これなーんだ?薪割り初心者の救世主「キンドリングクラッカー」の使い方 | 焚き火・火おこし道具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.07.17

    これなーんだ?薪割り初心者の救世主「キンドリングクラッカー」の使い方

    キンドリングクラッカーって一体なんだ!?

    キャンプの醍醐味といえば焚き火。

    焚き火を楽しむためには、まず細かい木片や着火剤に火を点け、その火を小さな薪に移し、さらに中くらいの薪、大きな薪へと移して火を次第に大きくしていくのがセオリー。

    しかし、キャンプ場やホームセンターなどで販売されている薪のサイズは大きいため、実際に焚き火を楽しむ際には斧や鉈で割り、小さいサイズの薪を用意しなくてはなりません。

    斧や鉈などの刃物を使った薪割りは、慣れていないと怪我をするリスクもあり、初心者にとってはハードルが高いものです。

    そこで今回は「刃物を使うのが怖い」「安全に薪割りがしたい」、そんな悩みを持つ方にうってつけの薪割り道具「キンドリングクラッカー」を紹介します。

    キンドリングクラッカーとは?

    キンドリングクラッカーは、ファイヤーサイドというメーカーのアウトドアギア。

    焚き付けづくりを簡単にするアイテムで、これを使えば力の弱い子どもや女性、お年寄りでも薪を安全に割ることができる代物です。

    使い方を知ればどのようなギアなのかがすぐにわかるので、さっそく筆者が使っている様子を紹介していきます。

    キンドリングクラッカーの使い方

    見慣れない形の道具だと思いますが、使い方はいたって簡単です。

    キンドリングクラッカーでの薪割りに必要な道具は以下のとおりになります。

    キンドリングクラッカーと薪割りに必要な道具が置かれている。

    薪割りに必要な道具はこれだけ!

    • キンドリングクラッカー
    • 革手袋
    • ハンマー

    キャンプ用のペグハンマーも使用できますが、個人的にはショックレスハンマーがおすすめです。ショックレスハンマーとは、手にかかる反動を軽減するハンマーのこと。

    ショックレスハンマーを使えば、手にかかる負担が少なくなり、長時間使用しても疲れません。子どもが使用するのにも向いていますよ。

    薪割りの手順はたったの3ステップです。

    1.薪の先端を刃に食い込ませる

    キンドリングクラッカーで薪を割っている様子。片手で薪を支え、もう一方の手で持ったハンマーで薪の上部を叩いている。

    薪の先端が食い込むまで、薪を手で支えながら軽く叩きましょう。

    まずは、キンドリングクラッカーの内側に薪を入れて刃に当て、片手で支えます。

    もう片方の手で、薪の先が刃に少し食い込むまで、ハンマーで薪の頭をコンコンと軽く叩きましょう。

    2.薪を上から叩く

    キンドリングクラッカーで薪を割っている様子。ハンマーで薪の上部を叩いており、薪がほとんど半分に割れている。

    薪の先端が食い込んだら、支えていた手を放して上から叩きましょう。刃に薪が食い込んで簡単に割れます。

    薪の先端が食い込んだら、支えていた手を放し、ハンマーで薪の上部を叩きます。木の種類にもよりますが、あまり力を込めて叩かなくても、簡単に薪が割れますよ!

    3.薪を取り除く

    キンドリングクラッカーの脇に割れた薪が置かれている。

    綺麗に薪が割れました!

