「家族でできる趣味が欲しいね」ということで、昨年から家族で釣りを始めました。そして今年のGW。千葉県勝浦漁港で入れ食い状態に。初心者家族には処理しきれないほど大量の魚を目の当たりにして「この魚どうするの?」と、現実的な問題に直面しました。
今回は、わが家のドタバタ釣行記と、釣り好きの兄に教わった「イワシはウロコ取り不要」など、初心者でも目からウロコだった魚調理の小ネタについてのお話です。
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それぞれの楽しみ方で過ごすわが家の海辺時間

わが家では、昨年から「釣り」を少しずつ楽しむようになりました。アウトドアの遊びとしてもおもしろいし、家族がそれぞれ好きな過ごし方ができるのがいいのです。
釣り糸を垂らす人がいて、隣で本を読む人がいて、絵を描く人がいる。なんとなく同じ場所で、それぞれ自由に過ごせる感じが、今のわが家には丁度いい気がしています。

とはいえ、最初から順調だったわけではありません。釣りを始めたのが冬だったこともあり、海へ行ってもなかなか釣れません。春休みに瀬戸内を旅したときにも釣り道具は積んでいましたが、「どこで釣っていいの?」「釣った魚をどうするの?」と基本がまったくわからず、結局一度も糸を垂らさずに帰ってきました。
釣れなかった冬が去り、GWの勝浦へ

初心者家族のわが家ですが、今年のGWに勝浦漁港で、釣りらしい日が突然やってきました。実は今年のお正月にも勝浦で釣りを試みたのですが、結果は見事な坊主(釣果ゼロ)。でも、そのおかげで「このエリアのどの場所で、どの時間に釣っていいのか」という最低限のルールは、少しだけ頭に入っていました。
クサフグばかりだった初日

「あ、またフグ!」
「次もフグー!」
なんて笑いながらのキャッチ&リリースをする次男でしたが、魚の反応があるだけで大喜び。長男は海を見ながら絵を描いたり、ときどき釣りをしたり。釣果より、海辺で過ごす時間そのものを楽しんでいた気がします。

2日目の夕方、突然やってきた入れ食いタイム

夕方、夫と次男がふたりで勝浦漁港へ行くと、海面にイワシの群れが見えたそうです。仕掛けを落とした瞬間に、すべての針に魚がかかるような状態になり、入れたら釣れる、外したらまた釣れるの繰り返しに。7歳の次男は大興奮だったそうです。
そのころ私は長男と外房の家でのんびり過ごしていました。そこに送られてきた、バケツいっぱいのイワシの写真。
うわー、すごいけれど、どーすんのこれ?釣れた喜びと同時に、急に現実味を帯びてきます。
釣れたのはうれしい。でも、そのあとどうする?

翌日には東京へ戻る予定。そして私は、魚の下処理にまったく自信がありません。ウロコはどう取るの?内臓はどうする?丸ごとの魚を目の前にすると、途端にどうしていいかわからなくなってしまいました。リリースできるクサフグの方が楽だったな…なんて思いつつ、そこで頼りにしたのが釣りや魚に詳しい兄でした。
「大きいイワシだけ持ち帰ったので、明日いますか?」
私がそうLINEすると、「欲しいー。冷蔵庫に入れといてくれたらフライにするー」との返信。
助かった…。
しかも兄いわく、イワシは思っていたよりずっと扱いやすい魚なのだそうです。私が「ウロコ取りがなくてさ…」と言うと、「イワシは手でパッパってやれば取れるよ」と。
そもそもイワシは、外敵に襲われたときにウロコを身代わりにして逃げるほど、ウロコが剥がれやすい魚なのだとか。漁の網に入った段階で取れてしまうことも多く、スーパーに並ぶころにはウロコがほとんど残っていないこともあるそうです。

すると「イワシは内臓を出さなくてもいいから、味つけて煮ちゃえば良い魚。もっと持ち帰ればよかったのにー」と兄。ほんとうに知らないことばかりの私です。
「イワシは手でパッパでいいよ」と兄のLINE講座

ここから始まったアニの熱いLINE講義は、私のような初心者にとって「へー!」と驚くことばかりでした。これからわが家が勝浦で釣るであろう魚たちの処理についても、目からウロコの情報が次々と送られてきました。
兄から聞いたウロコ取りがいらない魚たち
- イワシ、サバ
→ウロコ取り不要。イワシは内臓を出さなくても、そのまま味付けして生姜やトマトなどで煮てしまえば美味しく食べられる。 - アジ
→ウロコを取るのではなく、側面にある固いトゲ(ゼイゴ)をそぎ切りにするか、皮をペロッと引いてしまえばいい。 - サヨリ
→小さなウロコはあるけれど、包丁の背で逆なでするだけで十分取れる。
なかでも印象に残ったのが、ムツの幼魚の話でした。兄によると昔、私たちの父は、触るだけでうろこがボロボロ落ちるムツを「ウロコ馬鹿」と呼んでいたそうです。なんとも雑なネーミングですが、いかにも父がいいそうで、LINEを見ながら思わず笑ってしまいました。

兄に渡したイワシは、トマト煮やペペロンチーノになったそうです。
「1匹サバが混じってたよ」なんて報告も届きました。

少しずつ魚との距離が縮まってきた

釣りあげた魚を目の前にすると戸惑っていた私ですが、今回勝浦で得た経験で、少しだけ魚との距離が縮まった気がしています。
次男はすっかり釣りに夢中です。「6月はハゼね」と兄と約束していました。そのころには、釣った魚をもう少し上手に料理できるようになっていたらいいなと思い、図書館で魚のさばき方の本を借りて読んでいます。さあ、次はなにが釣れるのでしょう?




