夏のフライフィッシングは飛騨と熊野へ。秘境源流の「天空イワナ」と深い森で「夏ヤマメ」を狙う! | 釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

釣り

2026.06.30

夏のフライフィッシングは飛騨と熊野へ。秘境源流の「天空イワナ」と深い森で「夏ヤマメ」を狙う!

夏のフライフィッシングは飛騨と熊野へ。秘境源流の「天空イワナ」と深い森で「夏ヤマメ」を狙う!
奥飛騨は多彩な渓流釣りが楽しめる場所で、特にこれからの季節は夏の暑さを忘れて、ドライフライで天空イワナや夏ヤマメが狙える。一方、紀伊半島東岸部の浅瀬では波打ち際の一尾へ静かにフライを送り込む、サイトフライフィッシングが体験できる。

でも、初めての場所ではポイント探しに時間がかかる。そこで、短い休暇でも釣果がほしいあなたに、フライフィッシングガイドの垣内雄高さんが、効率よくフライフィッシングが楽しめる奥飛騨と紀伊半島東岸部の釣り場へ案内する。

飛騨・奥飛騨エリアの渓流で、フライフィッシングスタート!

岐阜県北部・飛騨地方は山脈と豊かな森に囲まれ、さまざまな水系の里川から本流・源流域に至るまで多くの釣り場があります。時期や好みのスタイル、釣りたい渓魚に合わせて釣り場を探す楽しみがあり、名古屋・関西・関東などの都市圏からも比較的アクセスしやすいフィールドです。

6月から9月中旬は、さまざまな渓流釣りが楽しめますが、梅雨入り前頃から晩秋を迎えるまでの期間が、ヤマメ・アマゴ・イワナをフライフィッシングのドライフライで楽しめるハイシーズンと言えます。

中でも私が20年以上奥飛騨に通い、お勧めしたい2つのテーマは、“天空イワナ”と“夏ヤマメ”のドライフライフィッシングです。

奥飛騨の大自然のなかで特別なフライフィッシングを体験。

北アルプスの標高1,000mを超える秘境源流で天空イワナとであう

まず、案内するのは“天空イワナ”の釣りです。そのテーマが示す通り、北アルプスの標高1,000mを超える秘境源流へご案内します。白い花崗岩の渓谷、澄み切った流れ、抜ける様な青空、そうした環境の中でフライフィッシングが楽しめます。

“天空イワナ”狙いのフライフィッシングは、奥飛騨の大自然を歩き、辿り着いた先で出会う特別なフライフィッシングです。時には2時間近いトレッキングになることもありますが、その道中もこの釣りの魅力の一部です。

岩陰の流れでエサを待つ、大イワナを発見!
キャストからのアプローチが決まって、見事なイワナをキャッチ!!

私は、秋から春は地元の福岡近郊の渓流ガイドと博多湾シーバスボートフィッシングガイドをしていますが、今年も夏期活動拠点である奥飛騨へ移ってきました。

久し振りにプライベートの渓流フライフィッシングへ出掛けましたが、入渓してみると、森も若緑一色で水量も落ち着いて釣れそうな雰囲気が漂っています。釣行当日はあまりライズは見られませんでしたが、良いポイントにドライフライが流れると良型のヤマメやイワナが釣れました。

森深い緑のトンネルで夏ヤマメを釣る!

奥飛騨の真夏の渓流では源流域の天空イワナ釣りと同時期に夏ヤマメ・アマゴの釣りもお勧めします。ですが、真夏は平野部で猛暑が続いて渇水状態であったり、中流域の河川での水遊び、鮎釣りの賑わいによって、ヤマメ・アマゴ釣りが難しくなる季節ではあります

でも、奥飛騨の渓流は別世界。森深い緑のトンネル、夏でも水温の安定した渓、その環境は長いシーズンを生き抜いてきた渓魚達を静かに守っています。

しかし、春から釣り人に追われ続けた魚たちは簡単には釣れません。だからこそ一尾との駆け引きはとても奥深く、ドライフライへの反応も実にスリリングです。ウェーダーを脱ぎ捨て、ウェットウェーディングで渓を歩きながら、涼を感じる真夏のフライフィッシング。街の暑さを離れ、奥飛騨の緑の渓流で“夏ヤマメ”との真剣勝負が楽しめます。

