今年のカスタムカーを占う総合展示会が開催
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各ブースでは著名人によるトークショーなどが開催
全国のクルマファンを魅了してやまない年に一度の祭典「東京オートサロン2020」が、1月10日(金)〜12日(日)にかけて幕張メッセにて開催。3日間は累計34万人が来場し、会場内は熱狂に包まれていました。
初めてイベントに参戦した筆者は、この熱狂ぶりにびっくり! そんな中で、大手自動車メーカーがどんなクルマを展示しているのか、またアウトドアに役立つアイテムやクルマはあるのだろうか、会場をくまなく回って見てきました。
大手自動車メーカーをチェック!軽自動車はそとあそび向けが充実
では早速、注目のクルマを紹介していきましょう。まずは新型ジムニーで話題沸騰となったスズキブースから。
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新型ハスラー HYBRID X(2WD CVT)158万8000円+税
こちらでは、やはり今月20日に発表を控えている新型ハスラーが大注目。全方位モニターを搭載したメモリーナビゲーションや予防安全技術、マイルドハイブリッドシステムなど、進化した機能を盛り込んだ軽自動車。燃料消費率は2WDで22.6km/Lをマークし、後部座席をワンアクションで倒してラゲッジスペースを瞬時に拡張できるのもポイントです。
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リアクオーターウインドウ(白いパーツの両サイドにつく窓)が追加され、旧式と比べてアウトドア感がアップ。
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インパネにあるメーター、ナビ、テーブル付き収納ボックスにそれぞれフレームと装備。
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eKクロス WILD BEAST Concept 参考出品
次に三菱自動車ブースへ。今春に発売を控えているeKシリーズがずらりと並んでいました。中でも、アウトドアに良さそうなモデルがこのeKクロス WILD BEAST Concept。ルーフやテールゲートにはブラックとグレーのカモ柄を取り入れてワイルドな佇まいを演出。独自の予防安全技術・三菱e-Assist、マイパイロット・MI-POLOT技術も盛り込み、快適なドライブをアシストしてくれます。
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ゆったりとしたラゲッジルーム。開口部地上高が約655mmと高めに設定され、荷物の出し入れが楽に。
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座席は合成皮革とファブリックを組み合わせたメーカーオプション仕様。
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タント CROSS FIELD Version 参考出品
次にダイハツブーム。注目は昨年にフルモデルチェンジを遂げた4代目タントで、会場にはアクティビティ向けのクロスフィールドバージョンが展示されていました。メーカー純正のルーフラックを搭載することで、ファミリーキャンプもこれなら安心して行けそうです!
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スライド式のバックドアは従来と同じ。シートに幾何学模様をプリント。
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ルーフとリヤスポイラーを同じカラーにすることで統一感を演出。カラーリングもキャンプにぴったりです。
ミニバンはよりスポーティに、よりエレガンスに
軽自動車だけが盛り上がっているわけではありません。ファミリー向けのミニバンも充実していました。ただ、今までのような空間重視というより、アクティブな場面でも快適に走れるスポーティタイプが増えた印象です。まずは日産ブースから。
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セレナ オーテックブルーバージョン 参考出品
2019年にマイナーチェンジしたセレナは、オーテックジャパンとコラボしたスポーツ仕様を展示。同社が創業した湘南のブルーをイメージしたカラーをまとい、専用のチューニングとタイヤ、大径ホイール、そして電動パワーステアリングを搭載して、早いレスポンスと安定感のある走りを実現しました。
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シートにもオーテックブルーを採用。限りなく本革に近い合皮シート・レザレットシートを採用。
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別売りのマットを仕様することで、2〜3列目を倒して車中泊仕様に変更可。
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フリード Modulo X コンセプト2020 価格未定
次にホンダブースへ。スポーツカーやイベントブースが目立っていたなか、注目が集まっていたのはホンダの純正用品の開発・販売を行うホンダアクセスのコンセプトモデル「Modulo X」のシリーズ。昨年にマイナーチェンジをしたフリードのコンセプト2020は、フロントバンパーを変更したことで、従来車より空力(くうりき)が向上したそうです。モノトーンカラーに統一してよりドレスアップしたフリードが今後どう出るのか、期待大です。
