しかもここ、ただ景色が良いだけではありません。オオトカゲ、リス、カニ、歩く魚など、次々にたくさんの生き物に遭遇します。
今回は雨上がりのタイミングで歩いてみたのですが、どうやら動物たちもちょっと油断していた様子。思った以上に近い距離で観察することができました。
到着前から生き物だらけ
公園に向かう途中にまず目に入るのはこの看板。

日本だとシカ、オーストラリアではカンガルー注意の標識なんかもあるようですが、オオトカゲに注意!の看板はいかにもタイっぽい。
指示通り注意しながら行くと、まさに目の前を動物が横切りました。


リスでした!目にも止まらぬ速さで木に登って行きます。

そうこうしているうちに到着しました。


早速歩き始めると、まず目に入るのがこれ。

様々な大きさの隙間をつくる事でいろんな虫が中で暮らしやすいようにした構造物で、周辺の生態系の多様性に貢献する目的で建てられています。
生き物いっぱいの遊歩道
遊歩道のスタート地点に着きました。

南国らしい湿った空気の中、聞こえるのは蝉や鳥の鳴き声と、枝を折るようなパキッ、パキッという音。近くで誰かが作業でもしているのかと思いましたが、そういう訳でもなさそう。
マングローブってそんなコンスタントに折れるのか??そんなはずはないだろう、と思って調べてみると、なんと音を出しているのはエビらしい!

泥の中に潜り込んでいるテッポウエビが高速でハサミを閉じて気泡を発生させている音らしい。ほんとに?!結構すごい音するけど?!実際この衝撃波で獲物を気絶させたり敵を追い払ったりするんだとか。
タイの子供たちはこれを捕まえて金属製の器に入れて遊ぶこともあったらしい。なにそれ楽しそう!
しばらく歩いていくと開けたところに出ました。


今度こそオオトカゲ!!


日本だと動物園でしか見られないミズオオトカゲですが、実はタイでは珍しくもなんともありません。大都会バンコクの街なかの公園にもいるくらい、水辺には大体どこにでもいます。それでも大きいものは体長2mを超えるので結構迫力があります。
マングローブの繁殖方法
歩いているとそこら中に落ちているこれ。


これがマングローブの種で、落ちるとそのまま泥に突き刺さって芽を出します。

この種、水に浮くので潮の満ち引きで運ばれた先に根付くこともあります。実際ビーチに流れ着いていることもよくあり、子どもの遊び道具になっていることも。
泥の上を歩く生き物たち
また背の高いマングローブの生い茂るエリアに戻ってきました。

マングローブには先ほどのオオトカゲがいた所のような低木のものから、このように10m以上になるものまで様々な種類のものがあります。

マングローブの根本にはたくさんの穴があり、その多くがカニの穴です。近づくとサササーっとそれぞれの穴に潜って隠れます。
しばらくじーっと待っているとまた出てくるので、写真に収めようと息を殺していると、すぐ近くで「ぴしゃっ」という水の音がしました。

見ると水から顔を出したトビハゼでした。体長20cmくらい。頭はピンポン玉より大きいのでは。目がきょろきょろして時々まばたきをするのがなんとも可愛らしい。

器用にヒレを使って泥の上を歩きます。日本でトビハゼとしてイメージされる小さいものと比べるとかなり大きいので迫力があります。
そうこうしているうちに、また入り口の近くに戻ってきました。

なんとオオトカゲに餌やり体験ができるらしい。今度息子を連れてきた時にやってみようかな。

丸々とよく肥えた個体が竹製のデッキの上で待ち構えていました。餌付けされすぎでは。
森の中の自然博物館
ここには他にも漁具や環境保全への取り組みなど、まさに自然博物館のような展示がたくさんあります。


周回路はゆっくり回っても15分くらいですが、途中に枝分かれした道がいくつもあり迷路のようです。地図の看板も各所にあるのですが、描かれていないところや通行止めの箇所があるのであまり当てになりません。

そんなところも含めてタイっぽくて良い、素敵な場所。ちなみになんと入場無料です。(2026年5月現在)
ただし、雨上がりや夕方は蚊がかなり多いので、虫除けは忘れずに。
「プランブリー森林公園」は整備された遊歩道を歩くだけで、巨大トカゲやトビハゼ、カニたちが“普通に暮らしている世界”に入り込めます。ホアヒン周辺を訪れるなら、ぜひ立ち寄ってみてください。
プランブリー森林公園
https://www.thainationalparks.com/pran-buri-forest-park




