
これって日本人だけだと思ったら、アメリカ人の夫も同じでした(笑)。ちなみに、アイダホ州は全米でもトップクラスの品質を誇るじゃがいもの生産地だそうです。
さて、ユタ州のアウトドア好きが本格的に動き出すこの季節。夫婦で今年初のRVキャンプへ行ってきました。まだちょっと肌寒い4月の旅に選んだ場所は「ラバ・ホット・スプリングス(ラバ温泉)」。
今回はアイダホ州の小さな田舎町で体験した、RVキャンプの魅力をお届けします。
どこか懐かしい雰囲気の中のんびり過ごすRVキャンプ
まずはRVトレーラーの大そうじからスタート
いつもはRVトレーラー(以下、RV)にオフロード車を積んで旅に出るのですが、今回はオフロード車を家に置いてのロードトリップです。
我が家のRVは夫婦2人旅にとって程よい広さの、ボルテックスという名前のトイ・ホーラー。トイ・ホーラーとは、モトクロスやバギーなどの遊び道具を積んで運べるRVのことです。
「ん?オフロード車を家に置いて行くんだったら、わざわざRVを引っぱってロードトリップに出なくても、アイダホ州でホテルやレンタルハウスに泊まったほうが身軽では?」と思うかもしれませんね。


でもこうして、わざわざRVのそうじまでして旅に出るには理由があるのです。それはRVのほうが大自然の中で「自分たちにとって最高の空間」をつくれるから。プチ潔癖症の私がそうじをして、メカニックの夫が丁寧にメンテナンスをしているので、ホテルに泊まるよりずっと清潔で安心できる癒やしの空間なのです。
山岳地帯のユタ州で自家用車にトラックを選ぶ人が多い理由とは?
いよいよ、今年初のRVキャンプへ出発です!平日のお昼前に家から出たのに、州間高速道路は車がいっぱいでした。
ユタ州の道路を走っていると、トラックを所有している人の割合が多いことにきづきます。アウトドア好きにとって、RVは大人気。そのため自家用車も、けん引できる馬力が十分あるトラックを選ぶ人が多いのです。また、けん引用に工夫された至れり尽くせりの機能がついているのも、トラックを選ぶ理由のひとつです。




RVパークだからといって全てがRVフレンドリーな設計ではない
今回利用したRVパークは、「KOA」という全米に広がる信頼あるキャンプ場チェーン。冒頭の写真から分かるように、このRVパークは全キャンプ用スポットがコンクリートで区切られています。慎重に運転しないとRVのタイヤが段差のあるコンクリートに乗り上げたり、パンクしたりするのです。
前回訪れたときは、先のとがったコンクリートにタイヤがふれてパンクするハプニングが…。また別のRVパークでは、チェックイン用のRVごと入れる、柱に支えられた大きな屋根つきの駐車場で、RVの屋根に設置されたエアコンが衝突して屋根とエアコンを壊した経験も。
もちろん運転技術を磨くのも大切ですが、RVパークだからといって、RVにとって全てがフレンドリーな設計になっているとは限らないのが、アメリカらしいのかもしれません。アメリカのRVパークのお話は、また次の機会にたっぷりさせていただきますね!
ロッキー山脈を眺めながら町をお散歩、そして温泉でリラックス
さて、RVパークでトレーラーのセッティングを終えたあとは、町までのお散歩タイム。決して緑は多くなくても、ゴツゴツした裸山のロッキー山脈の風景と、アメリカ西部開拓時代の雰囲気に癒やされます。
ちなみにこの町の名前の由来ですが、まさにそのまま、ラバ(溶岩)とホットスプリングス(温泉)から来ています。地下の火山活動によって温められた天然の温泉が、町のあちこちに湧き出ていることから、そう名付けられたそうです。
人口400人ほどの小さな町にもかかわらず、今では毎年たくさんの観光客が訪れる場所です。









日本の静かに浸かる湯とは一味違うアメリカ西部の温泉は、水着で楽しむカジュアルな雰囲気です。両腕に浮袋をはめて、ぷかぷか浮いて楽しんでいる子供たちの姿がほほえましかったです。



日本の温泉とは異なるスタイルで、リラックスしながら子供たちの遊び心も満たされる、アイダホ州の温泉町ラバ・ホット・スプリングス。機会があればぜひ訪れてみてくださいね!
ラバ・ホット・スプリングスの公式サイト
https://lavahotsprings.com/