おすすめモデルとともに、ヘルメットの必要性・サイズ感や通気性・重量などの失敗しない選び方のポイントを解説します。
本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンクから商品を購入された場合、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。
- Text
CONTENTS
登山でヘルメットは必要?着用するべき理由
登山では、自分がどんなに注意していても防ぎきれない事態が発生します。
滑落・落石・転倒など、一度で生命を絶たれるものから、街ならすぐに対処できることが山では致命傷になることも。
そんな事態を最小限に留め、無事に下山するための助けとなるのがヘルメットです。
登山用ヘルメットが必要とされる最大の理由は、落石からの頭部保護と滑落・転倒時の衝撃緩和です。
登山道では先行する登山者や野生動物、風雨によって小石や岩が突然頭上から落ちてくることがあります。落石は小さな石であっても、直撃すると致命傷になることも。
また鎖場やハシゴ、滑りやすい急斜面でのスリップや転倒の際、岩場に頭部を強打するのを防ぐ役割も果たします。
各自治体でヘルメット着用推奨山域が指定されており、上記のようなリスクを持つエリアで着用が強く推奨されています。
ヘルメットはロッククライミングでの使用といった特別のものではなく、安全に山を楽しむすべての登山者の標準装備になりつつあります。
登山用ヘルメットの選び方
サイズ・フィット感で選ぶ

ヘルメット選びでまず重要なのがフィット感です。
頭の形に合っていないヘルメットは山行中にズレて視界を遮ったり、衝撃時に頭部を十分に保護できないことも。
ヘルメットのブランドは国内外にあり、アジアンフィットのモデルなどを選ぶと失敗が少なくなります。
後頭部のアジャスターダイヤルを回して締め、あごひもなどを正しく装着してブレない状態にして、ヘルメットははじめてその機能性を発揮します。
軽量性と快適性をチェックする
登山中は数時間から丸一日ヘルメットを被り続けるため、重量は疲労度に直結します。
登山用ヘルメットの重量は主に200g〜400g程度。インモールド型は200g前後の超軽量モデルが多く、首や肩への負担が非常に少ないのがメリットです。
一方、ハードシェル型は300g〜400g前後とやや重めですが耐久性に優れています。
軽さと首への負担軽減を最優先するなら、250g以下の軽量モデルがおすすめです。
通気性・ベンチレーション性能を確認する

夏場の登りや急登では、頭部に大量の汗をかきます。
ヘルメット内部に熱や湿気がこもると熱中症のリスクが高まるだけでなく、不快感で集中力を削がれてしまいます。
ヘルメット装着時の快適性を保つため、通気性は特に重要です。
ベンチレーションホールが十分に配置されているモデルがおすすめで、こうしたモデルなら風が内部を通り抜けて、真夏や激しい運動時でも快適に行動できます。
安全規格(UIAA・CE認証)をチェックする
登山用ヘルメットは、他ジャンルのヘルメットと同じく、一定の安全基準が設けられています。
必ず登山・クライミングの国際安全規格であるUIAA・CEの認証マークを取得している製品を選びましょう。
これらの規格は頭頂部への落石に対する衝撃吸収性だけでなく、前・側・後頭部への衝撃緩和やあごひもの破断強度、鋭利な岩に対する貫通防止などを獲得している証となります。
ヘッドランプとの相性も重要

早朝の暗い時間からの行動や万が一のビバーク時には、ヘルメットの上にヘッドランプを装着することがあります。
登山用ヘルメットの多くには、ヘッドランプのバンドがズレ落ちないように固定するクリップやバンドなどが備わっています。
手袋をしたままでもクリップにバンドを挟みやすいか、手持ちのヘッドランプがしっかり固定できるかを確認しておきましょう。
登山におすすめのヘルメット6選
軽量モデル
PETZLのシロッコは170gという驚異的な軽さを誇るヘルメットです。
必要な耐久性を備えつつ長時間の着用を実現し、疲労軽減にも貢献します。
PETZL シロッコ
超軽量で長時間装着可能なヘルメット
コスパに優れたモデル
BlackDiamondのハーフドームは、調整ダイヤルの使い勝手から十分な耐久性を確保したコストパフォーマンスに優れたモデルです。
豊富なカラーバリエーションも相まって、エントリーユーザーにもおすすめです。
BlackDiamond ハーフドーム
コストパフォーマンスに優れたヘルメット
クライミング兼用モデル
Mammutのクラッグ センダーは通気性に優れたクライミングヘルメットです。
使い勝手がよく、ヘッドライトの取り付けやフィット感の調整など、快適で安全な山行をサポートします。
Mammut クラッグ センダー
通気性に優れたクライミングヘルメット
初心者向けモデル

