ポルトガル・アルガルヴェの新ハイキングコース「悪魔の渓谷」で冒険気分を満喫。絶景最高! - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.06.13

    ポルトガル・アルガルヴェの新ハイキングコース「悪魔の渓谷」で冒険気分を満喫。絶景最高!

    ポルトガル・アルガルヴェの新ハイキングコース「悪魔の渓谷」で冒険気分を満喫。絶景最高!
    「ポルトガルのアルガルヴェ地方」といえば、真っ青な海に白い砂浜、ダイナミックな断崖絶壁の海岸線のビーチリゾートとして名高いエリアですが、実はその内陸にも、知る人ぞ知る魅力的な自然がひっそりと広がっています。

    今回、キャンピングカーでヨーロッパを旅する私たち夫婦がふらりと立ち寄ったのは、新しく開通したばかりのハイキングコース「Barranco do Demo(バハンコ・ド・デモ)」。木造の遊歩道や吊り橋を渡りながら、緑あふれる渓谷をのんびり歩くルートで、まるでちょっとした冒険気分を味わえます。アルガルヴェのもうひとつの顔、山岳地帯の静けさと、家族みんなで楽しめる手軽なハイキングの魅力を、現地の空気とともにお届けします。

    観光客でにぎわうアルガルヴェの静かな隠れ家「セラ・デ・モンシケ山脈」

    セラ・デ・モンシケは、緑豊かな自然が広がるアルガルヴェの穴場スポットです。

    ポルトガルのアルガルヴェ地方は、世界中の観光客でにぎわうビーチリゾートとして有名ですが、実は海ばかりじゃないんです。少しだけ内陸に足を延ばすと、そこには静けさと緑に包まれた別世界が広がっています。

    今回訪れたのは、そんなアルガルヴェの“裏側の顔”とも言える場所!セラ・デ・モンシケ山脈にある、2023年10月に新しくオープンしたばかりのハイキングコース「Barranco do Demo(バハンコ・ド・デモ)」です。

    直訳すると「悪魔の渓谷」…なんだかちょっと怖そうな名前ですが、実際はファミリー層におすすめの大自然と程よいスリルを楽しめる、とっておきのスポットなんです。

    この渓谷は、モンシケ山脈にあるアルフェルセという小さな村にあり、ラゴスやファロといった観光都市からは車で約1時間とアクセスも抜群です。アルフェルセ周辺は道路も整備されていて運転しやすく、トレイルの出発点には広めの駐車場や公衆トイレが完備されており、歩き始める前の準備もしっかり行えます。

    さらに、キャンピングカー向けの給水場などの設備も整っているので、私たちのような車中泊旅の人にとっても、立ち寄りやすい快適な拠点となっています。

    コース概要:短くても満足度たっぷりの“自然アスレチック”

    バハンコ・ド・デモは入場料無料。トレイルは、往復約3kmという比較的短めのコースで、のんびり歩いても所要時間は1時間程度と、気軽に楽しめるのが魅力です。木製の遊歩道が整備されており、ハイキング初心者やファミリー層でも安心して歩けるようになっています。道中には、50メートルの吊り橋や、570段以上の階段の上り下りもあり、ちょっとしたアスレチック気分も楽しめます。

    いざ、バハンコ・ド・デモを歩いてみた

    子どもも大人も夢中!誰でも手軽に楽しめるハイキングです。

    最初は穏やかな森の中を進む平坦な道で、遠くには深い緑に包まれた山並みが見えて、自然をたっぷり感じられます。さらに進んで行くとやがて視界が開けて、渓谷の断崖にさしかかります。目の前には断崖に張り付くように延びる長ーい木製の遊歩道が現れ、まるで空中回廊のようです。

    長い階段の先に見えるのがゴールの展望台。

    下にはゴツゴツとした谷底が見え、ちょっとスリルはあるけれど、手すりもしっかりとついているので安心です。自然の中に溶け込むように造られた道で、足を進めるごとに景色が変わるのも楽しい。

    両サイドにしっかりした手すりがあり、安全に進めます。

    名物の吊り橋でドキドキ体験!

    吊り橋はちょっとドキドキしますが、それ以上にワクワクが勝ちます!

    そしてついに見えてきたのが、名物の50メートル吊り橋です。渓谷の両岸を結ぶこの橋は、見るからにスリル満点!橋は一度に5人まで渡れる仕様で、前を行く子どもたちはワイワイと橋の上を駆け出したり、橋を揺らしたりと大はしゃぎ…。

    私は少しビビりなので、彼らが完全に渡り終えるまで待ってから、ひとりでゆっくり踏み出しました。橋は思っていたよりずっと安定感があって、景色をじっくり味わいながら楽しく渡ることができました。

    「橋は5人まで!」6人目は…落下!? ユーモアなイラストでしっかり注意喚起。
    橋の上はフォトジェニックな映えポイント!写真撮影をしている人でいっぱいでした。

    橋を渡った先には、いよいよ後半戦のぐんと登る階段ゾーンです。見上げた瞬間「うわっ、けっこうあるな…」と一瞬ひるみましたが、ペースを崩さずゆっくり進めば大丈夫です。そしてなにより、周りの景色がそれ以上に美しく、「もっと上からも見てみたい!」という気持ちが背中を押してくれます。

    そして気づけばあっという間に、折り返し地点の展望台に到着していました。ここにはベンチとテーブルも用意されていて、小さなピクニックも楽しめるスペースになっています。

    展望台からは、渓谷全体に続く遊歩道が見えてまさに絶景。

    木製の遊歩道はここで一旦終了で、元来た道を戻るもよし、さらに奥の森をぐるっと周回するコースに挑戦することもできます。

    子どもから大人まで楽しめて、自然と触れ合いながら“ちょっとした冒険”が味わえるコースでした。完成してからまだ日が浅いのに、SNSではすでにじわじわと話題になっているのも納得です。アルガルヴェの喧騒から離れ、静かな山岳の町で、心身ともにリフレッシュできる「悪魔の渓谷」のハイキングを訪れてみてはいかがでしょうか?

    ルアナさん

    トラベルライター

    2023年1月から夫婦でキャンピングカーに暮らしながらヨーロッパを周遊中!登山、キャンプなどのアウトドアが大好きで、ヨーロッパでもアルプスや色んな地域の山を登っています。夫婦の長年の夢だったキャンピングカー暮らしで旅をして、有名観光地だけでなく、ガイドブックにも載っていないような秘境スポットをどんどん巡り、キャンピングカーライフや海外登山などリアルな体験談をお届けします。

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