初心者&キャンピングカーなしでも楽しい!アメリカ最大級のRVパーク「KOA」の魅力とは? | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2025.07.29

初心者&キャンピングカーなしでも楽しい!アメリカ最大級のRVパーク「KOA」の魅力とは?

初心者&キャンピングカーなしでも楽しい!アメリカ最大級のRVパーク「KOA」の魅力とは?
アメリカでキャンピングカーの旅をする人たちの間で、絶大な人気を誇るのが「KOA(ケー・オー・エー)」(Kampgrounds of America)。まるでアウトドア版ホテルチェーンのように、全米に500か所以上ある信頼のブランドです。

以前ご紹介した、アイダホ州の田舎町・温泉天国「ラバ・ホット・スプリングス」を訪れたときにも利用しました。

今回は、アメリカ最大のキャンプ場フランチャイズ「KOA」の魅力をたっぷりご紹介します。
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200年以上前から親しまれているアイダホ州の温泉町で、ロッキー山脈を眺めながらRVキャンプ!

もっと自然を感じたい、でも快適さもほしい人にぴったり

アメリカらしい自由さと、おもてなしの心が詰まったアウトドアパーク

ロードトリップ中の拠点として私たち夫婦も愛用するKOAですが、1960年代にモンタナ州から始まりました。今ではアメリカでの家族旅行や、ロードトリップの定番スポットになっています。

太陽のような黄色い背景に赤の線でティピーテント(とんがり屋根のテント)を描いたKOAの看板。

ちなみにKampgroundsの“K”はスペルを間違ったわけではありません。アメリカの看板や企業名で、わざとスペルのつづりを変えるのはとても一般的なのです。覚えやすく、他と被りにくいため商標登録しやすいなど、理由はいくつかあるようですが、遊び心があって面白いですよね。

若いころ必死で英語を学んでいたときは、「何てややこしい…。やめてくれ!」と思ったこともありますが(笑)。

話をキャンプ場へもどして…。初心者でも安心して利用でき、ファミリーにもペットにもやさしいKOA。私たち夫婦が利用してきた個人経営のキャンプ場が、どんどんKOAのフランチャイズオーナーになっていくのを見てきました。

自然の中で自分らしい人生をデザインでき、圧倒的に集客のスピードが早いのも、キャンプ場オーナーにとって魅力なのかもしれません。

チェックインオフィスのそばにある、顔はめ看板でひとり遊ぶ夫…(笑)。

KOAは大型キャンピングカー専用サイト、テント用サイト、キャビンがミックスされたレイアウトが面白く、ティピーテント風キャビンや、ドッグパーク、プール、ジャンピングパッドまであるところも。子ども連れや、キャンプ初心者でも安心してステイできるのは納得です。

ホテルより自然で、テントより快適なキャビン。
キャビンの前にはピクニックテーブルとファイヤーピット、BBQグリルまで。夜は星空の下で焼きマシュマロタイムも楽しめますよ。

幼いときからアメリカのボーイスカウトで鍛えられた夫と違って、テントだとちょっと不安な私…。我が家の子どもたちがまだ小さかったころは、家族4人でKOAのキャビンを利用していました。私のように「がんばらないキャンプ」を楽しみたい人にはぴったりです。

テントやキャビンも良いけれど、キャンピングカーで旅をしてみたい人は、プルスルーサイトがおすすめです。プルスルー(Pull-Through)とは、引き抜けるタイプのキャンピングカー専用サイト。くるっとUターンする必要もなく、前から入って後ろからスーッと出られます。

プルスルーはバックが苦手でも安心!ドライブスルーの駐車場みたいな感覚。

もしバックで駐車するサイトの場合は、スマホが2台あれば安心です。運転手の夫はスマホをスピーカーフォンにして、私はもうひとつのスマホを手に、夫の死角を車から降りてカバーします。

「もうちょい右、右!あっ、今の完璧!」なんて言いながら、夫婦チームワークの見せどころなのです。

「ストップ、ストップ!その木、ギリ当たるよー!」と叫んだりして、夫婦げんかになったことも…。でもハンドルの切り返し操作数回だけで、ピタっと駐車できた瞬間は思わずガッツポーズです!

清潔な水洗トイレやランドリールームなど豊富なアメニティ!

長期ロードトリップ中の旅行者にとって、アメリカの大自然を満喫したあとは、泥や汗、焚き火のニオイをすぐに洗ってすっきりしたい人もいるはず。そんなとき、清潔なトイレやランドリールームがあると大助かりですよね。

トイレとシャワーもあるので、狭いキャンピングカー内のシャワーより、キャンプ場滞在中はこっちを選ぶ人も。
毎日しっかり清掃されていて、ホテルのように清潔。
洗濯機と乾燥機があるだけで、旅が何倍も身軽に!

ワンちゃんもいっしょに本気のバケーションを満喫

KOAには、多くのキャンプ場に「KampK9(キャンプ・ケーナイン)」という名前のドッグパークがあります。リードを外して思い切り走れると、ワンちゃんにとってもリラックスできる旅になりますよね。

各キャンプサイトには、ワンちゃん専用の囲いスペースがあるので、移動の多い旅でも安心。
排せつ用ごみ袋のステーションも設置されています。

KOAでは「ペットも家族」という想いがちゃんと形になっています。焚き火を囲む時間も、朝のお散歩も、ワンちゃんたちは大切な家族といっしょに、バケーションをエンジョイすることができるのです。

ワンちゃんもいっしょに歩くと気持ちよさそうな田舎の風景。
渡りたくてウズウズしてしまう、私好みの廃虚感が漂う橋は通行禁止でした。
キャンプ場ではお散歩中にキュートな野生動物と遭遇することも。

たき火用の薪は持ち込みOK?

今まで数多くのKOAを利用してきましたが、ほとんどのキャンプ場で、薪の持ち込みはOKでした。

ただ、薪なら何でもいい!と言うわけではありません。実はアメリカでは「地元産」が基本です。理由は害虫や病気を他の森に持ち込まないようにするため。焚き火用の薪は現地の売店やキャンプ場で買うのがマナーなのです。

自然を守るための、一人ひとりのちょっとした気づかいが、未来の森を守ることにつながりますね。

地元産の薪なら安心して持ち込みOK。
キャンプサイトで、スヤスヤお昼寝中の夫。

今回の記事でご紹介した写真は、すべてアイダホ州・ラバ温泉のKOAです。各KOAのキャンプ場によって、プールやジャンピングパッドの遊び場、自転車貸し出しなど、アメニティはさまざま。

KOAのウェブサイトの検索ボックスに、旅行先の州名を入れて、ワクワクな旅の計画を楽しんでくださいね!

KOAの公式サイト
https://koa.com/

トロリオ牧さん

アメリカ・ユタ州ライター

2001年渡米、ユタ州ウチナー民間大使。アメリカでスーパーの棚入れ係やウェイトレス、保育士など、様々な職種を経験したあとアメリカ政府の仕事に就く。政府職員として17年務めるが、パンデミックをきっかけに「いつ死んでもOK!な生き方」を意識するようになり2023年辞職。夫婦でRVキャンプを楽しむのが最高の癒やし時間。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。「海外書き人クラブアウォーズ2026」グランプリ受賞。

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