    薪が割れたら、キンドリングクラッカーから取り除き、また新たな薪を刃に当てて割りましょう。

    あとはこの作業の繰り返しで、短時間で大量の薪が割れますよ。

    キンドリングクラッカーのメリット5つ

    このような使い方で、簡単に薪割りができるキンドリングクラッカー。ここからは、キンドリングクラッカーの5つのメリットを紹介します。

    (1)安全に薪割りができる

    キンドリングクラッカーで薪を割っている様子。

    刃が上向きについていて、上部に安全リングがあります。

    斧や鉈などは刃を薪に打ち付けて薪割りをする道具。刃物を振りかぶる作業が基本であるため、手が滑った場合に、怪我をしてしまうリスクは否めません。

    その点、キンドリングクラッカーは、斧や鉈を使用しません。刃は上向きに設置されていますが、上部には安全リングがあり、刃の部分に手が触れないよう工夫されています。

    そのため、刃物が身体に当たってしまうリスクが大幅に軽減されているのがポイント。老若男女が安全に取り扱える画期的な道具といえるでしょう。

    (2)扱いにコツがいらない

    斧や薪などの道具は扱いにコツがいります。刃を入れる方向を見極め、薪にヒットする位置をコントロールする必要があるからです。

    その点、キンドリングクラッカーは扱いが簡単。基本的にはハンマーで叩くだけで薪が割れるので、誰でもすぐに薪割りができます。

    (3)力を使わない

    先に述べたように、キンドリングクラッカーは大きな力を必要とせず、最低限の力で素早く薪割りができます。

    そのため、数十分程度で焚き付け用の細い薪が山のように作れるでしょう。

    (4)作業スペースを取らない

    キンドリングクラッカーで割れた薪の様子。薪が本体の内側に収まっている。

    キンドリングクラッカーで割った薪は本体の内側に収まるか、真横に落ちるので安全です。

    斧や鉈を使って薪割りをする場合、割った薪が勢いよく飛ぶことがあるため、周囲に人がいる場所や物がある場所では行うことができません。安全のために、ある程度広いスペースが必要になるのです。

    それに対し、キンドリングクラッカーは小スペースで薪割りが可能。割った薪のほとんどが本体の内側に収まり、外に飛んでいくことがないためです。

    とは言っても安全に配慮する必要はあります。人が近くにいる時や屋内での薪割りはなるべく避けるようにしましょう。

    (5)固定して使用することも可能

    キンドリングクラッカーの下部のアップ。

    下部には穴があるため、六角ねじを使って丸太などに固定ができます。

    キャンプに持ち出す予定がなければ、丸太などにキンドリングクラッカーを固定して使うといいでしょう。

    固定することで安定感が高まり、より安全に薪割りができるようになります。

    キンドリングクラッカーの下部には穴が開いているため、台座になる丸太にドリルなどで下穴を開ければ、六角ねじで固定ができます。

    もちろん、固定しなくても使用には支障ありません。重量が4.8kgあり、簡単には倒れないように作られています。

    キンドリングクラッカーを使う際の注意点

    便利なギアとはいえ、使用時には注意すべき点があります。最後に、4つのポイントを押さえておきましょう。

    (1)湿気に弱い

    キンドリングクラッカーは鋳鉄でできているため、湿気に弱く、濡れると赤さびが発生する恐れがあります。

    雨ざらしにはしないようにして、湿気の少ない環境で保管しましょう。

    (2)節がある薪は割りにくい

    斧や鉈での薪割りと同様に、節がある薪は割りにくいです。

    まったく割れないということはありませんが、何度も叩くと本体の破損につながる恐れがあるので、一発で割れるような薪を選んで使用しましょう。

    (3)傾斜や凸凹のある場所での使用NG

    傾斜のあるところ、あるいは凹凸があるところで使用すると、本体が傾いて倒れる恐れがあります。必ず水平な場所に置きましょう。

    また、砂地や草の上など地面が柔らかい場所では、ハンマーで叩いても薪に思うように力が伝わりません。固い地面や丸太の上に設置して使用してください。

    キンドリングクラッカーで快適な薪割りを楽しもう!

    キンドリングクラッカーと薪割りに必要な道具が置かれている。

    薪がサクサク割れるので、使っていて楽しいギアです。

    キンドリングクラッカーを使えば、誰でも快適で安全に薪割りが楽しめます。とくに薪割り初心者の方にとっては、救世主のような存在です!

    焚き火を思う存分楽しみたい方はぜひ導入を検討してみてくださいね。

    キンドリングクラッカー
    サイズ:直径190(リング外径)×H310mm
    重量:4.8kg
    対応する薪の長さ:太さ14cmまで、長さ25~50cmの薪に対応
    材質:ダクタイル鋳鉄
    製造国:オーストラリア
    価格:16,500円(税込)
    URL:https://www.firesidestove.com/products/kincra

    私が書きました!
    アウトドアライター
    のまどう
    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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