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初心者でもデジタル機器があればお手軽に野鳥観察ができる!
バードウォッチングが世界的に流行している!……らしい。
たしかに野鳥は数ある自然観察のなかでも手を伸ばしやすい。日本に分布する昆虫はおよそ3万種、維管束植物はおよそ7000種だが、野鳥はおよそ600種。数が少ないぶん、ほかのジャンルより識別が簡単だ。
しかも野鳥は季節移動するので、遠くへ出かけなくても向こうから近所に来てくれる。ときには美麗な種や珍しい種との出会いもあり、ゲーム性もある。
そして、初心者を泣かせてきた識別のハードルも大きく下がった。鳥を撮影して画像検索すれば、姿の似た鳥を提案してくれるので絞り込みやすい。
なるほど、流行するわけだ!と、思ったら『あした出会える野鳥100』なんて図鑑も出ている。鳥って「あした出会える」と言い切れるほどいるもの?
そこで高倍率コンデジと図鑑、スマホを携えて向かったのが東京の探鳥地。はたして野鳥は簡単に観察できるものなのか。
……結果、できました。4時間ほどかけて市街地~河原~樹林を歩いたところ、43種を撮影!ほとんどの種類は画像検索でも正しく同定された。
今シーズンはこんなお手軽鳥見から自然観察に入門するのはどうでしょう?
環境が多様だと鳥も多様
訪れたのはお手軽な探鳥地として知られる聖蹟桜ヶ丘周辺。市街地、小河川、大河川、草原、樹林帯……がまとまっているので、それぞれの環境を好む野鳥を観察できる。

ちょっといい双眼鏡と高倍率コンデジを使ってみる!

ニコン/MONARCH M5 8×42 ¥41,800
バードウォッチングに使う双眼鏡の最適な倍率は8〜10倍。入門者は視界に対象をとらえやすい8倍が扱いやすい。大定番の本機は対物レンズ有効径が42㎜で倍率が8倍。視野が明るく像もシャープ。

ニコン/COOLPIX P1100 ¥149,600
2025年登場の超高倍率機。広角24㎜から3000㎜までを自在にズーム。一台で環境から遠くの鳥までを撮影できる最強の自然観察カメラ。

肉眼ではちょっと遠い鳥が……

撮った鳥をその場で画像検索!
デジタルカメラで写真を撮ったら、その場でスマホに転送してGoogleレンズで検索!提案された種名と図鑑を照らし合わせて、種類を同定する。今回撮影した鳥の正解率は43分の40!ドンピシャとはいかなくても、近い仲間までの絞り込みには十分使える。


文/柴田佳秀 写真/菅原貴徳 イラスト/piro piro piccolo
価格1,760円(税込)
「ものさし鳥」を意識する
初心者が未知の鳥を同定するとき、参考になるのがものさし鳥。スズメやカラスなどのよくいる鳥のサイズ感を覚えておいてそれと比べるとおおよその大きさがわかる。

びっくり!?初心者でも1日でこんなに出会える!
3月上旬、多摩川から桜ヶ丘公園で見た面々。場所を選べば都市でも多彩な鳥を見られました!たった1日の観察中に見られた野鳥はこちら!





なんと全43種!……に加えて撮影はできなかったもののガビチョウ、コジュケイ、シロハラ、オナガ、ウグイスも確認。都市近郊でも、野鳥はたくさん観察できます!
※構成/藤原祥弘 撮影/矢島慎一
(BE-PAL 2026年5月号より)




