「+ちょっとだけハイク」でソロキャンプのバリエーションを増やしてみませんか? | BE-PAL

「+ちょっとだけハイク」でソロキャンプのバリエーションを増やしてみませんか?

2021.10.15

焚き火に、料理に、お酒…。ひとりで自由に好きなだけ楽しめるとくれば、ソロキャンプは最高の遊びといっても過言ではありません。でも、最近ちょっとマンネリ化してきたなあ…と思っている方はいませんか?

そんな方におすすめなのが、「ソロキャンプ+ちょっとだけハイク」です。簡単にいってしまえば、登山をして、歩いてしか行けないスペシャルなキャンプサイトでソロキャンプをするというもの。でも、「ハイク=登山」と聞くと、何時間も歩くのはちょっと…と思う方もいますよね?でも安心してください!「ちょっとだけ」がポイントなんです。いつものソロキャンプとは全く違う新しい世界を紹介します!

「ソロキャンプ+ちょとだけハイク」の魅力

車でキャンプ場に行って、心地良いキャンプサイトに自分の基地をつくって過ごすだけでもじゅうぶんに楽しい。では「+ちょっとだけハイク」をする魅力っていったいなんだろう?

シンプルで”もっと”自由になれる

人力だけでしか行けない場所だからこそ、そこは人と自然だけ!まさに自由なのだ!みな装備もシンプルなのが特徴的

バックパックに全ての荷物を詰め込んで、時にはゼエゼエいいながら、時には絶景を眺めながら休憩をして目的地まで歩く。生活に必要なモノは背中のバックパックひとつだけ、移動のマシンは自分の身体。このシンプルな構造の先にある大自然の中でのキャンプは今までのキャンプとはまったく違う、人と自然、そして最小限の荷物だけのシンプルな自由さを感じさせてくれます。

バックパッキング的要素

行く先に現れる絶景は、「+ちょっとだけハイク」ならでは

オートキャンプ場のように、お風呂や充実した売店、電源といった設備がないキャンプサイトがほとんどですが、シンプルな分だけ大自然が待っています!もちろん、場所によっては温泉や生ビールが待っているところもあるので、これを楽しみに歩くのもまたたまらない時間です。自分の足でどんな場所へ、何を求めて歩くのかという歩く旅、つまりバックパッキングの要素も味わえちゃいます。

だけど体力的に山登りなんて・・・

短い徒歩時間とこまめな休憩がポイント!歩くと生ものの美味しさがいつもの数十倍になります

今回のテーマは、6時間も7時間もきつい山道を歩いてキャンプサイトにいくという訳ではありません!そこが”ちょっとだけハイク”のいいところです。おすすめは、登山口からキャンプサイトまで歩いて2時間程度の距離で行ける場所を選ぶことです。そうすれば、自分のペースでゆっくり歩いて、休憩を挟んでも4時間もあればたいがいキャンプ場に到着することができます。

また、登山口からロープウェーで標高を上げて、キャンプサイトまで歩いて1〜2時間というのも最高です。ロングトレイルの美味しいところだけつまみ食いというのもいいかもしれません。お住まいのエリアから一番アクセスがしやすいところを探してみましょう!距離と時間が短い場所を探し、絶対に無理をしないことがポイントです。

「+ちょっとだけ」ハイクで変わる装備

自分の足で歩き、自分の肩で荷物を運ぶので、まずは軽量化が重要になってきます。また、オートキャンプ場であれば天候が崩れれば車に逃げ込むこともできますが、登山者向けのキャンプサイトでは、山小屋併設の場所でないとそうはいかないこともあります。そこで「厳しい自然環境への対応」も意識した装備変更が必要です。高性能でコンパクトな寝袋やヘッドライト、テント内に敷くインナーシートやナイフなどは変わりません。代表的なアイテムは次の9つです。

1:服装

自然の中で自分の身を守る唯一といってもいいのがウェア

登山の要素が入るので、動きやすく、そして常にドライに保ってくれるウェアにしましょう。寒さや風から身を守るウェアも必要になります。焚き火キャンプのように、オールコットンや難燃素材のウェアはNGです。

