アウトドア情報誌『BE-PAL』(2024年4月~2025年10月号まで)に掲載されたアイテムから、コンパクトで使いやすい手斧を紹介する。アウトドアライターやBE-PALスタッフによるレビューも必見だ。お気に入りの一本で薪割りを快適に楽しもう。
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CONTENTS
手斧の特徴や選び方
キャンプでよく用いられる手斧。その特徴や選ぶ際のポイントを、旅する主夫ライターさんに解説してもらった。
手斧とは?
手斧は片手で使う短い斧のことで、ハチェットやハンドアックスとも呼ばれる。薪が大きすぎる場合に細かく割ったり、近くの枝を切り落とすために用いる。
片手で使えるように柄が短く、軽量で持ち運びにも便利な形状をしている。
キャンプで使う手斧の選び方
サイズを確認
まずは、使いやすいサイズかどうかをチェックすることが重要。片手でカットされた薪を割ったり、細かい枝打ちをする場合、30cm前後のコンパクトな物がおすすめだ。両手で扱う場合は、35~40cm程度のモデルが扱いやすいだろう。
持ち手の素材や形状
手斧にはさまざまな素材や形状の持ち手があり、樹脂製・木製・ラバーグリップなどがある。
樹脂製は、軽量性・耐水性に優れるため、海や水辺でのキャンプにもおすすめ。木製は、フィット性やデザイン性に優れるため、手に馴染みやすい。
最近ではラバーグリップを採用したモデルも展開されており、滑りにくい点が魅力。
重量
手斧は、ヘッドの大きさや素材によって、400~2000gまで幅広い重量のモデルがある。初心者や簡易的な用途の場合、300g程度の軽量モデルがおすすめ。
丸太から薪を切り出すといった本格的な用途の場合には、1000g以上の手斧がおすすめだ。
▼参考記事
焚き火を快適に!薪割りにおすすめの手斧3選
薪を割り、焚き火台に薪を組んで着火する。その作業を支えてくれるおすすめの手斧を紹介。
(BE-PAL 2025年10月号より)
馬場長金物BABACHO 多喜火斧 革ケース付き
熟練職人による黒打ち仕上げの手斧は、極厚9mmのフルタング構造。重心の工夫で"叩き割る"薪割りが可能だ。牛革ケース付きで安全に携行できる。
●刃長:約115mm(刃先)
●全長:約280mm
●重量:約925g
Gränsfors Bruk(グレンスフォシュ・ブルーク) ハンドハチェット
ヘッドに比べて短い柄を持つ片手用斧。刃の重心が重く、扱いやすい。また、コンパクトだから狭い場所での作業も楽。焚き付け作りや枝払いに最適だ。
●刃長:80mm
●全長:245mm
●重量:400g(斧頭)
Snow Peak(スノーピーク) 薪割り斧ブラック
フルタング構造のステンレス斧。丸みのあるハマグリ刃を採用するため、欠けにくく耐久性が高い。刃をしっかり包む牛革製のケースが付属。
●サイズ:310×120mm
●重量:900g
撮影/三浦孝明
▼参考記事
BE-PALスタッフが使ってみた!おすすめの手斧3選
手斧は焚き火好きの必須アイテム。実際にスタッフが使ってみたインプレッションとともに、素材や重さ、機能などの特徴を紹介する。
(BE-PAL 2024年4月号より)

私が試しました!(ライター 山本)
Husqvarna(ハスクバーナ) 手斧
スウェーデンで長らく愛されている、定番の手斧。バランスが取れた扱いやすさはさすがだ。
●刃長:80mm
●重量:980g(本体)
●刃素材:スウェーデン鋼
sakagen×TSBBQ スケルトンアックス TSBBQ-032
1枚の鋼板から作り出された手斧。職人による刃付けで、ナイフのような鋭い切れ味を楽しめる。刃の背面はペグハンマーとしても使える。
●刃長:90mm
●重量:619g(本体)
●刃素材:刃物鋼

刃物鋼製のワンピース構造なので、折れる心配なく振り降ろせる。
MORAKNIV(モーラナイフ) ライトウェイトアックス
握りやすく折れにくいポリプロピレン製のハンドルを採用。刃が長いので、薪へのあたりがいい。
●刃長:115mm
●重量:510g(本体)
●刃素材:ボロン鋼
撮影/小倉雄一郎
▼参考記事
人気の手斧をアウトドアライターがレビュー
職人手作りのスウェーデン手斧をアウトドアライターがレビュー。片手で振りきれる絶妙なサイズ感のアイテムだ。
(BE-PAL 2024年7月号より)
Gränsfors Bruk(グレンスフォシュ・ブルーク) ワイルドライフ
スウェーデン・ヘルシングランド地方に本拠を置くグレンスフォシュは、1902年から斧を、1942年から鉄挺の生産を続ける歴史ある工房だ。単に旧来の工法にこだわるだけではなく、品質を高めることで自然資源の消費を抑えることをテーマにしている。森林用、薪割り用など25種以上の製品があるが、本作は野宿用の小型モデル。
●全長:345mm
●刃渡り:80mm
●重量:約445g(斧頭400g)
●付属品:専用本革ケース
フルタングのナイフでバトニングするのも楽しいが、本気で焚き火を楽しみたいならぜひハチェット(小型の手斧)を試してほしい。薪割りの効率がまったく違うし、ひと振りで「パカーン!」と割れる快感はナイフにはとても真似できない。
このハチェットはスウェーデンのグレンスフォシュ・ブルーク斧製作所の製品で、すべて職人の手作りだ。
現在のマスプロメーカーは分業制の工場生産がほとんどだが、同所では火床から真っ赤な鉄塊を出して鍛造用ハンマーで叩くところから、でき上がった斧を砂岩で磨き上げて刃を付け、それをヒッコリーの柄に嵌めるところまですべてひとりで行なう。そのため斧頭には責任と誇りの証として斧職人のイニシャルが刻印される。

手作業による鍛造から柄付けまですべての工程をひとりの斧職人が担当し、斧頭にはその職人のイニシャルが刻まれる。品質と誇りの証なのだ。

多種多彩な同社製品の中で3番目に小さいモデルで、柄長345mmで握りやすく、キャンプでの薪作りや軽作業にはちょうどいいサイズだ。

食い込みが良く叩きやすい斧頭
通常の薪割りだけでなく、鉈代わりに藪を払ったり、立ち枯れた樹から枝を落としたり、楔として丸太に叩き込んだりと、さまざまな作業に使える。
撮影/中村文隆
▼参考記事
こちらもチェック!BE-PALスタッフ愛用のおすすめ手斧
BE-PAL編集部員が実際に買って良かったキャンプギアから、手斧をピックアップ。日々、さまざまなアイテムと出会うBE-PALスタッフが選んだ手斧をチェックしよう。
(BE-PAL 2024年4月号より)
PRANDI(プランディ) キャンプハチェット 鶯
柄長330mmの片手斧で、焚き付けを作るなどのちょっとした薪割りに便利。「鶯(うぐいす)色のハンドルもお気に入りです!」(編集・おがちん)
▼参考記事


















