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トチノキの英名はAesculus turbinata Blume
ムクロジ科トチノキ属の落葉高木。山間の沢地などに生え、北海道南西部から九州に分布する。高さ20~30mになる。葉は5〜7枚の小葉からなる掌状複葉。初夏、両性または雄性の花をつける。果実は10月ごろ熟して三裂し、中にクリに似た赤褐色の種子がある。種子は食用になるが、サポニンが多いため、アクぬきが必要。材は家具、彫刻材に用いる。
みやげ物屋で食べたトチ餅が気に入って、私も仲間と一緒に作ってみることにした。ところが強いアクを抜くのに四苦八苦して……
トチノキはムクロジ科トキノキ属の落葉高木で、北海道から九州まで分布する。
日本に自生する樹木の中ではもっとも大きな木のひとつで、時には高さ35mほどになる大木も見られる。
よく行く軽井沢の碓氷峠にはトチノキの巨木が多く、しばしば実を拾ってくる。欲ばって拾ったまではいいのだが、それからが大変!
「トチならトチ餅でしょう」と仲間と一緒に作ってみることにしたのだが、皮をむいてなめてみると、猛烈に苦い。
この強烈なアクを抜くのが大変だと聞いてはいた。木灰を作って一緒に煮ることを何度もくり返さないと、アクは抜けないのだ。
二日がかりで煮たり洗ったりをくり返して、もち米を一緒に搗いてみた。でき上がった餅は、かすかに苦味は残っているが、小さな団子にして、あんこやきな粉をまぶしたら、まあまあおいしい。トチ餅の大きな特徴は、もち米だけで搗いた餅よりも長時間やわらかいことだ。
クルミ餅なども作ってみたが、なんといっても青豆で作った「あんこのずんだ」が一番人気だった。
近くの公園には大きなトチノキが何本もあって、9月の末ごろにはつやつやと光る実がよく落ちていて、それを拾って帰る人もいるのだが、拾った実をどうするんだろう?
トチの実は、乾燥していても水に戻せばふたたびやわらかくなるから、ぜひ拾い集めて餅作りに挑戦してみてほしい。できれば、強烈なアクを体験して、アク抜きを工夫してみてください!

拾い集めたトチの実。

もち米と一緒に搗いてみた。

薄緑色の「ずんだ」が一番人気だった。

6月に咲くトチノキの美しい花。
(BE-PAL 2026年11月号より)