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コクピットの様子。メーター類はフロント中央の奥に設置。
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ミニバンの中では小型サイズながら3列シートを採用。座席には一部スエード生地を使用し、身体のホールド性を向上。
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三菱デリカD:5 eye・キュート produced byテリー伊藤 参考出品
アウトドアカーの定番といえば、三菱自動車のデリカD:5。ブースには、タレントのテリー伊藤さんが監修したアーバンギアモデルのスペシャルタイプが展示されていました。カラーはボディ・ホイールともにミントグリーン! コンセプトは「愛犬や家族の一員のような存在」で、かっこよさより可愛らしさや親しみを込めたデザインに仕上げています。フロントは現行と異なる丸型ヘッドライトを採用。
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シートにはどれもタータンチェック柄を採用。クラシカルな雰囲気に。
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コクピットには随所にウッドパネルを搭載。上品な仕上がりで多くの来場者が見入っていました。
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V220d AVANTGARDE long 694万5455円+税
クラスVと呼ばれるプレミアムラインには絶えずに人が行き来していました。レーダーセーフティパッケージやドライブレコーダー付きデジタルルームミラーなど様々なオプションをつけると、総額1000万円を超えるとのこと……。乗車人数は7人で、2列と3列をすべて倒せばフルフラットになり車中泊もできるそうです。
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まるでマッサージチェアのような豪華な2列目。これなら長距離運転も快適そう!
クルマ以外にも目に留まった注目ブース
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キャンピングカーのシートで使用する人も増えているレカロ
同イベントはカスタムカーの祭典ということもあり、車体だけでなくカスタムするパーツや小物も出展しています。中でも、筆者がブースを回って気になったところも紹介します。
まずは1906年創業のドイツのシートメーカー・レカロのブース。ほぼ全種類のシートが体感できるように、まるで大型イベントの記者会見のような配列を展開していました。筆者がブースへ行ったときには満席!
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RS-Gシリーズ 11万7700円〜
レーシング向けの最上位モデルから高級車向けのラグジュアリーモデルまで幅広く乗ることができ、多くの人が体験していました。普段では座れないこういった体験も、同イベントの醍醐味かもしれませんね。
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暖房器具を使った体験スペース
最後に紹介するのは、これからのシーズンに使えそうなアイテム。こちらはクルマや建築で使うフィルムの開発、販売を行うLFT(エルエフティー)という会社のブース。こちらでは同社の独自製品・LFTダブルバリアフィルムの体験ブースが設置されていました。
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左がフィルムなし、右がフィルムありの比較
LFTダブルバリアフィルムとは、クルマなどのガラスに貼る透明遮熱ウインドフィルムで、世界で初めて紫外線100%、透過率92%、熱遮断体感率100%を実現したもの。炎天下で照りつけるクルマの車内空間の温度上昇を防いでくれるので、熱中症予防も期待できるかもしれません。
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Jeep グラディエーター・ルビコン 参考出品
トーヨータイヤブースでは、Jeep・ラングラーをピックアップトラックに仕上げたカスタムカーを展示。ブース中央にドドンと展示されており、その迫力たるやクルマファンも大喜び! 注目は使用されているタイヤ。
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OPEN COUNTRY M/T 参考出品
履いているタイヤは、過酷やオフロードレースを走破できるハイパフォーマンスタイヤ・OPEN COUNTRY M/T(オープンカントリー・エムティー)。オンロードとオフロードの両機能を盛り込んだトレッドデザインを採用し、悪路走破性だけでなくブレーキ性能も両立。レースで培われたノウハウを持つ同社だからこそ完成した逸品です。
これ以外にも、様々なドレスアップしたクルマやカスタムパーツがお披露目されていました。なお、次回の日程も決まっており、2021年1月15日(金)〜17日(日)に、同じ幕張メッセで開催されるとのこと。一般も入れるので、今回見逃した人は来年は行ってみてください!
東京オートサロン2020 ホームページはこちら
https://www.tokyoautosalon.jp/2020/