーザーならだれでも利用できるRVパークに対し、湯YOUパークは会員制です。

    所定の入会金・年会費を支払い、くるま旅クラブのメンバーとなることで利用できます。運営する「くるま旅クラブ株式会社」は日本RV協会(JRVA)の子会社です。

    会員区分は現在3種類。JRVA会員企業のキャンピングカーをもっていると会費面で有利ですが、普通自動車のユーザーや、非会員ビルダーから購入したキャンピングカーのオーナーでも入会できます。

    • スタンダード会員(入会金3300円/年会費4400円) ※普通自動車や非JRVAキャンピングカー
    • スタンダード会員(入会金2200円/年会費2200円) ※JRVAキャンピングカー
    • プレミアム会員(入会金3300円/年会費5500円) ※JRVAキャンピングカー

    (いずれも2022年1月現在)

    どの会員区分であってもパークは利用可。正確にいうとパークにはいくつかの種類があるのですが、もっとも数が多く代表的なのが湯YOUパークでしょう。

    湯YOUパークの特徴

    湯YOUパークイメージ

    特徴は「湯」の字からもわかるとおり、ずばり入浴施設があること! 旅館やホテルや日帰り温泉の余剰駐車場を利活用するシステムです。

    RVパークの場合、「入浴施設が施設内又は15km圏内にある」ことが登録の条件とされていますが、併設である必要はありません。どこかで入浴を済ませてからRVパークにたどり着くというパターンが多いでしょう。

    一方の湯YOUパークは、そもそもが入浴施設です。必ずしも温泉や大浴場ではなく、家族風呂のようなタイプもあるものの、施設内で汗を流せます。

    お風呂に入ったら、湯冷めを心配することもなくそのまま車中で就寝。なかには宿泊客と同じように、食事処や売店やラウンジを使えることもあり、豪華な気分を味わえる施設もあります。

    利用料はさまざまですが、RVパークと同程度の1泊2000円から4000円くらいが多いようです。

    湯YOUパークの3つのメリット

    くるま旅クラブ年会費とは別途、毎回の利用料がかかることになりますが、その価値はあるでしょうか?

    私が考えるメリットは、以下の3点です。

    車中泊できる場所が増える

    観光地イメージ

    車中泊旅の大きなメリットに、目的地の近くで前泊することで時間を有効活用できる、という点があります。

    たとえば人気の観光地でも朝一番に到着すれば、団体客が訪れる前の閑静な空気を堪能できたり、並ばず話題の店に入れたり、便利な駐車場を確保できたりします。

    そのため車中泊地を選ぶ際は、立地を重視する人も多いのではないでしょうか。なるべく翌日の目的地に近く、渋滞に影響されず、簡単なルートで行ける場所、といった具合です。

    当日はゆっくり朝食をとって、手際よく移動。体力・気力が充実した状態で観光をスタートできるのは気持ちのいいものです。

    2022年1月現在、RVパークの登録数は241件。かなり増えた印象がありますが、まだまだ全国を網羅しているとはいえません。

    けれど、もし湯YOUパークの132件をプラスすることができれば、選択肢が一気に1.5倍に広がります。各種パークも加えればさらに充実。

    しかもその立地にも特徴があります。

    便利なスポットに車中泊できる

    ラーメン

    湯YOUパークは基本的に入浴施設なので、集客に有利なエリアにあることが多く、郊外のRVパークや大自然のなかのキャンプ場とはまた違った楽しみ方ができます。

    有名な温泉地や観光地に位置することもあります。たとえば山形県「ほほえみの宿 滝の湯」があるのは天童温泉。浴衣姿で温泉街をそぞろ歩く人々と一緒になって、夜食の中華そばを食べに出かけられます。

    ほかにも「スパ&ホテルリゾートふらのラテール」「箱根園」「かんぽの宿 彦根」「休暇村 指宿」「神戸みなと温泉 蓮」など、名前を聞くだけで「行ってみたい!」と思うような地名ばかり。

    くるま旅クラブ公式ホームページで施設検索をしながら周辺環境を想像したり、「次はどこに行こうかな」と計画を巡らせるのは私にとって至福のときです。

    充実した施設を活用できる

    湯YOUパーク内部イメージ

    温泉旅館のような宿泊施設では、宿泊客と同等に館内の施設を利用できる場合(施設によって異なる)があります。

    たとえば深夜まで入浴できたり、早朝から朝風呂ができたり、場所によってはチェックアウトまで何回でも入浴可、というケースもあります。

    ハイクラスの宿泊施設ではトイレや浴室の手入れがすみずみまで行き届き、アメニティが高品質だったりするのも嬉しいポイント。

    ひっきりなしに人が訪れる日帰り入浴施設に比べ、「おもてなし」を目的とする宿泊施設では、パブリックスペースも充実しています。

    売店やラウンジ、バーを使えたり、予約すれば宿泊客と同じ夕食や朝食をとれることもあります。豪華な旅館の食事を堪能して、寝るのは自分の車というちょっとユニークな体験。リーズナブルに滞在しながら、優雅な気分を味わえます。

    一方、スーパー銭湯のような気楽な入浴施設でも、混雑を避けて閉館直前のような空いている時間を狙えるというメリットがあります。好きな時間まで車内で待てばいいのですからストレスフリーです。

    デメリットもいくつか

     

    湯YOUパークは施設の余剰駐車場を利用するシステムです。そのため「通常宿泊客の駐車を優先とする」「駐車場に空きがある場合のみ利用できる」という原則があります。

    私の経験でも、連休や行楽シーズンには「宿泊のお客様で満車で……」とお断りされることがよくあります。旅の計画が大きく変わってしまうため、当日予約や飛び込み利用はおすすめできません。

    また、「24時間利用可能なトイレ」が登録要件となっているRVパークに対し、湯YOUパークは施設によって設備がさまざま。

    フロントスタッフ常駐のホテルや旅館では深夜でも館内に出入りできることが多いですが、閉館とともに施錠される日帰り入浴施設もあります。

    翌朝スタッフが出勤してくるまでトイレが使えないという施設で、スリリングな一夜を明かしたこともありました。

    RVパークほど規格が統一されておらず、ルールや設備が千差万別なので、事前によく確認することが上手な利用のコツです。

    こんな人におすすめ

    くるま旅クラブ会員が利用できる施設にはまだ種類があります。飲食店に駐車する「ぐるめパーク」、鉄道駅に駐車する「とれいんパーク」、神社や民宿などユニークな施設に駐車する「民パーク」「くるま旅パーク」といった具合。

    これらのパークを使用して後悔しないポイントは、滞在を楽しめる立地であるかどうか。つまり名湯であるとか、大規模施設であるとか、観光地にあるといったアドバンテージです。

    また、日本一周のように全国各地を巡る旅をしていて、選択肢がひとつでも多くあったほうがいい、という場合にもおすすめできます。私は「この温泉地、行ってみたいな」と思うところがまだまだあるので、キャンピングカー購入以来ずっと加入しています。

    私が書きました!
    フリーライター
    SAYA
    グルメ、トラベル、車中泊、クルーズなどの記事を執筆しているフリーライターです。バンコンタイプのキャンピングカーで全国を巡っています。太陽も昆虫も苦手なインドア派ですが、車中泊×観光の組み合わせに無限の可能性を体感中。車を拠点にした遊びの話題をお届けします。

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