クーラーボックスで氷は長持ちしない…そこで”使う氷”はボトル保管をおすすめしたい! - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.08.22

    クーラーボックスで氷は長持ちしない…そこで”使う氷”はボトル保管をおすすめしたい!

    クーラーボックスで氷は長持ちしない…そこで”使う氷”はボトル保管をおすすめしたい!
    まだまだ暑さが続くこの季節。食材やドリンクの保管、ウィスキーと炭酸水を注ぐカップの中など、とにかく氷の出番が多い!

    大量消費から逃れられない氷ですが、”使う氷”の保管もクーラーボックスで行っていませんか?実は水筒を使う事をおすすめします。今回は、その理由やメリットをご紹介します。

    氷を使った「冷蔵」と氷の「使用」の使い分けがポイント

    食材の冷蔵を考えると、クーラーボックスが一番。でも、氷を使用するとなるとクーラーボックスは不向きになります。なぜならば、クーラーボックスは開け閉めの機会も多く、さらに食材などを冷やすために中の温度が上下するため氷がどんどん溶けてしまうためです。

    また、冷蔵用の氷をたくさん飲用などに使ってしまえばクーラーボックス内の温度管理ができなくなってしまいます。もちろん高性能なクーラーボックスがあればそれも解決なのですが、今度は本体価格がちょっと…。

    そんな時にオススメなのが「水筒(ボトル)」となるわけです。

    氷保管用ボトル選びのポイント

    氷を保管、そして使用するためという視点でボトルを選ぶときは、おおきく3つのポイントがあります。

    ① 性能

    ボトルの基本性能は高ければ高い方がいい。保温、保冷力の高さのポイントはいくつかあるが、まずは真空断熱構造のものを選ぶようにしよう。様々な環境下で結果は異なるが、真空断熱構造は理論上ボトルの中身が外気に全く影響を受けないため、その精度で保温、保冷能力が高くなります。

    また、フタの構造も重要です。フタの部分は唯一真空断熱構造にしにくい箇所になります。つまりフタ部分から外気の影響を受けやすいため、なるべく断熱構造になっているものを選ぶことが大事。基本は各社のボトルにはボトル内のお湯がどの位の時間でどのくらい下がるかなどのスペック表記があるため、ボトル選びの参考になります。

    ② 容量

    ボトルは、氷や飲料などを入れた際に内部の余白が少ない方が保温、保冷力が高くなります。つまり、大きなボトルに氷を少しだけ入れても、溶けるスピードが高まるため、可能な限り満タンに入っていた方がいいというわけです。

    これをベースに考えると、ソロキャンプなら300〜700ml程度のボトルがオススメです。シェラカップ数回分の氷を保管できるため、ソロキャンプなら必要充分な氷をストックできます。ファミリーキャンプならできれば900〜1,500ml程度の容量があると便利です。

    ③ 口の広さ

    「氷の使用」を考えた時は、ボトルの口のサイズも重要になります。ボトルのスペック向上を考えると口が小さい方が保温、保冷能力を高くしやすいため良いのですが、氷の出し入れを考えると、逆に口が広いタイプの方が使いやすいです。

    家庭の冷蔵庫でつくる氷を持ち運ぶ場合はある程度口が小さくても大丈夫ですが、スーパーやコンビニでロックアイスなどを購入して保管する場合は、圧倒的に口が広いタイプの方が氷の出し入れが便利になります。

    上記3つの性能を満たしているボトルの価格帯は、2,000円〜5,000円と、高性能クーラーボックスと比べたらかなり手を出しやすいです。また、お湯の保管やいつでも温冷どちらの飲み物も飲むことができるといった幅広い用途で使用できるため、投資の価値はあるかと思います。

    いかがだったでしょうか?

    冷蔵と氷の保管で器具を使い分けることで、クーラーボックスの冷蔵機能の低下スピードを下げ、さらにいつでもキンキンの氷で美味しいドリンクを飲めるという相乗効果を得ることができます。まだまだ残暑厳しいこの季節、是非参考にしてみてください!

    長谷部雅一さん

    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター

    1977年4月5日生まれ。株式会社ビーコン代表取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊。仕事の範囲は広く、アウトドアに関するプロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

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