2:バックパック

バックパックは容量だけでなく、フィット感が重要

必要なものが全て入ることは大前提。その他に、長距離を歩くのに適したバックパックを選ぶ必要があります。お店に行って、自分の身体に合ったものを選びましょう。

3:トレッキングポール

トレッキングポールを使いこなすだけで、山歩きがグッと楽になる

自分の体重+荷物の重さが加わると、総重量はかなりの重さになります。バランスをとったり、ヒザへの負担を減らす役割もあるのでマストアイテムです。

4:シューズ

シューズ選びは慎重に!シンデレラフィットをじっくりと探そう

キャンプ場でのキャンプと違い、山歩きの要素が少し入ります。それだけに、何を履くのかは重要です。自重が重くなる中不整地を歩くので、足にフィットしたミッドカット以上のトレッキングシューズを選びましょう。また、キャンプサイトではリラックス用にサンダルもあると便利です。

キャンプサイトではリラックス用にサンダルも持っていこう

5:テント

左が軍系パップテントで右が山岳テント。大きさと重さが大きく異なる

ハンモックテントや軍用テントのようなものは、キャンプ場でのキャンプに自由度を加えてくれますが、山においては軽くて、雨風に強く設営が簡単な山岳用テントを使いましょう。

6:火器・クッカー類

右が登山向けの火器とクッカー。これを駆使して美味しい物を食べるのも+ちょっとだけハイクの醍醐味だ

いつもは焚き火だけで過ごすソロキャンパーの方も多いと思います。山においては軽さとコンパクトさを重視してシングルバーナーとソロサイズのクッカーをベースにお好みのスタイルを見つけましょう。

7:レインウェア

ハイクにも、キャンプサイトでも使用回数が多いので良い物を用意しよう!

キャンプ場では最悪傘でもどうにかなりますが、山歩きも加わるとそうもいきません。上下セパレートで、動きやすく、防水透湿素材が使われいる山での使用を考えられているレインウェアを準備しましょう。

8:地図とコンパス

これを使いこなすのが「+ちょっとだけハイク」の入り口だ

道迷いにならないように、地図とコンパスはマストアイテム。もちろんスマートフォンのアプリケーションの使用も便利ですが、もしもの時のためにアナログも重要!地図読み技術も練習しておきましょう。

9:ファーストエイド

キャンプで多い切り傷処置の他にも飲み薬やテーピングなどもしっかりと準備しよう

いつものファーストエイドの中身に、テーピングやエマージェンシーシート、緊急時用のホイッスルなど、山歩きならではのアイテムも追加しておきましょう。

これからソロキャンプのアイテムを揃える方は、これを参考にすると+ちょっとハイクへのステージも一気に楽になります!冬になると+ちょっとハイクの難易度が一気に上がるので、歩きやすい季節になるまでじっくり準備をすすめるのもオススメです。

「+ちょっとだけ」ハイクで気をつける事

「ちょっとだけ」といえど、山ではずっと雨で避難場所は自分のテントだけといった事もある

”ちょっとだけ”といっても登山は登山。当然、気をつける事はあります。無理のない季節、ルート選びはもちろんのこと、体力づくりも重要です。周りの人に迷惑をかけないことろ心がけることは通常のソロキャンプと同じですが、特に気をつけるべき事は「道迷い」と「体調管理」、そして「山で起きるリスク(落石、落雷、火山ガスなど)の理解と対処法」です。冬はキャンプ場でのソロキャンプを楽しみながら、「+ちょっとハイク」に向けて、地図読みや天気予測、疲れにくい歩き方など、頭と身体で知識を吸収しておきましょう。

山でのソロキャンプは、いつものソロキャンプとはまったく別の世界が待っています!はじめは山の麓の徒歩30分のキャンプ場からでも最高に楽しめますのでチャレンジしてみてください!まずは国内で。だんだん距離や標高を伸ばして、いつかは海外で!というのも楽しみが増えてオススメです。

私が書きました!
アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
長谷部雅一
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1977年4月5日生まれ。有限会社ビーネイチャー取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊なネイチャー系会社の役員。仕事の範囲は広く、プロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。
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