
以前ご紹介した、アイダホ州の田舎町・温泉天国「ラバ・ホット・スプリングス」を訪れたときにも利用しました。
今回は、アメリカ最大のキャンプ場フランチャイズ「KOA」の魅力をたっぷりご紹介します。
もっと自然を感じたい、でも快適さもほしい人にぴったり
アメリカらしい自由さと、おもてなしの心が詰まったアウトドアパーク
ロードトリップ中の拠点として私たち夫婦も愛用するKOAですが、1960年代にモンタナ州から始まりました。今ではアメリカでの家族旅行や、ロードトリップの定番スポットになっています。

ちなみにKampgroundsの“K”はスペルを間違ったわけではありません。アメリカの看板や企業名で、わざとスペルのつづりを変えるのはとても一般的なのです。覚えやすく、他と被りにくいため商標登録しやすいなど、理由はいくつかあるようですが、遊び心があって面白いですよね。
若いころ必死で英語を学んでいたときは、「何てややこしい…。やめてくれ!」と思ったこともありますが(笑)。
話をキャンプ場へもどして…。初心者でも安心して利用でき、ファミリーにもペットにもやさしいKOA。私たち夫婦が利用してきた個人経営のキャンプ場が、どんどんKOAのフランチャイズオーナーになっていくのを見てきました。
自然の中で自分らしい人生をデザインでき、圧倒的に集客のスピードが早いのも、キャンプ場オーナーにとって魅力なのかもしれません。

KOAは大型キャンピングカー専用サイト、テント用サイト、キャビンがミックスされたレイアウトが面白く、ティピーテント風キャビンや、ドッグパーク、プール、ジャンピングパッドまであるところも。子ども連れや、キャンプ初心者でも安心してステイできるのは納得です。


幼いときからアメリカのボーイスカウトで鍛えられた夫と違って、テントだとちょっと不安な私…。我が家の子どもたちがまだ小さかったころは、家族4人でKOAのキャビンを利用していました。私のように「がんばらないキャンプ」を楽しみたい人にはぴったりです。
テントやキャビンも良いけれど、キャンピングカーで旅をしてみたい人は、プルスルーサイトがおすすめです。プルスルー(Pull-Through)とは、引き抜けるタイプのキャンピングカー専用サイト。くるっとUターンする必要もなく、前から入って後ろからスーッと出られます。

もしバックで駐車するサイトの場合は、スマホが2台あれば安心です。運転手の夫はスマホをスピーカーフォンにして、私はもうひとつのスマホを手に、夫の死角を車から降りてカバーします。
「もうちょい右、右!あっ、今の完璧!」なんて言いながら、夫婦チームワークの見せどころなのです。
「ストップ、ストップ!その木、ギリ当たるよー!」と叫んだりして、夫婦げんかになったことも…。でもハンドルの切り返し操作数回だけで、ピタっと駐車できた瞬間は思わずガッツポーズです!
清潔な水洗トイレやランドリールームなど豊富なアメニティ!
長期ロードトリップ中の旅行者にとって、アメリカの大自然を満喫したあとは、泥や汗、焚き火のニオイをすぐに洗ってすっきりしたい人もいるはず。そんなとき、清潔なトイレやランドリールームがあると大助かりですよね。



ワンちゃんもいっしょに本気のバケーションを満喫
KOAには、多くのキャンプ場に「KampK9(キャンプ・ケーナイン)」という名前のドッグパークがあります。リードを外して思い切り走れると、ワンちゃんにとってもリラックスできる旅になりますよね。


KOAでは「ペットも家族」という想いがちゃんと形になっています。焚き火を囲む時間も、朝のお散歩も、ワンちゃんたちは大切な家族といっしょに、バケーションをエンジョイすることができるのです。



たき火用の薪は持ち込みOK?
今まで数多くのKOAを利用してきましたが、ほとんどのキャンプ場で、薪の持ち込みはOKでした。
ただ、薪なら何でもいい!と言うわけではありません。実はアメリカでは「地元産」が基本です。理由は害虫や病気を他の森に持ち込まないようにするため。焚き火用の薪は現地の売店やキャンプ場で買うのがマナーなのです。
自然を守るための、一人ひとりのちょっとした気づかいが、未来の森を守ることにつながりますね。


今回の記事でご紹介した写真は、すべてアイダホ州・ラバ温泉のKOAです。各KOAのキャンプ場によって、プールやジャンピングパッドの遊び場、自転車貸し出しなど、アメニティはさまざま。
KOAのウェブサイトの検索ボックスに、旅行先の州名を入れて、ワクワクな旅の計画を楽しんでくださいね!
KOAの公式サイト
https://koa.com/