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この春、親が遺した家に引っ越し、猫の額ほどの庭で野菜の栽培を始めることにしました。ハーブ類も植えてみるつもりです。おそらくかなりズボラな「趣味の栽培」で何がどこまでできるのか? 至近距離のアウトドア、自宅庭の菜園記録をお届けします。
10年ぶりの露地ものにワクワク
はじめに私の栽培歴を申し上げます。園芸の趣味はなかったのですが、ひょんなことから10年前に市民農園を借りました。2年間、夏期はトマトやキュウリ、ナス、ダイズ、冬はダイコン、ラディッシュ、イチゴなどを育て、ほとんどはおいしくできました。特に、ミニトマトとダイズ(枝豆)は最高。これまで買ったどれよりもおいしい出来でした。
これに味をシメ、市民農園満期後は自宅マンションのベランダ(南向き)で、ミニトマトやルッコラのプランター栽培を毎年敢行。しかし、その出来は農園の露地ものに遠く及ばず。特にここ2〜3年、ミニトマトの出来は非常に少ないものでした。しかも熟す前に皮ばかりが硬くなり、おいしくありません。プランター栽培歴の長い知人は「異常な暑さのせいだ」と言っていました。
4月26日(日)晴れ
ここ数年、庭の手入れ(雑草の引き抜き)は年に1〜2回。あとはひたすら落ち葉の掃除。それでも土はある。何かしら育つはず。
5月ゴールデンウィークから菜園をスタートすべく、さっそく苗を買いに行きました。近所に苗を販売する園芸店やJAがないので、近場のホームセンターへ。DCMでした。


今年の第一目標はやはり、おいしいミニトマトを育てること! 大量に並んでいたDCMの苗(217円)と、サントリー本気野菜の苗(382円)の2つを購入。この値段の差がどう出るか? しかし、まずやるべきは庭の整備でした。

雑草という草はないが、名前がわからない
実は私の父は大の園芸好きでした。特に食べられる果樹が好きだったようで、古くは梨、ブドウ(デラウエアとマスカット系)、梅などを栽培。梨とデラウエアが枯れた後はキウイや柿などを植えて育てていました。これらの木はあまり手入れされてないにもかかわらず今も健在。
驚いたのは、それ以外に、名前も知らない低木が何本も生えていることでした。しかもみなすこぶる元気で、枝は伸び放題、葉は繁り放題。南向きで日当たりは問題ないと思っていたのですが、いざ苗を植える場所を見ると枝葉の影だらけ。これは大変だと、影になった猫の額を見て気づきました。
何年もベランダ栽培で過ごしてきたため、露地栽培の手順を忘却していました。プランターに鉢底石と培養土を入れて、ポット苗をポッと植え付けするのとはワケが違います。雑草の刈り取り、枝葉の切り落とし、土の掘り起こし。かなりの作業が待っていました。
5月2日(土) 晴れ
はじめに雑草取りから。しかし雑草という草はない。せっかくなので調べてみました。
元気な雑草といえばこちら。

よく見かけますが、名前を知っていますか? Google画像検索の結果、「ヒメムカシヨモギ」または「オオアレチニギク」と出ました。どちらも花が咲くようですが、私は見たことがなく、判別がつかないので、これから観察しようと思います。
ほかにウチの庭に多いものが次の通り。




雑草を根こそぎにすることは不可能なので、適当にむしり取り、適当に土に鋤き込みました。
5月5日(火) 晴れ
今年のゴールデンウィークは曇りがちで植え付け日和が少なかったのですが、5日はよく晴れました。しかし、庭木の剪定が先です。柿の木、梅の木のほか、トウネズモチ、クワノキ(いずれもGoogle画像検索の結果)などの枝葉が多過ぎます。
菜園への日差しの落ち方を見ながら、剪定者に切る枝の指示を出します。

謎の庭木もありました。調べると「ピラカンサ」という木でした。

なぜピラカンサが大量に生えているのか不明です。白い可憐な花をつけた枝にもよく見ると短いトゲがあり、とにかくトゲトゲしい。生け垣に適しているそうですが、庭木には不向き。後日ぜんぶ処分しようと心に決めました。
5月6日(水)曇り
植え付けには向かないお天気。ひととおり雑草の刈り込み、枝葉の剪定は済んだので土の掘り起こしにかかりました。

雲っていたので一念発起してキウイの枝もバサバサ切りました。が、キリがありません(きちんと剪定するには植木屋さんに頼んだほうがいいです)。今年も来るであろう猛烈な暑さ対策として多少日陰が多めでもいいかもしれない——-まずまずこのへんで良しとしました。


次の晴天の日の午前中に植え付けをします。





