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トレイルランニング大会の魅力
記録を残してモチベーションに

大会ならではの魅力といえば、やはり記録を残すことができるという点です。普段のトレイルランニングでももちろん記録はできますが「特定された日に」「設定されたルールで」「第三者が記録する」「多数のランナーと戦略的に競う」という点は、大会ならではの醍醐味です。
継続して行われる大会なら翌年の大会に向けてトレーニングを重ね、一年前の自分の記録を越えるという長期的な目標設定も可能です。また自分以外のタイムも確認でき、過去の記録を見ることもできるので、目標順位に向けて具体的なトレーニングができるなど、記録ができることで山のスポーツといえるトレイルランニングの魅力を存分に味わうことができるのです。
大会を通して広がる人との繋がり
大会規模によって異なりますが、普段は知り合うこともない人たちと、トレイルランニングという繋がりで出会います。競技中に会話を交わしたり、ブースで出店している地元の人達との交流は、大会ならではの貴重な時間です。
生まれや育ちや社会における地位などを越えて一同に集まりゴールを目指す。競技は個々でも、チームとなってゴールを目指すような感覚がトレイルランニング大会にはあります。
限界に挑戦できる

10km程度の短距離から100kmを越える長距離まで幅広いプログラムがあるトレイルランニング大会。心身の限界まで追い込んでいくストイックさに、筆者は惹かれています。体力が削られれば精神力で走り、精神力も底をつけば、最後に残った信念で走り切る。時に日を跨いで完走するほどの時間をかけて自分を追い込んでいく競技は、そう多くはないのではないでしょうか。何もかも吐き出してゴールした直後の達成感は、病みつきになること間違いなしです。
悔しさをバネに成長できる
トレイルランニング大会は、日々走ってきた成果が問われます。研鑽が足りず、私は大会で思うような結果が出せなかったことがあります。
「また明日、挑戦すれば良いや」ができないのがトレイルランニング大会。納得できる結果を出すには、翌年の同じ大会になるまで待たなければなりません。数少ないチャンスだからこそ、悔しい思いを経て成長し、乗り越えることができる。トレイルランニング大会を通して、悔しさを糧に成長する充実さを感じています。
トレイルランニング大会に参加するには
手順①大会を検索する

大会に参加するには、大会を検索することから始めます。募集している大会を一覧にしてくれているウェブページや、トレイルランニング大会をはじめとしたスポーツイベントにエントリーできるサイトがあります。検索をした当月開催の大会などに突然参加することは難しいので、最短でも翌月、または数ヶ月以降開催されている大会を見てみるのがおすすめです。
大会は主に土日や祝日に開催されます。自身の予定を事前に確認しておけば、良い条件の大会があればすぐにエントリーができます。
手順②条件に合った大会に申し込む
検索して興味のある大会を見つけたら、内容を確認しましょう。「距離」「装備」「会場アクセス」「参加条件」などを確認し、自身が走りきれる大会を選択します。参加条件には年齢や性別、他大会の出走履歴などがあり、長距離で過酷な環境下での大会になればなるほど、自身のレベルを証明できるものが問われます。
手順③必要な装備を準備する
指定された装備を身につけることを求める大会は多くあります。日の入り後も走ることが想定される大会はヘッドライトが必須であったり、この他にエマージェンシーキット・エイドでの水分補給に必要なコップなどがあります。必須装備のほか、トレッキングポールのような使用不可とされている装備もあります。
手順④当日に向けて練習する

参加したい大会に申し込んだら、当日に向けて身体を仕上げていきます。内容に応じて的確な練習メニューを組むと良いですが、記録にこだわらず楽しむような大会なら、そこまで神経質にならず、パフォーマンスが落ちないように走り込む感覚で大丈夫です。
手順⑤いざ当日
当日になったら、装備などを忘れずに持ち現地に向かいます。規模の大きい大会なら交通機関が予定通り運行できないこともあるので、時間に余裕を持って出発するのが良いです。また現地での受付は、QRコードを見せたり氏名を申告するなど様々です。事前に必ず確認しておきましょう。
大会参加のポイント
移動手段や宿泊場所を確認
大会会場には、公共交通機関によるアクセスのほか、マイカー、最寄り駅からシャトルバスの運行などがあります。また、遠方から現地に向かう場合は前泊するという方法もあり、現地近くのホテルやキャンプ場などに泊まる方もいます。
万全なコンディションで大会を迎えたのに、遅刻で参加できないことは避けたいですよね。何があっても現地に到着できるよう、所要時間等はしっかり確認しておきましょう。
実力に合わせた大会に申し込む
大会の難易度設定はそれぞれで、距離や制限時間などがそれぞれ異なります。確認せず適当にエントリーしてしまうと、競技中の怪我のリスクを高めたり、大会そのものが楽しめなくなってしまいます。これまで参加したトレイルランニング大会履歴の確認や、「◯◯km以上の大会参加経験」「フルマラソン◯時間以内、またはそれに相当する技量」など、詳細なラインを引いている大会もあります。
コースの距離や制限時間、標高などを確認すると、おおよそ自身が走りきれるかを判断することができます。時にレベルより少し高い大会に挑戦することもあるかもしれませんが、まずは実力に合った大会に参加するのが良いです。
大会結果に合わせてステップアップ

はじめてのトレイルランニング大会に参加したら、その大会の内容を基準にして次に参加する大会を決めることができます。私はそうして少しずつステップアップ、または目標大会に準じたコースを走って力量を確認するなどしています。
大会後は身体のケアを
大会ではベストの結果を出すために自分を追い込んでいきます。走り切ると練習以上に疲労が溜まったり、思わぬダメージを負うこともあります。大会後に入念なケアをしておけば、その後の練習や大会に影響を残すことなく取り組めます。
トレイルランニング大会に参加して山をもっと楽しく

トレイルランニング大会は己の挑戦、現地の人々や自然に触れるなど、たくさんの魅力が詰まったイベントです。気軽に楽しめるものから経験者向きまで様々な大会があるので、自身の目的に合わせて参加できます。トレイルランニング大会を通して、ぜひ山の楽しみを広げましょう。







