今回は6種類の野菜を天日で2日間干し、重量の変化をチェック。さらに干し野菜を使った3つのレシピもご紹介します。
6種類の野菜を天日で2日間干してみた
今回干したのは、キャベツ、玉ねぎ、しめじ、えのき、大根、人参の6種類。
野菜はそれぞれ食べやすい大きさにカットします。キャベツはざく切り、玉ねぎは薄切り、大根と人参は短冊切りやいちょう切りに。しめじとえのきは石づきを取り、食べやすくほぐしました。


切った野菜は、ザルや干し網などに重ならないように広げ、風通しのよい場所へ。日中は天日に当て、夜は室内に取り込みます。これを2日間繰り返しました。天候や湿度、野菜の切り方によって乾燥具合は変わるので、野菜の状態を確認しながら干すのがポイントです。

軽量化に大成功!1.6kg以上の野菜を干したら157gに!
今回は、干す前と干した後の重量も計測してみました。
野菜/干す前→干した後
玉ねぎ/230g→30g
キャベツ/285g→32g
しめじ/127g→12g
えのき/160g→20g
人参/220g→22g
大根/620g→41g
合計/1642g→157g



なんと、6種類合わせて1642gあった野菜が、干した後には157gに。重量は約90%減り、かさもぐっと小さくなりました。なかでも大根は620gから41gへと、約93%も減少。野菜のほとんどを占めていた水分が抜けることで、驚くほど軽く、コンパクトになります。
干す前に重量を量っておけば、こうした変化を数字で実感できるのも面白いところ。野菜を干す作業が、ちょっとした実験のように楽しめます。
干し野菜でキャンプご飯を作ってみよう
干し野菜を利用した料理レシピ
干し人参、干ししめじ、干しえのきで「炊き込みご飯」
まずは炊き込みご飯です。干し野菜、干しきのこの戻し汁も使い、風味豊かな一品になりました。
材料(3~4人分)
- 米……2合
- 干し人参……5g
- 干ししめじ……5g
- 干しえのき……5g
- 味付ききざみ油揚げ……適量
- しょうゆ……大さじ1
- 酒……大さじ1
作り方
(1)干し野菜は水で戻しておきます。戻し汁も使うので、捨てずに取っておきます。
(2)米を研いで鍋に入れ、しょうゆ、酒を加える。
(3)2合の分量まで干し野菜の戻し汁+水を加える。
(4)干し人参、干ししめじ、干しえのき、きざみ油揚げをのせる。
(5)通常どおり炊飯し、炊き上がったら全体を混ぜ合わせる。
干したきのこの旨みと人参の甘み、油揚げのだしが加わり、具材の味わいを楽しめる炊き込みご飯になりました。
干し野菜は軽くてかさばりにくく、キャンプの食材にも便利。今回は市販の常温保存できる味付きのきざみ油揚げを組み合わせました。包丁を使わずに加えられるので、干し野菜と一緒に持っていけば、キャンプでも手軽に炊き込みご飯が楽しめます。


キャベツと玉ねぎは「味噌汁」に
キャベツと玉ねぎは、毎日の食卓にも取り入れやすい味噌汁にしました。
材料(2~3人分)
- 干しキャベツ、干し玉ねぎ……適量
- 水……500ml
- だし…適量
- 味噌……適量
作り方
(1)鍋に水とだし、干しキャベツ、干し玉ねぎを入れて火にかける。
(2)野菜が好みのやわらかさになるまで煮る。
(3)火を弱め、味噌を溶き入れる。
お味噌汁に入れた玉ねぎは甘みが増し、キャベツはほどよい歯応えが残ります。干すことで、いつもの味噌汁とはまた違った味わいが楽しめます。

干し大根は「ベーコンとガーリック炒め」に
干し大根は煮物だけでなく、炒め物にもおすすめです。今回はベーコンとにんにくオイルを合わせて、食欲をそそるガーリック炒めにしました。
材料(2人分)
- 干し大根……15~20g
- ベーコン……適量
- にんにくオイル……大さじ1
- しょうゆ……少々
- 塩……少々
- 黒こしょう……少々
作り方
(1)干し大根は水で戻し、よく絞っておく。ベーコンを食べやすい大きさに切る。
(2)フライパンやスキレットににんにくオイルを入れて弱火にかけ、香りが出たらベーコンを加える。
(3)干し大根を加えて炒め、少量の水を加えて好みのかたさになるまで火を通す。
(4)しょうゆ、塩、黒こしょうで味を調える。
干し大根ならではの、ほどよい歯ごたえが楽しめる一品。ベーコンの塩気とにんにくの風味が大根によく合い、ご飯のおかずにはもちろん、キャンプで楽しむおつまみにもぴったりです。

干し野菜は、スープやパスタにも
今回紹介した3品以外にも、干し野菜はさまざまな料理に活用できます。
キャベツ、玉ねぎ、人参、きのこなどを組み合わせれば、具だくさんのスープに。鍋に干し野菜と水、コンソメを入れて煮るだけなので、キャンプでも手軽に作れます。
大根や人参は、煮物や炒め煮にもおすすめ。水分を吸いながら煮ることで、味がしみ込みやすくなります。
しめじやえのきなどのきのこ類は、パスタや炒め物、リゾットなどにも。少量ずつストックしておけば、料理にきのこをプラスしたいときにも便利です。
また、野菜を種類ごとに分けて保存しておけば、味噌汁やスープの具材として、必要な分だけ取り出して使うこともできます。
野菜を切って干すだけで、約1.6kgあった野菜が157gに。驚くほどコンパクトになり、料理に使えば旨みや食感の違いも楽しめました。余った野菜の使い切りや、キャンプの食材にも便利な干し野菜。天気のいい日に、ぜひ試してみてください。





