これからタープを使い始める方はもちろん、状況に合わせてもっと快適に張れるようになりたい方にも役立つ内容です。
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タープの張り方を覚えたい!
日差しをやわらげたり、雨をしのいだり、くつろげるリビングスペースを作ったりと、タープが一枚あるだけでキャンプの過ごしやすさはぐっと変わります。
さらに、タープは、張り方を変えれば、見た目も使い勝手も大きく変えられるのが魅力。基本を覚えておけば、天候やサイトの広さ、その日の過ごし方に合わせて柔軟にアレンジができます。
まずは基本の張り方を身につけて、そこから小川張りなどのアレンジに挑戦するのがおすすめ。タープを使いこなせれば、キャンプがさらに快適になるのは間違いなし。この機会に基本とアレンジ方法を学んでおきましょう。
タープの基本的な張り方
ステップ①
まずはタープを広げる場所を決め、本体の向きを確認します。タープを広げる前に、日差し・雨・風の向きを確認しておきましょう。たとえば夕方の西日を避けたいときは西側を覆うように張り、雨が心配なときは片側を低くして雨水が流れる角度をつけます。風がある日は、風上側を低めにして、タープの広い面が風をまともに受けない向きにすると安定しやすくなります。
そのうえでタープ本体を地面に広げ、四隅のおおよその位置を決めておきましょう。
ステップ②
四隅をある程度決めたら、メインポールを立ち上げます。まずはポールの先端をタープのハトメに差し込み、タープを持ち上げるようにしてポールを起こしましょう。この時点ではまだ不安定なので、すぐに完成と考えず、支えながら次の作業に移ります。
ポールを起こしたら、ポール上部に、二又のガイロープの先を取りつけます。
そしてガイロープを左右に広げるように取り、ペグダウンして固定します。左右の張り具合が揃っていないとポールが傾きやすいため、片側だけを強く引かず、バランスを見ながら少しずつ調整するのがコツです。
ステップ③
次は、四隅のループにガイロープを取り付けます。あらかじめロープが付いたままになっているモデルもありますが、外れている場合はこの段階でセットしておくと、その後の設営がスムーズです。ロープの長さは最初からきっちり決めすぎず、あとで調整できるくらいにしておくと扱いやすくなります。
ガイロープを付けたら、四隅のうち風上側から位置を決めてペグダウンしていきます。最初はすべてを強く張る必要はなく、まずは形を取るための仮止めで問題ありません。風上側を先に押さえておくと、タープ本体があおられにくくなり、作業がしやすくなります。
ステップ④
ポール上部の二又のガイロープまで固定できたら、最後に四隅と各ロープの張り具合を整えていきます。ガイロープについた自在金具を動かして長さを調整し、生地にきれいな張りが出るように整えましょう。
どこか一か所だけを強く張るのではなく、左右や前後のバランスを見ながら調整すると、全体の形がきれいに決まります。
ここが雑だと、見た目が崩れるだけでなく、雨がたまりやすくなったり風を受けやすくなったりします。
仕上げでは、ポールがまっすぐ立っているか、タープに無理なテンションがかかっていないかも確認しておくと安心です。
タープの張り方はバリエーション可能!
小川張り
小川張りは、タープとテントをつなげるように設営する張り方です。テントの入口をタープで覆うため、雨の日でも出入りしやすいのが大きな魅力。リビングスペースと寝る場所を近くまとめられるため、荷物の出し入れもスムーズです。
テントとタープの距離が近くなるぶん、サイト全体にも一体感が生まれます。
小川張りは、テントの入口をきちんと覆える位置にタープを合わせるのがポイントです。距離や高さが合っていないと、形が崩れやすくなります。
サブポールを使ったバリエーション
サブポールを使うと、タープの一部を持ち上げて空間を広く取れます。出入口を広げたいときや、景色が見える方向を開きたいときに便利な張り方です。
閉じた印象になりやすい基本形でも、サブポールを加えるだけで一気に開放感が出ます。
風を通したいときや、圧迫感を減らしたいときにも効果的です。夏場は空気が抜けやすくなり、タープ下で過ごしやすくなります。
大きく形を変えなくても使い勝手が変わるため、基本の張り方に慣れてきたら最初に試しやすいアレンジです。
ロースタイルバリエーション

ロースタイルのタープは、全体の高さを抑えて落ち着いた空間を作りたいときに向いています。ローチェアやローテーブルと相性がよく、包まれるような安心感が出やすいのが特徴です。タープの位置が低くなるぶん、日差しや横からの雨も入りにくくなります。
一方で、高さを下げすぎると圧迫感が出てしまい、出入りしにくくなります。快適さを保つには、座ったときの視界や立ち上がる動作をイメージしながら高さを決めるのがポイントです。
のんびり過ごしたい日のリビング作りに向いている張り方です。
暴風幕を合わせるバリエーション
風が気になる季節や冷え込みやすい時期には、暴風幕を組み合わせたアレンジも役立ちます。風を受けやすい側をカバーするように張れば、体感温度が変わりやすく、食事や団らんの時間も過ごしやすくなります。
横風を軽減できるため、寒い時期のキャンプでは防寒性がアップします。
暴風幕は風を防ぐのに便利ですが、四方を閉じてしまうと、タープ本体が風圧を受けやすくなります。風上側を覆うように使用するのがよいでしょう。
雨天時や強風時など天候に合わせる
タープは晴れた日に便利なだけでなく、天候に合わせて張り方を変えられるのも魅力です。雨の日は、雨水がたまらないように片側を低くして傾斜をつけて張ります。平らに近い状態だと生地の上に水が残りやすいため、しっかり角度をつけて流れやすくすることが大切です。
風が強い日は、ポールを高く上げすぎず、風上側を低めにして張ると安定しやすくなります。あわせて、ガイロープもしっかり張って、タープがばたつかないように整えておきましょう。このとき、ガイロープを固定するペグは、40cmクラスの長いものを使うと安心です。短いペグよりも地面にしっかり効きやすく、風を受けたときも抜けにくくなります。
ただし、風が強すぎるとタープがあおられて破損するおそれがあります。無理に張り続けず、危ないと感じたら早めに畳む判断も大切です。
タープの張り方を覚えたい!アレンジも試してみよう!
タープの張り方を覚えたいなら、まずは基本の流れをしっかり身につけることが近道です。四隅を決めて、ポールを立てて、全体のテンションを整える。この一連の動きが自然にできるようになるだけで、設営の不安はかなり減っていきます。
そのうえで小川張りやロースタイル、サブポールを使った開放的なアレンジなどに挑戦していけば、キャンプの楽しみ方はもっと広がります。天候やサイト条件に合わせて張り方を変えられるようになると、タープはただの日よけではなく、キャンプ空間を自在に作るための頼もしいギアになってくれるはずです。













