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ビーパル読者も大注目! 心豊かな「平屋住み」
高梨雄次さん & まゆみさん

転勤をきっかけに長野県に移住。20年前に独立し、県内で薬局を営む。妻のまゆみさんとともにカヌーやSUP、クロスカントリーなど趣味の幅を広げ、ローカルライフを満喫中。
山間に終の住処である平屋を建てる
中央アルプスの檜尾岳を背景に、150坪はあろうかというドッグランで、5匹のボーダーコリーが跳ね回る。門扉を開けた途端、待ってましたとばかりに人懐っこさ全開で飛びかかってくる。犬好きにはたまらない。
高梨さんご夫婦が長野県・駒ヶ根に引っ越してきたのは4年前。以前は塩尻で暮らしていた。
「転勤をきっかけに東京から長野県・塩尻に移り住んだのが約40年前。その後独立して一軒家を買い、同時に犬を飼うようになって、もう20年経ちます」
ご主人の雄次さんはもともと海釣りが好きなアクティブ派で、移住してからは登山や渓流釣りと趣味が広がった。そこに新たな相棒が加わったことで、一緒にカヤックやSUPをはじめ、犬ぞりまで楽しむことに。
「最初は1匹だったのが、子供が生まれて3匹になり、とうとう孫も生まれて5匹に。住宅地に住んでいたので、これはもう無理だな、ってなりました」
そこで自然に囲まれた山間に、終の住処である平屋を建てることに決めた。
「犬も歳をとってくると、階段から落ちるんじゃないかって心配になるし、平屋だと全部が見渡せるから安心なのよね」
と、妻のまゆみさん。
「しかも、この辺は除草剤をまいているところも少ないし、散歩道もマメに草刈りをしているから、犬たちにとって過ごしやすいんです」
10月後半にもなると、薪ストーブに火が入る。ワンルームにしているので、薪ストーブ一台で暖房はまかなえる。寝る前に最後の薪を1本入れておくと、朝起きたときに寒い、ということもないのだとか。
ボーダーコリーの仲間が集まると16〜17頭にもなる。そのときは庭にテントを立てる人、キャンピングカーに泊まる人、薪ストーブの横にコットを広げて寝る人と、みんな自由に楽しむ。
「平屋だからかな。みんな家と庭を自由に行き交ってますよ」
愛犬ファーストから選んだ平屋

フリスビーが大好きなボーダーコリー。なかでも最年長のお母さん犬、メルローはキャッチが得意。

ケージに続く犬用玄関。ご夫婦もついついここから出入り。

フローリングは犬の爪で傷むので、床を石張りに。薪ストーブのおかげでひんやり感が和らぐ。

室内の一画を大きなケージに。柱や柵は取りはずしも可能。
体の芯まで温まる薪ストーブが必需品

薪ストーブは、北欧デンマークで誕生したHETA /ロギ・ソープストーン+オーブン。炉の広さと、オーブン機能がお気に入り。

夕食後はほとんど、お酒片手に炎を眺めているという雄次さん。

ワンシーズンで使う薪は2,000㎏。ナラやクヌギが多い。着火材はご近所で拾ったスギの葉などを使う。
山に囲まれた散歩道が決意を後押し

眼前には、3000メートル級の山々が連なる、南アルプスを望むことができる。

中央アルプス山麓の標高800mを超えた場所。朝は犬たちと3〜4㎞ほど歩いて散歩を楽しむ。
平屋好き3か条
- ワンルームで見通しの良い空間に
- 採光と景観のため窓は極力大きく
- 外と室内を自由に行き交える
※構成 /大石裕美 撮影/花岡 凌
(BE-PAL 2026年2月号より)