モンベルのL.W.アルパインヘルメットは、220gの軽量性にアジアンフィットが特長の登山・クライミング用ヘルメットです。
コストパフォーマンスとのバランスもよく、初心者におすすめです。
mont-bell L.W.アルパインヘルメット
軽量性とコストパフォーマンスに優れたヘルメット
上級者向けモデル
Black Diamondのベイパーは超軽量かつUIAAの強度規格をクリアしたヘルメットです。
軽量かつ優れた耐久性は、厳しい環境に挑むユーザーにおすすめです。
Black Diamond ベイパー
超軽量と優れた耐久性が魅力のヘルメット
女性にもおすすめのモデル
PETZLのボレアは髪を束ねている状態で装着がしやすいヘルメット。
専用設計で優れたフィット感を実現しています。
PETZL ボレア
ロングヘアに対応する女性向けヘルメット
登山用ヘルメットを安全に使うポイント
正しいかぶり方・あごひもの調整方法

ヘルメットはおでこをしっかり覆うように水平に被ります。
また、あごひもは指が1〜2本入る程度の適度なテンションでしっかり留めます。
体重の増減等でフィット感は変わり、緩すぎると衝撃でヘルメットが脱げてしまうので、一度調整してそのままにせず、山行時に細かに調整するのが大切です。
傷や衝撃を受けた場合の確認方法
登山中や下山後は、ヘルメットのシェルに深い亀裂や凹み、内部の発泡材にヒビや剥がれがないか定期的に点検しましょう。
外見上は小さな傷に見えても、衝撃吸収材である内部のフォームが潰れている場合があります。
使用後のお手入れ方法

使用後は汗を含んだインナーパッドを取り外してぬるま湯で優しく押し洗いし、日陰で陰干しします。
本体についた泥や汚れは水拭きしておきましょう。
たまにしか使わないからとメンテナンスせず放置してしまうと異臭の元となり、またカビが生えることも。
買い替え・交換時期の目安
目立った外傷がなくても、ヘルメットの素材は紫外線や皮脂、温度変化によって経年劣化します。
一般的な登山用ヘルメットの寿命は使用開始から3年〜5年、または製造から10年が目安です。
とはいえこれはあくまで目安であり、使用頻度や損傷などで急速に早まることは珍しくありません。
お気に入りのモデルだからと過剰に使わず、安全のため定期的な買い替えを検討しましょう。
登山でヘルメットを着用する際の注意点
サイズが合わないヘルメットのリスク
大きすぎるヘルメットは行動中に視界を塞ぎ、かえって足元の見落としや転倒の要因になります。
また小さすぎるヘルメットは側頭部を締め付け、頭痛や吐き気などの体調不良を招きます。
必ず試着してジャストサイズを選びましょう。
帽子やニット帽との併用方法
帽子やニット帽の上からヘルメットを被る場合は、頭頂部にボタンや飾りのついていないシンプルなキャップを選びましょう。
ボタンがあると落石時にその部分が頭皮に食い込み、怪我を悪化させる危険があります。
また、帽子の厚みを考慮してアジャスターを緩め、しっかりフィットするように再調整しましょう。
保管時の注意点
下山後「すぐに使うし面倒だから」と車のトランクや直射日光の当たる場所にヘルメットを放置するのは厳禁です。
車内の高温や湿気のある場所では素材が変形・収縮し、衝撃吸収能力が失われます。
風通しの良い室内の日陰で保管して、衛生面にも配慮しておきましょう。
落下・強い衝撃を受けたら交換する
登山用ヘルメットは、素材自体が潰れたり割れたりすることで衝撃を吸収する構造になっています。
そのため一度でも大きな落石を受けたり高所から落下させたヘルメットは、目に見える破損がなくても十分な機能性は発揮できない状態になっています。
大きな衝撃を受けたヘルメットは再利用せず新品を入手しましょう。
自分に合った登山用ヘルメットを選んで安全に登山を楽しもう
登山用ヘルメットは山行中に発生する事態から身を守り、安全に下山するためのアイテムです。
モデルによって多彩な特長を持った登山用ヘルメットは、好みのものを選びながらも、フィット感や登山スタイルに合わせた機能性をしっかり重視することが大切です。
ご自身に登山用ヘルメットを選んで、登山を安全に楽しみましょう。