緑が濃い渓流では平野部の猛暑を忘れて釣りに集中できる。
パートナーとワンポイントごとに交代しながら釣りを楽しめます。
森の豊かさを纏った色濃いヤマメをキャッチ!気難しさもあるけれど、満足感の高い一匹との出逢い。

熊野エリアの浅瀬でのフライフィッシング体験

森の中のフライフィッシングから、今度は三重県南部から和歌山県・紀伊半島東岸部にかけての世界遺産・熊野エリアの美しい海岸線の浅瀬の釣りにご案内します。ここではクロダイ達の姿を目にすることができます。

波打ち際で何かをついばむ黒い影。その一尾へ、静かにフライを送り込む。南紀・熊野エリアでは、そんなサイトフライフィッシングを案内します。相手は警戒心の強いクロダイ。距離感、立ち位置、フライの着水、潮の流れ。僅かな違いが結果を左右する、繊細で奥深いゲームです。

だからこそ、目の前でフライに反応した瞬間の興奮は格別。渓流とはまた違う、ソルトフライならではの緊張感と駆け引きのある高度なサイトフィッシングを楽しめます。

また、釣り旅の楽しみとして、南紀ならではの海鮮グルメや温泉も魅力のひとつ。もちろんオススメの店や施設も紹介します。熊野の海と自然を味わいながら、特別なフライフィッシングの時間を堪能してください。

ちょっと波があるけれど、攻略の引き出しの多いガイドの腕の見せ所でもあります!
波打ち際から狙いを定めてフライを振る。
釣りのあとのお楽しみは海の幸!

ガイドフィッシングのメリット

近年、日本各地でフィッシングガイドサービスが少しずつ身近な存在になってきました。都市近郊のフィールドでも、その価値への理解が広がりつつあります。

フィッシングガイドはゲストの希望や経験に合わせ、フィールドコンディション、季節ごとのタイミング、当日の状況変化を考慮しながら、その日に最適な釣りを提案しています。急な天候変化や先行者の有無など、自然相手の釣りでは予定通りにいかない事も少なくありません。そうした状況でも、安全を第一に、限られた一日をできるだけ良い時間として楽しんでいただけるようにと心がけています

釣り場や釣り方に精通していることはもちろん、フィッシングインストラクターとして初心者から経験者まで幅広くサポートしています。「今日が初めての釣りだけれど、フライフィッシングに挑戦してみたい」という人にも、その日一日が楽しい思い出になるように案内します。また、経験者へは、釣り場や状況に合わせた実践的なアドバイスや、さらなるステップアップの手伝いも。

フライフィッシングは、“ちょっとした事”で驚くほど快適になり、釣りの楽しさも大きく変わります。忙しい日々の中で時間を作り、コストを掛けて楽しむ貴重な釣りの時間。フィッシングガイドサービスは、その一日をより充実した経験へと繋げていきます。

著者画像

垣内雄高

フライフィッシング・ガイド&フライキャスティングレッスンガイド

垣内 雄高(かきうち ゆたか)
福岡県出身 福岡県 中間市在住
フライフィッシング歴30年
フライフィッシング・インストラクター歴10年
就職で名古屋へ移住してフライフィッシングにどっぷりとはまる。中部地区全域、渓流は特に夏の奥飛騨に通いつめる。その間にも、海外の海のフライフィッシングにもどっぷりとはまり、遠征を繰り返し、現地のガイドサービスを体で学ぶ。
4年前に福岡へ帰住してフライフィッシング・ガイド&サポート“PopRange”を始動させる。夏は奥飛騨に住み、渓流と中部地方の海でフィッシングガイド、秋から春は地元福岡でフライキャスティングレッスンと春の渓流レッスンガイド、秋と春は博多湾でシーバスボートも営業中!
http://www.travelspecialist.jp/poprange/
https://poprange.exblog.jp/

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